手引きと召し
15.宗教教育セミナリー・インスティテュート

「15.宗教教育セミナリー・インスティテュート」『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』(2020年)

「15.宗教教育セミナリー・インスティテュート」『総合手引き』

15.

宗教教育セミナリー・インスティテュート

15.0

はじめに

宗教教育セミナリー・インスティテュート(S&I)は,親や教会指導者を補佐して,青少年やヤングアダルトがイエス・キリストと回復された福音に対する信仰を増し加えられるように助けます。このことは,家庭を中心とした,聖文と生ける預言者やそのほかの教会指導者の言葉の研究を支援することによって実現されます。

セミナリー・インスティテュートプログラムは,教会の大管長の指示の下に,教会教育管理会が定めた方針によって管理されています。ステーク会長会は,ステークやワードでこれらのプログラムを実施します。ステークやワードの指導者は,セミナリー・インスティテュートプログラムへの若人の参加状況を定期的に確認します。

各ステークにS&I職員の担当者が割り当てられ,指導者がS&Iプログラムを管理運営できるよう支援します。

15.1

セミナリー

4年間のプログラムであるセミナリーを通して,青少年は聖文や末日の預言者の教えにあるイエス・キリストの福音を学びます。セミナリーの生徒は,通常14歳から18歳です。

ビショップリック,青少年指導者,定員会会長会,クラス会長会は,セミナリーに全面的に参加するよう青少年全員に働きかけます。ビショップリックは毎年セミナリーのクラスが始まる前に,子供の登録を済ませるよう親に勧めます。詳細については,ChurchofJesusChrist.orgの「セミナリー登録」を参照してください。

15.1.1

教師

セミナリーの教師は,主イエス・キリストを信じる信仰と,回復された主の福音に対する証を持つ教会員でなければなりません。また,教師は自分が教える原則に従って生活し,青少年とよい関係を築ける人です。ステーク会長会の一員は,ステークのセミナリー教師を召し,任命し,また解任します。まず,ステーク会長会の一員は,ビショップやS&I職員と評議します。そして,その教師が召され,任命された後は,S&I職員が教師を訓練し,支援します。

教師と生徒を守るため,セミナリーのクラスが行われている建物や家庭には,二人の成人が同席する必要があります。複数の教師を召すか,またはほかの信頼のおける成人に同席するよう割り当てることもできます。二人目の成人として,教師の配偶者やクラスの生徒の親に同席してもらうこともできます。同席する人は,教師の成人した家族である場合を除き,教師と同性でなければなりません。また,生徒が教師の子供である場合を除き,教師は,教室や建物や車の中で生徒と二人きりになるべきではありません。

15.1.2

クラスのオプション

セミナリーは,生徒が平日に毎日教師に会うことができれば最も助けになります。しかし,安全上の問題や移動距離などの理由で,それができない場合もあります。地元の指導者には,セミナリーを開くうえで,以下の選択肢があります。

オプション

クラスで毎週行うレッスン数

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

オプション

A

クラスで毎週行うレッスン数

5回(50分)

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

なし

オプション

B

クラスで毎週行うレッスン数

4回(60分)

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

なし

オプション

C

クラスで毎週行うレッスン数

4回(50分)

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

1

オプション

D

クラスで毎週行うレッスン数

3回(50分)

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

2

オプション

E

クラスで毎週行うレッスン数

2回(90分)

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

1

オプション

F

クラスで毎週行うレッスン数

2回(50分)

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

3

オプション

G

クラスで毎週行うレッスン数

1回(50分)

家庭学習またはオンラインで毎週行うレッスン数

4

教会指導者はS&I職員と相談して,以下に該当するオプションを決定します。

  • 生徒が福音を学び,霊的に成長するうえで最も助けになる。

  • 生徒の安全を確保できる。

  • 不必要に家族に負担をかけない。

平日に教師と会うのが難しい場合は,テクノロジーを使ったバーチャルクラスを検討することができます。

クラスは日曜日に開くべきではありません。例外については,教会教育管理会の承認が必要です。

15.1.3

建物,備品,資料

ステークやワードの指導者は,集会所や会員の自宅などの場所をセミナリーのクラスのために利用できるようにします。セミナリーのクラスのために建物や部屋を借りるべきではありません。集会所でクラスを行う場合,教師が資料室にある備品を利用できるようにします。

S&I職員は,各クラスのために教師用と生徒用の資料を提供します。印刷版かデジタル版かを問わず,生徒は自分の聖典を持参するべきです。

15.1.4

クラス役員と活動

セミナリー教師は,会長,副会長,書記などのクラス役員を選ぶことができます。まず教師は,各生徒の親とビショップに連絡して承認を得ます。クラス役員は,支持や任命を受けることはありません。クラス役員は,教室での雑務に関して教師を手伝い,ほかの生徒の出席や参加を促すことができます。

セミナリー教師は,通常のクラス時間外の活動や,教室から離れた場所での活動を行うべきではありません。例外については,地元の神権指導者の承認が必要です。

15.1.5

単位取得と卒業

セミナリーの生徒は,定期的にクラスに出席して参加し,クラス以外の時間にも聖文を研究するならば,より効果的に学び,改心を深めることができます。そのようにして,生徒は毎年セミナリーの単位を取得し,セミナリーを卒業できるようになります。

中には,読解力の問題やそのほかの理由で,セミナリーの単位を取得することが困難な生徒がいるかもしれません。教師は,このような生徒の必要に合わせて,要件を調整することができます。プログラム全体の調整については,S&I職員が申請することができます。こうした調整には,S&I本部の承認が必要です。

セミナリーを卒業するには,生徒は4年間の単位を取得し,ビショップリックの一員から宗務指導者としての推薦を得なければなりません。この推薦は,生徒がふさわしいことと,福音の標準に従って生活する決意があることを証明するものです。

毎年ステークは,セミナリーの卒業式を行います。この行事は,ステーク会長会の一員または高等評議員が計画します。S&I職員はそれを助けることができます。詳しくは,「セミナリーとインスティテュートの卒業式ガイド」を参照してください。

15.1.6

リリーストタイムセミナリー

アメリカ合衆国とカナダの一部の地域では,地元の法律により,生徒が学校を離れて,授業時間中にセミナリーに出席することが認められています。教会教育管理会が,この種のセミナリーを実施する場所を承認します。リリーストタイムセミナリー〔訳注—学校の敷地に隣接した建物で,授業時間中に行われるセミナリー〕について,詳しくは,ChurchofJesusChrist.orgの「リリーストタイムセミナリー」を参照してください。

15.2

インスティテュート

インスティテュートは,イエス・キリストと回復された福音に対する信仰と証を強めるため,週日の福音学習クラスを提供しています。18歳から30歳までのヤングシングルアダルトは,学生であるか否かを問わず,インスティテュートのクラスへの出席を奨励されるべきです。

多くの地域では,キャンパスを拠点としたインスティテュートクラスは利用できません。そのような場合,ステーク会長はステーク単位で行うインスティテュートクラスを設けることができます。神権指導者とS&I職員が,そのための準備を取りまとめます。

ステーク単位で行うインスティテュートクラスの設立と運営,施設計画,教師の召し,学生の成績の評価に関するそのほかの指針は,ChurchofJesusChrist.orgの「ステークインスティテュート」に掲載されています。

15.2.1

その他の宗教クラス

ステーク会長会は,31歳以上の成人を対象とした宗教クラスの開催を希望する場合があります。このようなクラスは,S&Iの管轄ではなく,インスティテュートのクラスとは呼びません。ただし,こうしたクラスのために,インスティテュートの教科課程用資料を利用することはできます。

15.3

教会の学校

教会の小中学校,高等学校,BYUパスウェイ・ワールドワイド,高等教育機関について詳しくは,CES.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。そこには,これらの学校に通うための宗務指導者による推薦に関する情報も提供されています。