手引きと召し
10.アロン神権定員会

「10.アロン神権定員会」『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』(2020年)

「10.アロン神権定員会」『総合手引き』

10.

アロン神権定員会

10.1

目的と組織

アロン神権は,神のみもとに戻る備えができるように神の子供たちを助けます。アロン神権は,「天使の働きの鍵と,悔い改めの福音の鍵と,……バプテスマの鍵を持」っています(教義と聖約13章3.3.2も参照)。

10.1.1

目的

アロン神権定員会は,若い男性が神聖な聖約を交わして守り,イエス・キリストと主の福音への改心を深められるように支援します。

定員会とは,組織された神権者の団体です。定員会の目的は,神権者が協力して救いと昇栄の業を成し遂げられるように助けることです。定員会において,アロン神権者は人々に仕え,神権の義務を果たし,一致を育み,教義を学び,教義に従って生活します。

10.1.2

アロン神権定員会のテーマ

アロン神権定員会のテーマは,若い男性一人一人が自らの神聖な特質と神権者としての目的を理解するうえで助けになります。若い男性と指導者は,定員会集会の冒頭やほかの定員会の集まりで,このテーマを復唱します。テーマは以下のとおりです。

「わたしは神から愛されている息子です。神はわたしの行う業を備えておられます。

わたしは心と,勢力と,思いと,力を尽くして神を愛し,交わした聖約を守り,神の神権を使って,家族をはじめ,人々に奉仕します。

わたしは日々奉仕し,信仰を働かせ,悔い改め,成長するよう努めるとき,神殿の祝福と永続する福音の喜びを得るにふさわしくなります。

わたしはイエス・キリストの真の弟子になることによって勤勉な宣教師,忠実な夫,愛に満ちた父親になるよう備えます。

わたしはすべての人に,キリストのもとに来て主の贖いの祝福を受けるよう招くことにより,救い主の再臨に世を備える助けをします。」

10.1.3

定員会

ビショップは以下のようにアロン神権者を分けて,各定員会を組織します。(教義と聖約107:85-88も参照。)

10.1.3.1

執事定員会

若い男性は,12歳になる年の1月から執事定員会に加わります。備えられたふさわしい若い男性であれば,この時点で執事に聖任される資格もあります。

執事に聖任された定員会の一員が,定員会会長を務めます。可能であれば,一人か二人の顧問,および一人の書記が会長とともに召しを果たすことができます。顧問と書記も執事でなければなりません。

執事の義務については,教義と聖約20:57-5984:111に記されています。そのほかの義務には,聖餐のパスを行うことや,「すべて現世の事柄をつかさどる」ことにおいてビショップを補佐することなどがあります(教義と聖約107:68)。

10.1.3.2

教師定員会

若い男性は,14歳になる年の1月から教師定員会に加わります。備えられたふさわしい若い男性であれば,この時点で教師に聖任される資格もあります。

教師に聖任された定員会の一員が,定員会会長を務めます。可能であれば,一人か二人の顧問,および一人の書記が会長とともに召しを果たすことができます。顧問と書記も教師でなければなりません。

教師は,執事と同じ義務を負っています。また,聖餐を準備し,ミニスタリングブラザーとして奉仕します。そのほかの義務については,教義と聖約20:53-5984:111に記されています。

10.1.3.3

祭司定員会

若い男性は,16歳になる年の1月から祭司定員会に加わります。備えられたふさわしい若い男性であれば,この時点で祭司に聖任される資格もあります。

ビショップが祭司定員会の会長です(教義と聖約107:87-88参照)。ビショップは,定員会から一人か二人を自分の補佐として召すことができます。また,一人の書記を召すこともできます。この顧問と書記は,聖任された祭司でなければなりません。

祭司は,執事や教師と同じ義務を負っています。そのほかの義務については,教義と聖約20:46-52,73-79に記されています。

10.1.4

神権の鍵

各定員会は,神権の鍵を持つ会長によって導かれます。執事定員会会長,教師定員会会長,ビショップは,神権の鍵を持っています。これらの鍵について詳しくは,3.4.1を参照してください。

10.1.5

定員会を地元の必要に合わせる

若い男性が少ないワードや支部では,アロン神権定員会は合同で集まって,指導や活動を行うことができます。

ワードに執事が12人以上いる場合,ビショップは執事定員会を分割することができます。教師が24人以上いる場合についても同様です(教義と聖約107:85-86参照)。この判断を下す際,ビショップは定員会の一員に及ぼす影響について考慮します。

10.2

救いと昇栄の業に携わる

神は以下のことを通して,キリストのもとに来て,御自分の業を助けるようすべての人を招いておられます。

  • イエス・キリストの福音に従って生活する。

  • 助けの必要な人々の世話をする。

  • 福音を受け入れるようすべての人を招く。

  • 家族を永遠に結ぶ。

ビショップリックと青少年の定員会指導者は,アドバイザーのサポートを受けながら(10.5参照),この業を成し遂げる方法について,ともに評議します。救いと昇栄の業について詳しくは,第1章を研究してください。

10.2.1

イエス・キリストの福音に従って生活する

10.2.1.1

親と教会指導者の役割

親には,子供に福音を教え,福音に従って生活するよう助けを与える責任があります(教義と聖約68:25-28参照)。ビショップリックおよび青少年の定員会指導者は,親がこの責任を果たせるように,アドバイザーの助けを得て,以下のように親をサポートします。

  • 若い男性とその家族の間のコミュニケーションを促す。

  • 青少年の活動が,家族をサポートし,家族に祝福をもたらすようにする。

  • 親が,息子たちに,神権の聖任とメルキゼデク神権を受ける備えをさせることができるよう手助けする。

  • 親が,息子たちを,神殿のエンダウメント,専任宣教師としての奉仕,神殿結婚,父親としての務めに備えさせることができるよう手助けする。

指導者は,福音に従って生活するためのサポートを家族から得られない青少年に配慮する必要があります。

親と指導者は,青少年の良い模範となるように努めます。さらに,イエス・キリストのようになろうと努力する子供たちに,助言や導きを与えます。そのような取り組みにおいて,「子供と青少年」プログラムが助けになるでしょう(ChildrenandYouth.ChurchofJesusChrist.org参照)。

10.2.1.2

福音学習

ビショップリック,青少年の定員会指導者,アドバイザーは,家庭で福音を学ぶよう若い男性と家族に働きかけます。指導者やアドバイザーは福音を研究し,学んだことを若い男性に分かち合います。また,家庭で学んでいることを教会で分かち合うよう定員会の一員に勧めます。

アロン神権定員会は,信仰を強め,一致を育み,家族と家庭を強め,救いと昇栄の業を成し遂げる計画を立てるために,日曜日に集会を開きます。ビショップリックと青少年の定員会指導者は,アドバイザーのサポートを受けながら,日曜日の集会を計画します。

定員会集会は,毎月第2日曜日と第4日曜日に開かれます。集会時間は50分です。定員会会長会の一員(または祭司定員会のビショップの補佐の一人)が,司会を務めます。司会者は,テーマを暗唱し,割り当てや義務,そのほかの事項について評議する際に,定員会を導きます。

その後,定員会の一員や成人指導者が,福音の指導を行います。定員会指導者は,だれが教えるべきかアドバイザーと相談します。集会の概要は,『わたしに従ってきなさい—アロン神権定員会と若い女性クラス用』ComeFollowMe.ChurchofJesusChrist.org参照)に記載されています。

通常,アロン神権定員会は個別に集会を行います(10.1.5参照)。時にはビショップリックの指示の下で,若い男性と若い女性が合同で日曜日のレッスンを行うことができます。

若い男性は,セミナリーに参加するように奨励されています(15.1参照)。

10.2.1.3

奉仕と活動

ビショップリックと青少年の定員会指導者は,アドバイザーのサポートを受けながら,奉仕と活動を計画します。これらは,救いと昇栄の業を成し遂げるのに役立つものでなければなりません。奉仕と活動は,証を築き,家族を強め,定員会の一致を育み,人々を祝福する機会をもたらすものであるべきです。また,霊的,社会的,身体的,知的という個人の成長の4つの分野において,バランスよく行う必要があります。

青少年のほとんどの活動は,日曜日や月曜日の夕べ以外の時間帯に開かれ,通常は毎週行います。一部の地域では,距離や安全性,そのほかの要因により,毎週活動を行うのが現実的ではない場合もあります。そのような地域では,活動の頻度を減らすことができますが,一般的に,少なくとも月に一度は行うべきです。

活動はChurchofJesusChrist.orgにある「奉仕と活動プランナーサンプル」で計画することができます。

特に年長の青少年向けの奉仕や活動の中には,若い男性と若い女性の両方が参加したほうがよいものもあります。

青少年は,より大きなグループで交流することから多くを得ることができるため,時には,複数のワードの青少年が奉仕や活動のためともに集うこともできます。また,ステークや地方部は時々,青少年のための奉仕や活動を計画することができます。

成人指導者は,活動が安全に行われるよう支援します(safety.ChurchofJesusChrist.org参照。20.6.20も参照)。すべての活動に,少なくとも二人の信頼できる成人指導者が立ち会うべきです(10.8.1参照)。

詳細については,AaronicPriesthoodQuorums.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。

利用可能な地域では,JustServe.orgも参照してください。これらのリソースには,奉仕と活動のアイデアが紹介されています。

年に一度の活動。通常の青少年の活動に加えて,若い男性は毎年以下の活動に参加することもできます。

  • 年度初め近くに行う青少年と親のための集会。この集会は,若い男性と若い女性が個別に行うことも,合同で行うことも可能です。また,ワードやステーク単位で行うこともできます。この集会は,祭司定員会のビショップ補佐および最年長の若い女性クラス会長会が計画して実行します。その年に12歳になる若い男性は,この集会で所属を表すエンブレムを受け取ることができます(10.8.3参照)。詳しくは,ChildrenandYouth.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。

  • アロン神権定員会キャンプ(『アロン神権定員会キャンプガイド』参照)。実現可能であれば,若い男性は年間を通じて,ほかにも泊りがけのキャンプや行事,活動に参加できます。

  • ワードやステークのユースカンファレンスまたは「若人の強さのために」(FSY)カンファレンス(FSY.ChurchofJesusChrist.org参照)。

  • 少なくとも年1回の,『若人の強さのために』にある標準を強調する活動。この行事には,若い男性と若い女性両方が参加できます。親を招待することもできます。

年齢条件。親の承認があれば,若い男性は12歳になる年の1月から,宿泊を伴うアロン神権のキャンプに参加できます。また,14歳になる年の1月から,ダンス,ユースカンファレンス,FSYカンファレンスに出席することができます。ただし,デートは少なくとも16歳になってからにすべきです(『若人の強さのために』4参照)。

活動費の支払い。必需品などの活動費は,ワード予算で賄います。旅費や経費は度を超えたものであってはなりません。

例外として,キャンプなどの複数日にわたる活動の費用を賄うだけの資金がワード予算にない場合,指導者は費用の負担を助けるよう参加者に求めることができます。しかし,支払いに協力できない若い男性が,参加を妨げられないようにします。それでもさらに資金が必要であれば,ビショップは年に一度,資金獲得活動を認可することができます(20.2.8参照)。

ビショップリックは,若い男性と若い女性のための予算や活動が,十分かつ均等であるようにします。アロン神権定員会の予算は,ワードの若い男性の人数に基づいて定められています。若い女性の予算は,ワードの若い女性の人数に基づいて定められています。

FSYカンファレンスの資金調達に関して詳しくはFSY.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。

10.2.1.4

個人の成長

さらに救い主のようになろうとする努力の一環として,青少年は,霊的,社会的,身体的,知的に成長するための目標を設定するように勧められています(ルカ2:52参照)。青少年は,取り組む必要のある事柄を見つけるために霊感を求めます。また,親の助けを得ながら計画を立て,その計画に従って行動し,学んだことについて振り返ります。指導者やアドバイザーも,必要に応じて支援します。しかし,若い男性の目標や進捗状況を監視すべきではありません。親や指導者は,目標を提案することはあっても,青少年がどのような目標を目指すべきか自分で霊感を求められるようにします。

青少年は毎年,四つの各分野につき,目標を少なくとも二つ達成するように奨励されています。青少年は,『個人の成長—青少年ガイドブック』や「福音実践」アプリを使って,目標を定め,記録することができます。

詳しくは,ChildrenandYouth.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。

10.2.2

助けの必要な人々の世話をする

アロン神権者は,「すべて現世の事柄をつかさどる」ことにおいて,ビショップを補佐します(教義と聖約107:68)。アロン神権者は,家庭の中で家族とともに,あるいは青少年の活動の時間や自分自身で,定期的に奉仕する機会を持つ必要があります。奉仕のアイデアは,ChildrenandYouth.ChurchofJesusChrist.orgに載っています。利用可能な地域では,

JustServe.orgに地域社会で奉仕する機会が提案されています。

10.2.2.1

ミニスタリング

ミニスタリングとは,救い主のように人々の世話をすることです。アロン神権者は,14歳になる年の1月からミニスタリングの割り当てを受けます。詳細については第21章を参照してください。

10.2.3

福音を受け入れるようすべての人を招く

アロン神権者には,「キリストのもとに来るようにすべての人を招〔く〕」という義務があります(教義と聖約20:59)。それを実行できる方法を幾つか以下に挙げましょう。

  • イエス・キリストの弟子として良い模範を示す。

  • 友人や家族に自分の証を分かち合う。

  • あまり活発でない定員会の会員にミニスタリングを行う。

  • 友人を教会や青少年の活動に誘う。

  • 「子供と青少年」プログラムに参加するよう友人に勧める。指導者は,これらの青少年の親と密接に協力して,親がこのプログラムを理解し,親子でどう携わりたいか決められるよう助けます。

  • 宣教師からレッスンを受けるよう友人に勧める。

親や指導者は,若い男性が専任宣教師として働くために,また生涯にわたって福音を分かち合うために備えるように励まします。それを実行できる方法を幾つか以下に挙げましょう。

  • 天の御父の幸福の計画,イエス・キリストの贖罪,主の福音の回復について個人的な証を得るよう若い男性を励ます。

  • 伝道から得られる祝福や若い男性に期待されている事柄について教える。

  • 教会で奉仕する機会を与える。

  • 定員会集会やそのほかの集会で福音を教える機会を与える。

この準備の一環として,ビショップリックやステーク会長会は,宣教師準備クラスを開くことができます。このクラスのおもな資料は,聖文,『宣教師の標準—イエス・キリストの弟子として』『わたしの福音を宣べ伝えなさい』です。このクラスは,日曜日の定例集会中には開かれません。

Missionary.ChurchofJesusChrist.orgには,若い男性が宣教師として働く備えをするうえで役立つそのほかのリソースが用意されています。詳しくは,第23章第24章を参照してください。

10.2.4

家族を永遠に結ぶ

アロン神権者は様々な方法で,家族を永遠に結ぶ手助けをすることができます。その方法を幾つか以下に挙げましょう。

  • 親を敬い,家庭においてキリストのような生活の模範を示す。

  • 自分自身の永遠の家族を持つための準備をする。

  • 限定神殿推薦状を受けるにふさわしくある。

  • 永遠の結婚などの神殿の儀式を受けるために備える。

  • 親族や先祖について学ぶ(

    『わたしの家族—わたしたちを一つにする思い出』参照)。

  • 神殿儀式が必要な先祖を見つける(

    FamilySearch.org参照)。

  • 状況が許す限り頻繁に,死者のためのバプテスマと確認に参加する。

  • 索引作成プロジェクトに参加する(

    FamilySearch.org/indexing参照)。

  • ビショップリックからの召しに応じて,神殿・家族歴史相談員を務める(25.4.4参照)。

10.3

ビショップリック

ビショップリックは,ワードにおけるアロン神権の会長会です(教義と聖約107:13-15参照)。彼らはアロン神権定員会の業を導きます。ビショップの最も重要な責任は,ワードの若い男性と若い女性に心を配ることです。ビショップは,彼らの名前を覚え,各家庭の事情について理解します。また,定期的に彼らの活動や日曜日の集会に出席します。

ビショップは祭司定員会の会長です。ビショップの義務は,「祭司を管理し,彼らとともに評議会の席に着き,彼らにその職の義務を教えること」です(教義と聖約107:87)。

ビショップリックの第一顧問が,教師定員会に対して責任を負います。第二顧問は,執事定員会に対して責任を負います。

ビショップリックの一員は,定員会集会に出席するとき,その集会を管理します。

ビショップリックは,アロン神権定員会に対してほかにも以下の責任を負っています。

定員会のアドバイザーとスペシャリストは,要請に応じて,これらの責任を手助けします(10.5参照)。

10.4

青少年の定員会指導者

10.4.1

召し,支持,任命

ビショップは祭司定員会を導くうえで,一人か二人の祭司を自分の補佐として召します。ビショップリックの一員が,定員会の書記を召すこともできます。

ビショップリックの一員は,執事定員会と教師定員会の会長を召します。奉仕できるアロン神権者が十分にいる場合,これらの若い男性は,顧問や書記として推薦する定員会の一員について祈りをもって検討します。ビショップリックは,若い男性からの推薦について検討し,召しを伝えます。

ビショップリックの一員は,これらの召しのいずれかを果たすよう若い男性に依頼する前に,若い男性の親に許可を求めます。

これらの召しを伝えた後,ビショップリックの一員は,定員会集会で賛意の表明を求めるために,青少年の定員会指導者の名前を提示します。ビショップは,自分の補佐,執事定員会会長,教師定員会会長を任命します。そして定員会会長に神権の鍵を授けます。ビショップは,会長会の顧問や書記の任命を,自分の顧問に割り当てることができます。

ビショップリックの一員は,聖餐会でこれらの召しを発表しますが,賛意の表明は求めません。

10.4.2

責任

ビショップを含むアロン神権定員会会長には,以下の責任があります。会長会の顧問および祭司定員会のビショップの補佐は,これらの責任を共有します。

  • 救いと昇栄の業に携わるために定員会の働きを導く(第1章参照)。

  • 定員会集会に出席していない人も含め,定員会の一員一人一人と親しくなり,彼らに仕える。彼らが必要としている事柄や置かれている状況に気を配る。

  • ワード青少年評議会の一員として奉仕する(10.4.4参照)。

  • 定員会の一員に彼らの神権の義務について教える(教義と聖約107:85-88参照)。これらの務めを果たせるよう定員会の一員をサポートする。

  • 定員会集会を計画し,司会する(10.2.1.2参照)。

  • 定員会の奉仕と活動を計画し,実施する(10.2.1.3参照)。

定員会書記が召されたら,書記は集会の議事予定案を準備し,議事録を作成します。また,ワード書記や定員会アドバイザー,スペシャリストが出席状況を把握できるように助けます。

ビショップリックの一員は,若い男性に各自の責任について教えます(10.3参照)。定員会のアドバイザーやスペシャリストは,積極的に助けを与えます(10.5を参照)。

10.4.3

定員会会長会集会

アロン神権定員会会長会は定期的に集会を持ちます。定員会会長がこれらの集会を司会します。ビショップリックの一員やアドバイザー,スペシャリストなど,少なくとも2人の成人が出席します。これらの集会では,指導者がともに評議し,定員会に対する主の御心について啓示を求めます。議事予定案には,以下の項目に関する話し合いを含めることができます。

  • 救いと昇栄の業を達成する

  • 定員会の一員に仕え,特に新会員のサポートとあまり活発でない会員の救助に注意を払う

  • 信仰や信条の異なる人々に手を差し伸べる

  • 定員会の集会,奉仕,活動を計画する

  • 定員会指導者やアドバイザーによる指導者訓練

会長会集会の議事予定案ChurchofJesusChrist.orgで入手できます。

10.4.4

ワード青少年評議会

ワード青少年評議会の目的は,青少年が人々をイエス・キリストのもとに導き,救いと昇栄の業を達成できるように助けることです。

ビショップはワード青少年評議会を管理します。この評議会の一員は,以下のとおりです。

  • ビショップリック。

  • 祭司定員会のビショップの補佐の一人,教師定員会会長,執事定員会会長。

  • 若い女性クラス会長(ワードに若い女性クラスが一つしかない場合はクラス会長会)。

  • 若い女性会長。

ワード青少年評議会は,人々が証を築き,救いの儀式を受け,聖約を守り,イエス・キリストに従う者となれるよう助ける方法について話し合います(モロナイ6:4-5参照)。評議会は,ワードの若い男性と若い女性の必要についてともに評議します。また,それらの必要を満たすための活動について話し合うことができます。ただし,活動の詳細な計画は,定員会やクラスの会長会集会で行うべきです。

ワード青少年評議会について詳しくは,29.2.9を参照してください。

10.5

アドバイザーとスペシャリスト

ビショップリックの一員は,アロン神権定員会のアドバイザーとなる人を召して任命します。これらのアドバイザーは,ビショップリックがアロン神権定員会に対する責任を果たせるように支援します。アドバイザーは,若い男性に助言や導きを与え,霊感によって導く方法を教え,さらにイエス・キリストに似た者となれるよう若い男性を助けることに特に重点を置きます。

ビショップリックはまた,アドバイザーを補佐するために,定員会スペシャリストを召すこともできます。場合によってこれらの召しは,キャンプ,ユースカンファレンス,スポーツなどの特定の行事に限ったものにすることもできます。また,出席状況の記録など,特定の割り当てを果たすスペシャリストを召すこともできます。

すべての定員会集会や活動には,少なくとも二人の信頼のおける成人男性が立ち会うようにすべきです。アドバイザーやスペシャリストが立ち会えば,ビショップリックの一員は,若い女性や初等協会のクラスや活動にも訪問することができます。アドバイザーやスペシャリストは,ProtectingChildren.ChurchofJesusChrist.orgの訓練を修了する必要があります(10.8.1参照)。

10.6

若い男性がメルキゼデク神権を受ける備えができるように助ける

若い男性が18歳以上で,準備ができており,ふさわしくあれば,その若い男性はメルキゼデク神権を受け,長老に聖任される資格があります。若い男性は親やビショップと相談してこの決断を下します。

ふさわしければ,19歳になるまでに,あるいは(大学に通うためや軍隊に入るためなどで)家を出るまでに,長老として聖任を受けるべきです。ただし,19歳になるまで長老に聖任されなくても,長老定員会集会に出席するよう招かれています。

親には,メルキゼデク神権を受ける備えができるように息子を助けるという主要な責任があります。また,ビショップリックや定員会のアドバイザーも,長老として生涯にわたり奉仕するための備えになる経験を提供して,アロン神権者を助けることができます。メルキゼデク神権を受けるための最良の備えは,アロン神権の義務を果たすことです。

メルキゼデク神権を受ける人は,以下の事柄を理解するよう努めなければなりません。

これらのテーマに関する情報は,「メルキゼデク神権」,「神権」,「教会の女性」(「福音トピックス」topics.ChurchofJesusChrist.org)を参照してください。

長老定員会会長会やミニスタリングブラザーが,この指導を助けることができます。こうした指導は,若い男性の自宅で,または日曜日の定例集会以外のクラスで,個別に行うことができます。

10.7

ステーク若い男性指導者

ステーク会長会は,高等評議員の一人をステーク若い男性会長として割り当てます。若い女性や初等協会の割り当てを受けた高等評議員が,その顧問を務めることができます。あるいは,ステークの規模が十分大きければ,ステークのほかのメルキゼデク神権者を顧問として召すこともできます(5.3.1参照)。

ステーク若い男性会長は,ステーク会長会の指示の下で働きます。ステーク若い男性会長と顧問および書記は,ステークアロン神権・若い女性委員会で働きます(29.3.9参照)。ステーク若い男性会長と顧問は,アロン神権定員会に対するビショップリックの義務について教えることにより,ビショップリックを支援します。

また,ステークの会員の中から一人の兄弟を,ステーク若い男性書記に召すことができます。

ステーク若い男性会長会と書記の責任について詳しくは,5.4.2および5.4.4を参照してください。

10.8

その他の指針と方針

10.8.1

青少年を守る

成人が教会で青少年と接する場合は,少なくとも二人の信頼のおける成人が同席すべきです。これを可能にするために,定員会を合同で開く必要があるかもしれません。

青少年にかかわる成人は全員,支持を受けてから1か月以内に,子供と青少年を守ることに関する訓練を修了する必要があります(ProtectingChildren.ChurchofJesusChrist.org)。その後は3年ごとに訓練を受け直します。

これらの指針がミニスタリングの同僚にどう適用されるかについては,21.3を参照してください。

10.8.2

障害のある若い男性

定員会指導者は,障害のある若い男性に特別な注意を払います。

このような若い男性を援助するための情報については,disability.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。

10.8.3

子供と青少年のエンブレム

若い男性は,「子供と青少年」プログラムの一環としてエンブレムを受け取ります。若い男性が初めてアロン神権定員会の一員となるときに,その定員会の指導者から,所属を表すエンブレムを受け取ります。その際に,『個人の成長—青少年ガイドブック』も受け取ります。これは定員会の指導者が若い男性に会って定員会に歓迎するときに行うことができます。また,年に一度の青少年と親のための集会で行うこともできます(10.2.1.3参照)。

18歳になる年の1月に,若い男性は所属を表す新たなエンブレムを受け取ります。

若い男性は,さらに救い主に似た者となるように努めることにより,達成のエンブレムを獲得することができます。

エンブレムについて詳しくは,ChildrenandYouth.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。

10.8.4

断食献金を集める

地理的に密集しているワードでは,ビショップがアロン神権者に,毎月会員を訪問して,断食献金の納入を勧めるように指示することができます。この件について判断する際,ビショップは対応できるアロン神権者の数と安全性について,またほかの方法では献金できないかもしれない会員への祝福について考慮します。

断食献金を集めるとき,神権者は二人一組で行くべきです。断食献金を集める人は,ビショップリックの一員に速やかに献金を渡します。

会員は,断食献金を集める人に,什分の一やそのほかの献金を渡すべきではありません。