「シオンに集まるナイト家族とそのほかの人々」『教義と聖約物語』
「シオンに集まるナイト家族とそのほかの人々」『教義と聖約物語』
1830年12月-1831年8月
シオンに集まるナイト家族とそのほかの人々
主のまねきにしたがう
ポリー・ナイトとジョセフ・ナイトは,家族とともにニューヨークに住んでいました。二人は預言者ジョセフをよく知っていました。福音を学んだ二人は,教会に入ることを選びました。主が聖徒たちにオハイオに引っ越すよう求められたとき,ナイト家族もしたがいました。
教義と聖約37章;『聖徒たち』,1:33,94,107-108
オハイオに到着したとき,ナイト家族はよろこびました。教会員のリーマン・コプリーは,自分の土地に聖徒たちの一部が住んでもよいと言っていました。そこには作物を植え,家を建てる十分な広さがありました。ジョセフ・ナイトと息子たちは,種まきのじゅんびのために懸命に働きました。
『聖徒たち』第1かん,122-123
しかしある日,リーマンは自分の土地について考えを変えました。これ以上聖徒たちには住んでもらいたくないと思ったのです。リーマンは,ナイト家族をはじめ,全員に出ていくように言いました。
『聖徒たち』第1かん,123
聖徒たちは心配になりました。住むところがなくなってしまったのです。聖徒たちは預言者ジョセフに,どうするべきかたずねました。
主は聖徒たちに,ミズーリに行ってシオンをきずくように言われました。シオンは,主の民が集合する町です。シオンでは,神殿を建て,そこで神様と聖約を交わす,つまり約束をします。その聖約を守るならば,主はかれらを祝福してくださるでしょう。ナイト家族はよろこんでミズーリに向かいました。
教義と聖約29:1-8;42:30-36;45:59-66;54:6-9;57:1-2;『聖徒たち』第1かん,124
ナイト家族がミズーリ州に移動しているとき,ポリーは重い病気になりました。夫のジョセフと息子たちは,ポリーがもう長くは生きられないのではないかと心配しました。しかしポリーは,死ぬ前にシオンに着きたいと家族に言いました。何よりもそれを望んでいたのです。
『聖徒たち』第1かん,124
長旅が終わり,ナイト家族はミズーリ州に到着しました。ポリーは,生きてミズーリ州を見ることができたことを主にとても感謝しました。ナイト家族は,その土地を美しいと思いました。そして,そこにシオンをきずくようにという主のいましめを守ることができるという信仰がありました。
『聖徒たち』第1かん,128
聖徒たちは特別ないのりをささげ,その地をシオンとよびました。主の民が来る地,という意味です。預言者ジョセフは,神殿の角になる場所に目印となる石を置きました。数日後,ポリーはなくなりました。主は,シオンに来てなくなった聖徒たちは天で休むと約束されました。
教義と聖約59:1-2; 『聖徒たち』 第1かん,128-129