第1章神かみがモーセに御ご自じ身しんを現あらわされる。モーセ、変へん貌ぼうする。サタンと相あい対たいする。人ひと々びとの住すむ多おおくの世せ界かいを見みる。無む数すうの世せ界かいが御おん子こによって創そう造ぞうされた。神かみの業わざと栄えい光こうは人ひとの不ふ死し不ふ滅めつと永えい遠えんの命いのちをもたらすことである。 第2章神かみは天てんと地ちを創そう造ぞうされる。すべての生いき物ものが創そう造ぞうされる。神かみは人ひとを造つくり、ほかのすべてのものを治おさめさせられる。 第3章すべてのものが地ち上じょうに自し然ぜんに存そん在ざいするに先さき立だって、神かみはそれらを霊れい的てきに創そう造ぞうされた。神かみは最さい初しょの肉にくなるものである人ひとを地ち上じょうで創そう造ぞうされた。女おんなは男おとこのふさわしい助たすけ手てである。 第4章サタンはどのようにして悪あく魔まとなったか。サタン、エバを誘ゆう惑わくする。アダムとエバは堕だ落らくし、死しが世よに入はいる。 第5章アダムとエバ、子こ供どもをもうける。アダム、犠ぎ牲せいをささげ、神かみに仕つかえる。カインとアベルが生うまれる。カインは背そむき、神かみよりもサタンを愛あいし、滅ほろびとなる。殺さつ人じんと悪あく事じが広ひろがる。福ふく音いんは最さい初しょから宣のべ伝つたえられる。 第6章アダムの子し孫そん、覚おぼえの書しょを記しるす。アダムの義ぎにかなった子し孫そん、悔くい改あらためを宣のべ伝つたえる。神かみはエノクに御ご自じ身しんを現あらわされる。エノク、福ふく音いんを宣のべ伝つたえる。救すくいの計けい画かくがアダムに明あきらかにされる。アダム、バプテスマと神しん権けんを受うける。 第7章エノクは教おしえ、民たみを導みちびき、山やま々やまを動うごかす。シオンの町まちが設せつ立りつされる。エノク、人ひとの子この来らい臨りんとその贖あがないの犠ぎ牲せいと聖せい徒とたちの復ふっ活かつを先せん見けんする。また、回かい復ふくと集しゅう合ごうと再さい臨りんとシオンの帰き還かんも先せん見けんする。 第8章メトセラ、預よ言げんする。ノアとその息子むすこたち、福ふく音いんを宣のべ伝つたえる。ひどい悪あく事じが広ひろがる。悔くい改あらための呼よびかけは無む視しされる。神かみは洪こう水ずいによるすべての肉にくなるものの滅ほろびを定さだめられる。