聖文の物語
ダビデとゴリアテ


「ダビデとゴリアテ」『旧約聖書物語』きゅうやくせいしょものがたり

「ダビデとゴリアテ」『旧約聖書物語』きゅうやくせいしょものがたり

サムエルじょう17しょう

ダビデとゴリアテ

おおきな問題もんだい直面ちょくめんする

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ゴリアテ

ペリシテびとはイスラエルのたみをこうげきしていました。毎朝まいあさ,ゴリアテというのペリシテびと大男おおおとこが,イスラエルじんならだれでも自分じぶんとたたかうようにといどんでいました。ゴリアテはほかのだれよりもからだおおきくてせもたかく,らんぼうものでした。ゴリアテはおもいぶぐをにつけ,つるぎとやりとおおきなたてをあるいていました。あえてゴリアテとたたかおうとするものはだれひとりいませんでした。

サムエルじょう17:1-11

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<ruby>食物<rt>しょくもつ</rt></ruby>を<ruby>食<rt>た</rt></ruby>べるイスラエル<ruby>軍<rt>ぐん</rt></ruby>

ダビデはしゅへのしんこうをいだく,としわかいひつじかいの少年しょうねんでした。ダビデのあにたちはイスラエルぐん兵士へいしでした。ある,ダビデはあにたちに食物しょくもつっていきました。ぐんのやえいちにとうちゃくすると,ゴリアテがたたかいをいどむこえがきこえてきました。

サムエルじょう17:20-23

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<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>たちに<ruby>話<rt>はなし</rt></ruby>かけるダニエル

ダビデは兵士へいしたちに,なぜだれもイスラエルをまもらないのかとたずねました。あにたちはおこって,もどってひつじ世話せわをするようにとダビデにいました。しかし,ダビデは,しゅがイスラエルをまもられることをっていました。

サムエルじょう17:24-30

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サウル<ruby>王<rt>おう</rt></ruby>に<ruby>話<rt>はな</rt></ruby>すダビデ

サウルおうはダビデのしんこうをっていたので,ダビデにうようもとめました。ダビデはサウルに,自分じぶんはゴリアテとたたかうことをおそれてはいないとい,以前羊いぜんひつじ世話せわをしているときに一頭いっとうのライオンと一頭いっとうのクマをころしたことがあると説明せつめいしました。そのときしゅはダビデをまもられたので,今回こんかい自分じぶんをまもってくださるとダビデはかくしんしていたのです。

サムエルじょう17:31-37

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ぶぐを<ruby>身<rt>み</rt></ruby>につけようとするダビデ

サウルはダビデに自分じぶんのぶぐをあたえました。しかしからだわなかったので,ダビデはぶぐをぬぎすてました。なんのぶぐもにつけずにたたかうことにしたのです。

サムエルじょう17:38-39

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<ruby>石<rt>いし</rt></ruby>を<ruby>持<rt>も</rt></ruby>つダビデ

ダビデはいつつのなめらかないしあつめて,それらをふくろにれると,いしなげきとひつじかいのつえをってゴリアテにちむかってきました。

サムエルじょう17:40

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ゴリアテによびびかけるダビデ

ゴリアテはダビデをると,大声おおごえげ,ダビデをからかいました。ひつじかいの少年しょうねん自分じぶんをうちまかすことなどできないとったのです。ダビデは,しゅがかなら/rt>ずまもってくださるとかえし,かならずゴリアテをかしてしゅのいだいさをしめしてみせるといました。

サムエルじょう17:42-47

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ゴリアテとたたかうダビデ

ダビデはゴリアテにむかってはしってくと,すばやくいしなげきでいしげました。いしはゴリアテのひたいにたり,大男おおおとこ地面じめんにたおれました。しゅはダビデがつるぎもぶぐもにつけずにゴリアテをたおせるようにたすけてくださったのです。

サムエルじょう17:48-50

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ダビデとゴリアテのいたい

ペリシテびとはゴリアテがんだのをると,こわくなってにげてきました。イスラエルのたみはたたかいにかちました。ダビデはしゅをしんらいし,しゅはイスラエルをまもってくださったのです。

サムエルじょう17:51-53