わたしに従ってきなさい
神権はどのようにして回復されたのでしょうか


神権はどのようにして回復されたのでしょうか

神権は, 古代においてそれを持っていた人々による按手によってジョセフ・スミスに回復されました。1829年5月,バプテスマのヨハネはアロン神権を回復して, その後間もなくペテロ,ヤコブ,ヨハネの3人の救い主の初期の使徒がメルキゼデク神権を回復しました。1836年4月3日に,モーセ,エリヤ,エライアスがさらに,神権の鍵を回復しました。

霊的に備える

あなたは神権の回復に対する証をどのように得ましたか。この証はあなたの神権の奉仕の中でどのような違いをもたらしてきましたか。

若い男性は神権の回復について何を知っているでしょうか。神権の権能に対する彼らの証を築くうえで,どのような経験が助けとなってきたでしょうか。

以下の聖句と資料をよく祈って研究してください。神権の回復についてあなたの心を鼓舞するのは,どの聖句と資料ですか。

ヘブル5:4;信仰箇条1:5(人は神権を受けるには神から召されなければならない)

教義と聖約1:20(すべての人が主の名によって語るために福音が回復された)

教義と聖約2章(エリヤが神権を現し,先祖の約束が子孫に心に植えられる)

教義と聖約13章ジョセフ・スミス―歴史1:68-72(バプテスマのヨハネがアロン神権を回復した)

教義と聖約27:12-13(ペテロ,ヤコブ,ヨハネがメルキゼデク神権を回復した)

教義と聖約110章(モーセ,エリヤ,エライアスによってそのほかの神権の鍵が回復された)

デビッド・A・ベドナー「天の力」『リアホナ』2012年5月号,48-51(ビデオ「神権の権能と力」も参照)

ジェフリー・R・ホランド「最も際立った特性」『リアホナ』2005年5月号,43-45

ビデオ―「神権の回復」

ビデオ―「神権について語るペリー長老,第4部:回復は権能の存在を明確にしている」

救い主の方法で教える

救い主は弟子たちの可能性を見て,彼らが学び,自分に最善の方法を身に付けるための独特な方法を見つけられました。あなたにはそれぞれの若い男性が神権の回復に対する証を得るうえで彼らを助けるというかけがえのない機会があります。この証は若い男性とその家族,そしてほかの人々を永遠に祝福することができます。

若い男性に指導する機会を与える

定員会会長会の一員が,定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし,(聖文と小冊子『神への務め』から)神権の義務について教え,アドバイザーまたは定員会の会員に福音のレッスンを教えるように勧めます。このための準備として,会長会集会の間に定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。

学ぶ経験を始める

先週のレッスンを復習し,今週のレッスンの導入をするために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。

  • 数人の若い男性に,先週学んだ重要な真理を要約した一つの文章を書いてもらいます。

  • 可能であれば,定員会で神権の系譜を分かち合い,それが何かを説明します(または一人の若い男性に自分のものを分かち合うように勧めます)。神権の系譜は神権の回復について若い男性に何を教えてくれるでしょうか。(メルキゼデク神権者はlineofauthority@ldschurch.orgへ電子メールを送り,自分の神権の系譜のコピーを請求することができます)神権の系譜に載っている人々について調べるとよいでしょう。あなたが学んだことの中で,どのような事柄が,神権の力を尊びたいというあなたの気持ちを高めてくれましたか。

一緒に学ぶ

以下の活動はそれぞれ,定員会の会員が神権の回復を理解するうえで役立つでしょう。御霊の促しに従って,定員会に最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 定員会の会員の一人に,このレッスンの一部を教えてもらいます。この活動を,「神への務め」の計画の一部として行い,神権の回復について学習し,教えることができます(「教義を理解する」1842,または66ページ参照)。

  • 神権の回復の出来事を描いた絵を提示する(『福音の視覚資料集』93-95参照), またはビデオ「神権の回復」を見ます。若い男性に,これらの出来事の主要な登場人物 (ジョセフ・スミス,バプテスマのヨハネ,エリヤなど)を言ってもらいます。それらの出来事についての聖句(この概要で提案されている聖句など)を読み,若い男性に質問があるか尋ねます。若い男性に,神権によって祝福を受けたことについて,何か一つ分かち合ってもらいます。

  • 若い男性に,L・トム・ペリー長老が「神権について語るペリー長老,第4部――回復は権能の存在を明確にしている」で答えている質問を与えます。若い男性にビデオを見る前に質問に対する答えを書いてもらいます。それからビデオを見せ,ペリー長老の答えから得たそのほかの考えを分かち合うように勧めます。彼らが神権を受けたときにどのように感じたかを分かち合ってもらいます。

  • ジェフリー・R・ホランド長老の説教「最も際立った特性」を切り分けて若い男性に配布します。若い男性に自分の説教の部分から「どのように神権は授けられるか」と「なぜ神権はこの方法で与えられるのか」という質問に対する答えを探してもらいます。この話し合いの一部として,若い男性に,ヘブル5:4と信仰箇条1:5を読むように勧めます。アロン神権者が神権の回復について知ることはなぜ大切なのでしょうか。

  • ビデオ「神権の権能と力」を見せ,定員会として,デビッド・A・ベドナー長老の父親が尋ねた質問について話し合います(または若い男性に「天の力」の説教の中の経験について読むように勧めます)。わたしたちは神権を持っている理由で,どのように世界中のほかの人と異なっているでしょうか。

若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。彼らは神権の回復をこれまでよりも理解しているでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「ある主題について何人かの生徒が意見を持っている場合は,次のように言うとよい。『最初にあなたの意見を聞いて,次にあなたの意見を聞きます。』生徒は意見を述べる機会が与えられることを知っているため,整然として順番を待つことであろう。」(『教師,その大いなる召し』69)

行動するように勧める

司会をしている定員会会長会の会員が,閉会行事を司会します。彼は以下を行うことができます。

  • 神権の回復について自分の気持ちを分かち合う,またほかの人も同じように分かち合うように勧める。

  • 定員会の会員に神権の回復について教えるための概要を作成するよう勧める (『神への務め』1842,または66参照)。