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家庭学習レッスン—使徒1-5章(単元17)


家庭学習レッスン

使徒1-5章(単元17)

家庭学習教師のための準備資料

毎日の家庭学習レッスンの要約

次の概要は,生徒が使徒1-5章(単元17)を学習して学んだ出来事,教義,原則の要約であり,レッスンの一部として教えるよう意図されたものではありません。実際に教師が教えるレッスンは,これらの教義や原則の一部に的を絞ったものにします。生徒の必要に合わせてレッスンを行えるよう,聖霊の促しに従うべきです。

第1日(使徒1:1-8)

生徒は,イエス・キリストが聖霊を通して使徒たちに御自身の御心を明らかにすることによって御自身の教会を導くこと,そして使徒たちはイエス・キリストの証人であり,全世界に主を証するということを学ぶことで使徒行伝の研究を始めました。その後,生徒は聖霊の力を通して,わたしたちもイエス・キリストの証人となることができることを学びました。このレッスンの資料により,生徒は新約聖書の後半の概要も学びました。

第2日(使徒1:9-26)

生徒はイエス・キリストの昇天の話を研究したとき,再臨の際,救い主が栄光のうちに天から降りて来られることを学びました。使徒たちがユダの代わりを選んだ方法について読んだとき,イエス・キリストの使徒は啓示を通して神によって召されることを学びました。

第3日(使徒2章)

生徒は,五旬節の日の出来事を研究したとき,次の真理を見つけました。聖霊に満たされると,聖霊はわたしたちが他の人々に教えたり証したりするのを助けてくださる。聖霊の力によって神の言葉を受け入れるとき,わたしたちの心は変わり,イエス・キリストに改心する。わたしたちがイエス・キリストを信じる信仰を持ち,悔い改め,バプテスマを受けるなら,聖霊の賜物を受ける備えをすることになる。

第4日(使徒3-5章)

ペテロとヨハネが神殿で足の不自由な男性を癒やしたとき,天の御父はわたしたちが求めたり期待したりする方法で祈りに答えてくださらないことがあるが,それでもその答えは常にもっと大いに価値あることのためであることを生徒は学びました。このレッスンで学んだその他の原則には,次のことが含まれます。イエス・キリストの僕は,キリストの名を信じる信仰によって奇跡を行うことができる。あらゆる時代の預言者たちが,末日の福音の回復を予告した。神の僕を欺くなら,それは神を欺くのと同じである。

はじめに

このレッスンは,生徒が福音を分かち合ったり,擁護する機会があるときに,大胆に対応する方法を知るのに役立ちます。

教えるための提案

使徒4:1-31

サンヒドリンの議員たち,ペテロとヨハネにイエス・キリストの名によって教えることをやめるよう命じる

生徒たちに,自分なら次の状況で何を行うかを深く考えてもらいます(レッスンの前にこれらの状況をホワイトボードに書いておくとよいでしょう)。

  1. 友人がソーシャルメディアに教会について真実でない投稿をした。

  2. チームが日曜日に試合を行わなくてはならないトーナメントの予定をコーチが立てた。

  3. 友人が,一般的に評判が良く支持されているものの,教会の教えに反している社会問題についてあなたの意見を求めてきた。

生徒に深く考える時間を十分与えたら,次の質問をします。

  • わたしたちが自分の信仰を分かち合ったり擁護したりする必要のある状況には,どのようなものがあるでしょうか。

生徒たちが,使徒4-5章を研究しながら,このような類いの状況で導きとなり得る真理を見つけてもらいます。

生徒が使徒4章の背景を理解するのを助けるよう,使徒3章の出来事や教えについて覚えていることを要約してもらいます。(神殿で,ペテロとヨハネは生まれつき足の不自由な男性を癒やし,イエスについて教えました。)

使徒4:1-6の要約として,ペテロとヨハネはこれらの行いのために捕らえられ,サンヒドリンと呼ばれるユダヤの最高議会の前に連れて行かれたことを説明します。サンヒドリンの議員の多くは以前に,救い主が捕らえられ,はりつけにされることに関与していたことを生徒たちに思い起こしてもらいます。

一人の生徒に,使徒4:7を声に出して読んでもらいます。他の生徒には,聞きながら,ユダヤ人の指導者がペテロとヨハネにした質問を見つけてもらいます。

  • ユダヤ人の指導者はペテロとヨハネに何と尋ねましたか。

  • イエス・キリストに従う者だったことを示した場合,ペテロとヨハネはどうなる可能性があったでしょうか。

もし自分がペテロかヨハネの立場だったとしたらどのように感じたか,そして,議会に対してどのようなことを言ったかについてよく考えるよう生徒に言います。

数人の生徒に,使徒4:8-21を順番に声に出して読んでもらいます。他の生徒には,聞きながら,議会に対してペテロが宣言したことを見つけてもらいます。

  • 使徒4:13によると,議会はなぜペテロとヨハネを不思議に思ったのでしょうか。

生徒たちに,使徒4:8を黙読してもらいながら,ペテロに影響を与え,議会に対して大胆に話す助けとなったものは何かを見つけてもらいます。

  • 聖霊に満たされることは,大胆に福音を教えるペテロの能力にどのように影響を与えたと思いますか。

  • 8節と13節に記録されたペテロの模範から,わたしたちはどのような原則を学ぶことができるでしょうか。(生徒は自分自身の言葉を使うでしょうが,必ず次のような原則を見つけるようにします。聖霊に満たされると,わたしたちは大胆に福音を分かち合うことができる。この原則をホワイトボードに書きます。)

  • 使徒4:18によれば,議会はどのような命令をペテロとヨハネに与えたでしょうか。

  • 19-20節によれば,ペテロとヨハネは議会の命令にどのように応じたでしょうか。

使徒4:23-30の要約として,ペテロとヨハネは解放されてから,他の信者たちと集まり,ともに祈ったことを説明します。

一人の生徒に,使徒4:31を声に出して読んでもらいます。他の生徒には,聞きながら,祈った後に何が起こったかを見つけてもらいます。

  • その人々が祈った後に何が起こったでしょうか。

  • これらの聖句で学んだことから,大胆に神の言葉を話す助けとなるよう聖霊を招くために,わたしたちには何ができるでしょうか。

レッスンの最初で話した状況に注意を向けます。

  • どのようにすれば,このような状況の中で,敬意と礼儀をわきまえながら,福音を大胆に分かち合うことができるでしょうか。(アルマ38:12参照。福音を大胆に分かち合うとは,自分が真実だと知っていることを自信をもって証するだけでなく,自分とは違う考え方や感情を持つかもしれない人々に対して謙遜さと敬意をもって証するという意味であることを説明するとよいでしょう。)

  • あなたが大胆に神の言葉を話すのを聖霊が助けてくださったのは,どのようなときでしたか。

  • 聖霊が助けてくださったことをどのようにして気づきましたか。

使徒5:12-42

使徒たち,イエス・キリストの名によって癒やしたために投獄される

自分がペテロとヨハネの時代に生きており,「エルサレムタイムズ紙」の新聞記者であると想像するよう生徒に言います。記者たちは,使徒5:12-32の部分を研究してから,何が起こったのかを要約した大見出しを書くよう頼まれていると説明します。(これらの聖句の背景を示すため,サンヒドリンがペテロとヨハネにイエス・キリストの名によって教えることをやめるよう命じたことを生徒に思い出してもらいます。)それぞれの聖句に対して以下の指示に従ってもらいます。

  1. 使徒5:12-16(全員でこの聖句を読み,一緒に大見出しを書きます。)

  2. 使徒5:17-23(二人一組でこの聖句を読み,大見出しを書くよう生徒に言います。何組かに自分たちの大見出しを発表してもらいます。)

  3. 使徒5:24-32(独りでこの聖句を読み,大見出しを書くよう生徒に言います。何人かの生徒に,自分の大見出しを発表してもらいます。)

生徒たちが自分たちの大見出しを発表した後で,次の質問をします。

  • 使徒5:29によれば,ペテロと他の使徒たちが,議会からの命令にもかかわらず,イエスの名によって福音を宣べ伝え続けていた理由は何だと言ったでしょうか。

次の未完成の文章をホワイトボードに書きます。人よりも神に従うことを選択するなら,___

  • 使徒4-5章で分かったことから,この文章をどのように完成させることができるでしょうか。(生徒たちが答えた後で,次のように,ホワイトボードの文章を完成させます。人よりも神に従うことを選択するなら,神はわたしたちとともにいてくださる。

  • ペテロとその他の使徒たちが議会よりも神に従ったとき,神はどのような方法で彼らとともにいらっしゃいましたか。(神は彼らを聖霊で満たし〔使徒4:8,31参照〕,奇跡を行う力を与え〔使徒5:12-16参照〕,彼らを獄から救うために天使を遣わされた〔使徒5:17-20参照〕。)

  • あなたやあなたの知人は,これまでどのようなときに人よりも神に従うことを選んだでしょうか。神はどのような方法であなたやあなたの知人とともにいることを示されたでしょうか。

数人の生徒に,交代で使徒5:33-42を声に出して読んでもらいます。他の生徒には,聞きながら,主がペテロとその他の使徒たちとともにいらしたことを示す別の例を見つけてもらいます。

使徒5:33から,議会はペテロとヨハネを殺そうとしていたことが分かることを指摘します。

  • 41-42節によれば,使徒たちはこの脅威に直面していながら,どのように主に忠実であり続けたでしょうか。このようなときに,主はどのように彼らとともにいらしたでしょうか。

  • わたしたちが福音に従って生活をするよう努力し,周りの人々に福音を分かち合うとき,このレッスンで見いだした真理はどのようにわたしたちを助けることができるでしょうか。

今日教えられた真理についてあなたの証を分かち合い,自分の生活の中でこれらの真理を応用するよう生徒に勧めます。

次の単元(使徒6-12章)

どれほど多くの人々が福音のために殉教者として命を落としたと思うか,生徒に尋ねます。次の一週間,使徒6-12章を研究するときに,イエス・キリストのための二人の勇敢な殉教者(一人は七十人,もう一人は使徒)について学ぶことを説明します。生徒に次の質問について考えるように言います。コルネリオに関するペテロの示現は,教会にとってなぜそれほど重要なのでしょうか。サウロ(パウロとしても知られる)の人生を変える,どのようなことが起こったのでしょうか。サウロはどのようにして目が見えなくなったのでしょうか。また,主は誰にサウロの視力を回復するようお命じになったでしょうか。