手引きと召し
18.神権の儀式と祝福
脚注

Hide Footnotes

テーマ

「18.神権の儀式と祝福」『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』(2020年)

「18.神権の儀式と祝福」『総合手引き』

18.

神権の儀式と祝福

18.0

はじめに

儀式と祝福は,神権の権能とイエス・キリストの御名によって執り行われる神聖な行為です。神権者は儀式と祝福を執行するとき,人々を祝福するという救い主の模範に従います。神権の儀式と祝福を通して,神の力がもたらされます(教義と聖約84:20参照)。

儀式と祝福は,天の御父とイエス・キリストを信じる信仰をもって,聖霊の導きに従って執行すべきものです。指導者は,神権の儀式と祝福が,(必要であれば)適切な承認の下に,必要な神権の権能により,適切な方法で,ふさわしい人によって行われるようにします(18.3参照)。

神権の儀式と祝福に関する方針については,38.2を参照してください。

18.1

救いと昇栄の儀式

神権には,救いと昇栄に必要な福音の儀式を執行する権能があります。これらの儀式を受けるときに,人々は神と神聖な聖約を交わします。救いと昇栄の儀式には,以下があります。

  • バプテスマ

  • 確認と聖霊の賜物

  • メルキゼデク神権の授与と職への聖任(男性の場合)

  • 神殿のエンダウメント

  • 神殿の結び固め

救いと昇栄の儀式は,知的障害のために責任能力がなく,神と聖約を交わせない人のためには執行しません。また,8歳未満で亡くなった子供のためにも,これらの儀式は執行しません。これらの人々は「天の日の栄えの王国に救われる」からです(教義と聖約137:10モロナイ8:8-12も参照)。

18.2

その他の儀式と祝福

そのほかの儀式や祝福によって,神の子供たちは神の力や癒し,慰め,導きを受けることができます。これらの儀式と祝福は次のとおりです。

  • 子供の命名と祝福

  • 聖餐

  • アロン神権の授与と職への聖任(若い男性および男性の場合)

  • 召しを受けて奉仕する会員の任命

  • 油の聖別

  • 病人への癒しの祝福

  • 父親の祝福を含む,慰めと助言を与える祝福

  • 家の奉献

  • 墓の奉献

  • 聖任された祝福師による祝福師の祝福

18.3

儀式や祝福への参加

儀式や祝福を執行する人とそれに参加する人は,必要とされる神権の権能を持つ,ふさわしい兄弟でなければなりません。通常,ふさわしさの標準とは,神殿推薦状を持つことに関するものです。しかし,ビショップやステーク会長は,御霊の導きの下に,本章の指示に従い,必要とされる神権の職に就いている父親や夫が,神殿に参入するふさわしさを十分に備えていなくても,一部の儀式や祝福への参加や執行を許可することができます。未解決の重大な罪を抱えている神権者は参加するべきではありません。

通常,身近な家族や友人である神権指導者やほかの神権者だけが儀式や祝福に参加します。

一人か二人の神権者だけが参加する場合,各自が両手をその人の頭の上に軽く置きます。複数の神権者が参加する場合は,その人の周りに輪になって立ちます。各自が右手をその人の頭に軽く置き(または乳幼児の背に添え),左手を左側の兄弟の肩に置きます。一人が儀式や祝福の言葉を述べて執行者を務めます。

一部の儀式や祝福を執行したり受けたりするには,必要な神権の鍵を持つ管理指導者の承認が必要です(3.4.1参照)。承認は,顧問の一人など,管理指導者が承認した人から得ることもできます。以下の表を参照してください。

救いと昇栄の儀式を執行するまたは受ける承認を与える鍵を持つ指導者

儀式

鍵を持つ人

儀式

バプテスマ

鍵を持つ人

ビショップ(記録上の会員である8歳の子供の場合)

伝道部会長(改宗者の場合)

儀式

確認と聖霊の賜物

鍵を持つ人

ビショップ(記録上の会員である8歳の子供の場合)

伝道部会長(改宗者の場合)

儀式

メルキゼデク神権の授与と職への聖任(男性の場合)

鍵を持つ人

ステーク会長

儀式

神殿のエンダウメント

鍵を持つ人

ビショップおよびステーク会長

儀式

神殿の結び固め

鍵を持つ人

ビショップおよびステーク会長

そのほかの儀式と祝福を執行するまたは受ける承認を与える鍵を持つ指導者

儀式または祝福

鍵を持つ人

儀式または祝福

子供の命名と祝福

鍵を持つ人

ビショップ

儀式または祝福

聖餐

鍵を持つ人

ビショップ

儀式または祝福

アロン神権の授与と職への聖任(若い男性および男性の場合)

鍵を持つ人

ビショップ

儀式または祝福

召しを受けて奉仕する会員の任命

鍵を持つ人

「召しの一覧表」(30.7)参照

儀式または祝福

油の聖別

鍵を持つ人

承認は不要

儀式または祝福

病人への癒しの祝福

鍵を持つ人

承認は不要

儀式または祝福

父親の祝福を含む,慰めと助言を与える祝福

鍵を持つ人

承認は不要

儀式または祝福

家の奉献

鍵を持つ人

承認は不要

儀式または祝福

墓の奉献

鍵を持つ人

儀式を管理する神権指導者

儀式または祝福

祝福師の祝福

鍵を持つ人

ビショップ

18.4

未成年の子供のための儀式

未成年の子供は,(1)その決定に関与する法的権利を有する親または(2)法定後見人の同意がある場合に限り,祝福やバプテスマ,確認,神権の職への聖任,召しへの任命を受けることができます。親権を持たない親の法的権利について質問がある場合,ビショップまたはステーク会長は,教会の中央法務事務局またはエリアオフィスに助言を求めてください(38.8.26参照)。

未成年の子供のバプテスマと確認に関する指針については,38.2.3.6を参照してください。

18.5

障害のある人のための儀式,ならびに障害のある人が執行する儀式

38.2.1.8および38.2.1.9を参照してください。

18.6

子供の命名と祝福

「子供を持つキリストの教会の各会員は,教会員の前で長老たちのもとに子供たちを連れて来なければならない。そして長老たちは,イエス・キリストの名によって彼らに手を置き,その名によって彼らに祝福を授けなければならない。」(教義と聖約20:70

子供は通常,親が居住する地域のワードの断食証会で命名と祝福を受けます。親が同居していない場合,通常その子供がおもに居住している地域のワードで儀式を行います。

子供の祝福を通常とは異なる場所で行う例外には,ビショップの承認が必要です。例外としては,断食日以外の祝福(特に新生児の多いワード),子供の祖父母や多くの家族が住んでいる別のワードでの祝福,家庭での祝福などが考えられます。

18.6.1

祝福を施す人

子供の命名と祝福の儀式は,教義と聖約20:70に従って,メルキゼデク神権者が行います。神権指導者は,子供の命名と祝福を行う前に,その件を会員に通知します。指導者は,個人や家族に気まずい思いや不快な思いをさせないよう,あらゆる努力を払うべきです。

子供の命名と祝福を希望する個人や家族は,儀式についてビショップと調整します。ビショップは,ワードの子供に命名と祝福を授ける神権の鍵を持っています。

ビショップは,メルキゼデク神権を持つ父親が神殿に参入するふさわしさを十分に備えていなくても,自分の子供に命名と祝福を授ける許可を与えることができます(18.3参照)。ビショップは,自分の子供を祝福するために自らを備えるよう父親を励まします。

自分のワード以外で子供の祝福を執行する人は,管理指導者に有効な神殿推薦状を提示しなければなりません。あるいは,ビショップリックの一員が署名した「儀式執行推薦状」を提示することもできます。

18.6.2

手順

ビショップリックの指示の下に,メルキゼデク神権者は,集まって円陣を作り,子供を命名し祝福します。神権者は,乳幼児の場合は背に手を添え,年長の子供の場合は頭に軽く手を置きます。その後,執行者は以下のように儀式を行います。

  1. 祈るときのように,天の御父に呼びかける。

  2. メルキゼデク神権の権能によって祝福を授けることを宣言する。

  3. 子供に命名する。

  4. 子供に呼びかける。

  5. 御霊によって導かれるままに,子供に祝福を授ける。

  6. イエス・キリストの御名によって終える。

18.6.3

子供の記録フォームと祝福証明書

子供が祝福を受ける前に,書記は「指導者と書記のためのリソース」システムを利用して,「子供の記録フォーム」を作成します。祝福の後,書記はそのシステムで会員記録を作成し,「祝福証明書」を準備します。ビショップはこの証明書に署名し,子供の親または保護者に渡します。

会員記録と証明書に記載されている名前は,出生証明書,戸籍,または現在の法律上の名前と一致している必要があります。

18.7

バプテスマ

権能を持つ人によって水に沈められるバプテスマは,人が教会の一員となり,聖霊を受けるために不可欠なものです。昇栄を目指す人は皆,これらの儀式を受けることによって,救い主の模範に従わなければなりません。(マタイ3:13-17ヨハネ3:3-7使徒2:37-382ニーファイ31:5-10参照)

18.7.1

バプテスマと確認を受ける人の承認

18.7.1.1

記録上の会員である子供

ビショップは,ワードの記録上の会員である8歳の子供にバプテスマを施すための神権の鍵を持っています。そのような子供は,8歳の誕生日か,その後のできるだけ早い適切な時期に,バプテスマと確認を受けるべきです(教義と聖約68:27参照)。これらの子供の教会員記録は,すでに存在しています(33.6.2参照)。ビショップは,子供が8歳になったら,福音を受け入れてバプテスマと確認を受けるあらゆる機会が与えられていることを確認します。

ビショップまたは割り当てを受けた顧問は,以下の人々のバプテスマと確認のために面接を行います。

  • 記録上の会員である8歳の子供。

  • 記録上の会員ではないが,親または保護者の少なくとも一人が会員である8歳の子供。

面接に関する指示は,38.2.3.3に記載されています。「バプテスマと確認の記録」の記入について詳しくは,18.8.3を参照してください。

ビショップは,ワードの7歳の子供に特別な関心を払い,子供の親や初等協会の指導者と教師,子供の家族にミニスタリングを行う人々が,子供のバプテスマと確認の準備を助けていることを確認します。また,長老定員会や扶助協会の指導者も,これらの儀式のために子供を備えるように親を励まします。

18.7.1.2

改宗者

伝道部会長は,伝道部内で改宗者にバプテスマを施すための神権の鍵を持っています。改宗者のバプテスマとは,以下の人のバプテスマと定義されます。

  • これまでバプテスマと確認を受けたことのない9歳以上の人。

  • 親が(1)会員ではない,または(2)子供と同時にバプテスマと確認を受ける,8歳以上の子供。

専任宣教師は,改宗者にバプテスマと確認のための面接を行います。面接に関する指示は,38.2.3.3に記載されています。「バプテスマと確認の記録」の記入について詳しくは,18.8.3を参照してください。

18.7.2

バプテスマ会

バプテスマ会は,簡潔で短く,霊的に高められる集会にするべきです。バプテスマ会には,以下を含めることができます。

  1. 前奏曲

  2. 司会する兄弟による簡単な歓迎の言葉

  3. 開会の賛美歌と祈り

  4. バプテスマや聖霊の賜物など,福音をテーマにした一人か二人の短いメッセージ

  5. 音楽の発表

  6. バプテスマ

  7. バプテスマに携わった人々が乾いた衣服に着替えている間の敬虔な時間(この間に,賛美歌や初等協会の歌を演奏するか,歌うことができます)

  8. 8歳の記録上の会員の確認;ビショップによる決定があれば,改宗者の確認(38.2.3.2参照)

  9. 希望があれば,新しい改宗者による証

  10. 閉会の賛美歌と祈り

  11. 後奏曲

記録上の会員である8歳の子供のためのバプテスマ会が単一のワードで行われる場合,ビショップリックの一員が計画と司会を行います。また,初等協会の指導者に計画を助けるよう依頼することができます。

これらの子供のバプテスマ会に複数のワードが参加する場合,ステーク会長会の一員または割り当てを受けた高等評議員が計画と司会を行います。また,初等協会の指導者に計画を助けるよう依頼することができます。バプテスマを受ける子供のいる各ワードから,ビショップリックの一員が出席するべきです。

会員は,子供のバプテスマにおいて個人的な時間を含めるよう求めるべきではありません。また,バプテスマ会の内容を指定すべきではありません。

改宗者のためのバプテスマ会は,38.2.3.3にある資格を満たしたらすぐに日程を組むべきです。父親が神権を受けて自分でバプテスマを執行できるようになるまで,家族のバプテスマを延期すべきではありません。

ビショップリックの指示の下に,ワード伝道主任(召されている場合)またはワードの伝道活動を担当する長老定員会会長会の一員が,改宗者のためのバプテスマ会の計画と司会を行います。

18.7.3

儀式の執行者

バプテスマの儀式は,祭司またはメルキゼデク神権者が執行します。バプテスマを施す人は,ビショップから(専任宣教師が施す場合は伝道部会長から)承認を得なければなりません。

ビショップは,祭司またはメルキゼデク神権者である父親が,神殿に参入するふさわしさを十分に備えていなくても,自分の子供にバプテスマを施す許可を与えることができます(18.3参照)。ビショップは,自分の子供にバプテスマを施すために自らを備えるよう父親を励まします。

自分のワード以外でバプテスマを執行する人は,管理指導者に有効な神殿推薦状を提示しなければなりません。あるいは,ビショップリックの一員が署名した「儀式執行推薦状」を提示することもできます。

18.7.4

儀式を執行する場所

バプテスマフォントが利用できれば,バプテスマはフォントで行うべきです。フォントがなければ,安全が確保された水域で行うことができます。バプテスマの儀式を執行する人と受ける人の両方が立つのに十分な広さの水域でなければなりません。バプテスマのために水の奉献は行いません。

フォントを使う場合,代表ビショップのワードで割り当てを受けた会員を通じて日程を組みます。

安全のために,バプテスマフォントに水を入れている間は,信頼できる成人が立ち会い,その後,フォントの水を抜いて清掃し,安全が確保されるまで,その場にいなければなりません。バプテスマ会が終わったら,毎回直ちに水を抜くべきです。フォントを使っていないときは,扉に鍵をかけておきます。

18.7.5

服装

バプテスマを執行する人と受ける人は,濡れても透けない白い衣服を着用します。エンダウメントを受けている人は,バプテスマを執行するときに,この衣服の下に神殿のガーメントを着用します。地元のユニットは,予算交付金でバプテスマの衣服を購入し,その使用料は請求しません。

18.7.6

証人

管理指導者の承認を得た二人の証人が,バプテスマが正しく執行されたことを確認するために,バプテスマを見守ります。子供や青少年を含め,バプテスマを受けた教会員は,証人として奉仕することができます。

教義と聖約20:73に記されている言葉を正確に述べなかった場合,バプテスマを再度行わなければなりません。また,体や髪の毛,衣服の一部が完全に水の中に沈まなかった場合も,再度行わなければなりません。

18.7.7

手順

祭司またはメルキゼデク神権者は,以下のようにバプテスマを執行します。

  1. バプテスマを受ける人とともに水中に立つ。

  2. 左手でバプテスマを受ける人の右手首を握る(利便性と安全のため)。バプテスマを受ける人は,左手で神権者の左手首を握る。

  3. 右腕を直角に上げる。

  4. バプテスマを受ける人の姓名を呼び,次のように言う。「わたしはイエス・キリストより権能を受けたので,御父と御子と聖霊の御名によって,あなたにバプテスマを施します。アーメン。」(教義と聖約20:73

  5. バプテスマを受ける人に右手で自分の鼻をつまんでもらい(便宜上),右手をその人の背中の上部に当て,衣服を含めてその人を完全に水中に沈める。バプテスマを受ける人に膝を曲げてもらうと,沈めるのがさらに容易になります。

  6. 水中から上がるのを助ける。

18.7.8

バプテスマ記録

バプテスマの記録の作成について詳しくは,18.8.3を参照してください。

18.8

確認と聖霊の賜物

バプテスマを受けた人はその後,教会の会員に確認され,按手によって聖霊を受けます(教義と聖約20:41使徒19:1-7参照)。この二つの儀式が完了し,適切に記録されると,その人は教会の会員になります(ヨハネ3:5教義と聖約33:113ニーファイ27:20参照)。

ワードの記録上の会員である8歳の子供を確認するための神権の鍵は,ビショップが持っています。伝道部会長は,伝道部内で改宗者を確認するための鍵を持っています(改宗者のバプテスマの定義については18.7.1.2を参照してください)。ただし,記録上の会員である8歳の子供と改宗者の確認の儀式を監督するのはビショップです。

8歳の子供は通常,バプテスマを受けた日に確認を受けます。改宗者は通常,居住地域のワードの聖餐会で,できればバプテスマの次の日曜日に確認を受けます。しかし,ビショップは,38.2.3.2に説明されているように,バプテスマ会での改宗者の確認に例外を認めることができます。ビショップは新会員を紹介するとき,29.2.2.8の指針に従います。

18.8.1

儀式の執行者

確認の儀式はメルキゼデク神権者が行います。確認を行う人はビショップから(専任宣教師が行う場合は伝道部会長から)承認を得なければなりません。

神殿参入にふさわしいメルキゼデク神権者だけが,確認を執行することができます。しかし,ビショップは,メルキゼデク神権を持つ父親が神殿に参入するふさわしさを十分に備えていなくても,自分の子供の確認の輪に加わる許可を与えることができます(18.3参照)。

確認には,少なくともビショップリックの一人が参加します。宣教師の長老が改宗者を教えてきた場合,ビショップは彼らを確認に加わるよう招きます。

自分のワード以外でこの儀式を執行する人は,管理指導者に有効な神殿推薦状を提示しなければなりません。あるいは,ビショップリックの一員が署名した「儀式執行推薦状」を提示することもできます。

18.8.2

手順

ビショップリックの指示の下に,一人または複数のメルキゼデク神権者が確認に参加することができます。全員が確認を受ける人の頭に軽く手を置きます。その後,執行者は以下のように儀式を行います。

  1. その人の姓名を呼ぶ。

  2. メルキゼデク神権の権能によって儀式を執行することを宣言する。

  3. 末日聖徒イエス・キリスト教会の会員に確認する。

  4. 「聖霊を受けなさい」と言う(「聖霊の賜物を受けなさい」ではない)。

  5. 御霊に導かれるままに祝福の言葉を告げる。

  6. イエス・キリストの御名によって終える。

18.8.3

バプテスマと確認の記録,証明書

記録上の会員である子供がバプテスマの面接を受ける前に,書記は「指導者と書記のためのリソース」システムを使って,「バプテスマと確認のフォーム」を作成します。ビショップまたは割り当てを受けた顧問は面接を行い,フォームに署名します。バプテスマと確認の後,書記はこのフォームを使って,「指導者と書記のためのリソース」システムでその子供の会員記録を更新します。

専任宣教師は,改宗者にバプテスマの面接を行うとき,確認に関する情報を除くすべての情報を「バプテスマと確認の記録」に記入します。バプテスマ会で,宣教師はこのフォームをビショップまたは顧問の一人に渡します。確認の後,ビショップ,顧問,書記が確認の情報を記入し,このフォームの写しを2部宣教師に渡します。宣教師はそのうちの1部を会員記録作成のために伝道本部に送ります。

会員記録が作成されたら,書記は「バプテスマと確認の証明書」を作成します。ビショップはこの証明書に署名し,本人に渡します。

会員記録と証明書に記載されている名前は,出生証明書,戸籍,または現在の法律上の名前と一致している必要があります。

18.9

聖餐

教会員は,神を礼拝し,聖餐を受けるために安息日に集まります(教義と聖約20:7559:9モロナイ6:5-6参照)。この儀式の間,会員はパンと水を受け,救い主の肉と血の犠牲を思い起こし,神聖な聖約を新たにします(マタイ26:26-28ジョセフ・スミス訳マルコ14:20-25(『聖句ガイド』内「聖書のジョセフ・スミス訳〔抜粋〕」;ルカ22:15-203ニーファイ18章モロナイ6:6参照)。すべての人は,聖餐の祝福とパスの間,敬虔さを保つべきです。

18.9.1

聖餐の執行に対する承認

ビショップは,ワードで聖餐を執り行うための神権の鍵を持っています。聖餐式の準備,祝福,パスに携わるすべての人は,ビショップまたはビショップの指示を受けた人から承認を得なければなりません。

ワードの会員が,自宅や介護センター,病院などから出られないために聖餐を取れない場合,ビショップは彼らのために聖餐を執り行うことを許可することができます。彼らが一時的に自分のワードの管轄地域外にいる場合も,ビショップは許可することができます。しかし,そのほかの状況では,ワードの管轄地域外にいる会員に聖餐を配ることを許可できません。

まれな事例ですが,長期間聖餐会が開かれないことがあります。そのような状況では,ビショップは自分のワードのふさわしい神権者に,安息日ごとに自宅で聖餐を準備して執行する許可を与えることができます。ビショップはまた,家庭に神権者がいないワード会員のために聖餐を準備して執行する許可を与えることもできます。

標準的な教会の礼拝行事以外で聖餐を準備して執行する許可をビショップが与える場合,18.9.2に記載された儀式の執行者に関する指示がさらに適用されます。

18.9.2

儀式の執行者

  • 教師,祭司,メルキゼデク神権者は,聖餐を準備することができます。

  • 祭司とメルキゼデク神権者は,聖餐を祝福することができます。

  • 執事,教師,祭司,メルキゼデク神権者は,聖餐のパスを行うことができます。

アロン神権者が十分にいる場合,通常はアロン神権者がこれらの務めを果たします。聖餐のパスを行うのに十分な数の執事がいない場合,執事定員会会長は,手伝ってもらう人についてビショップと相談します。通常,長老や大祭司に依頼する前に,教師や祭司に助けを求めます。

18.9.3

聖餐のための指針

聖餐は神聖であるため,神権指導者は,儀式が秩序正しく敬虔に行われるように,注意深く準備しなければなりません。聖餐のテーブルクロスは,白地で清潔な,アイロンのかかったものでなければなりません。聖餐のトレイは清潔に保つべきです。聖餐のトレイとカップは,事前に注文しておきます。

聖餐を執行する人は,自分が主を代表していることを自覚し,威厳のある態度で儀式を行うべきです。ビショップリックは執行者に,聖餐の準備や祝福やパスを行う際に,救い主の贖いについて深く考えるように勧めます。

聖餐を執行する人は,身だしなみを整え,清潔にしなければなりません。聖餐の目的である礼拝することと聖約を交わすことの妨げになるような衣服やアクセサリーは,身につけるべきではありません。ビショップは,こうした問題について神権者に助言する必要がある場合,愛をもって行います。また,教会における本人の成熟度も考慮に入れます。

聖餐のパスは自然で,形式にとらわれすぎないようにします。例えば,特定の動作(左手を腰の後ろに回すことなど)や身だしなみ(服装を統一することなど)は必要ありません。

パンが裂かれている間,会衆は聖餐の賛美歌を歌います。この賛美歌の代わりに独唱や楽器演奏を行うべきではありません。また,聖餐を配っている間やその直後に音楽を演奏すべきではありません。

会員の中にグルテン不耐症の人がいる場合,聖餐のために必要な調整についてビショップリックの一員と相談します。そのような会員は,アレルゲンフリーのパンや,裂いたパンに似た代替品を,密封されたビニール袋かカップに入れて持参することができます。これは神権者に渡して,別のトレイに載せてもらいます。ビショップリックは,聖餐のパスをする人が,どの会員にアレルゲンフリーのものを配るか把握できるようにします。ビショップリックは必要に応じて手順を変更することができます。

聖餐は教会員のため行われますが,会員でない人が聖餐を取るのを妨げるような行為はするべきではありません。

18.9.4

手順

  1. 聖餐の準備や祝福やパスをする人は,まず石けんや洗剤で手を洗います。

  2. 教師,祭司,またはメルキゼデク神権者は,集会の前に,裂かれていないパンを載せたパン用のトレイ,新鮮な水が入ったカップを載せた水用のトレイ,清潔なテーブルクロスが所定の位置にあることを確認します。

  3. ワードの会員が聖餐の賛美歌を歌っている間に,聖餐を祝福する人は,敬虔な態度で立ち上がり,パンのトレイを覆っている布を取り,パンを一口大に裂きます。

  4. 賛美歌の後,パンを祝福する人は,ひざまずいて聖餐のパンの祈りをささげます(教義と聖約20:77参照)。

  5. ビショップは,聖餐の祈りがはっきりと,正確に,威厳をもって述べられたことを確認します。言葉を間違えても自分で訂正した場合は,さらに訂正する必要はありません。本人が間違いを正さなければ,ビショップは祈りをやり直すように優しく頼みます。ビショップが祈りをやり直すように求めるときは,慎重に行います。そのようにすることで本人を過度に当惑させたり,儀式の神聖さを損なったりすることのないように注意します。必要に応じて,聖餐のテーブルについている別の人が助けることができます。

  6. 祈りの後,神権者は敬虔な態度で会員にパンを配ります。管理指導者が最初に聖餐を受け,その後は決まった順番はありません。会員にトレイを渡したら,会員同士でトレイを回してもらうことができます。

  7. 会員は,可能であれば右手で聖餐を取ります。

  8. 会員全員にパンを配ったら,聖餐のパスをする人はトレイを聖餐のテーブルに戻します。聖餐を祝福する人は,パンのトレイに布をかけ,水のトレイの覆いを取ります。

  9. 水を祝福する人は,ひざまずいて聖餐の水の祈りをささげます(教義と聖約20:79参照)。「ぶどう酒」という言葉は,「水」に置き換えます。

  10. 祈りの後,神権者は敬虔な態度で会員に水を配ります。管理指導者が最初に聖餐を受け,その後は決まった順番はありません。

  11. 全員に水を配ったら,聖餐のパスをする人はトレイを聖餐のテーブルに戻します。聖餐を祝福した人は,トレイに布をかけ,祝福とパスを行った人々は敬虔な態度で席に着きます。

  12. 集会後,聖餐を準備した人は,きれいに掃除し,テーブルクロスをたたみ,残ったパンを片付けます。

18.10

神権の授与と職への聖任

神権は,アロン神権とメルキゼデク神権の二つの区分があります。(3.3;教義と聖約107:1,6参照)。神権を授けられる人は,その神権の職にも聖任されます。いずれかの神権が授けられた後は,その神権のほかの職への聖任だけが必要になります。

ステーク会長は,メルキゼデク神権の授与と,長老および大祭司の職への聖任を行うための神権の鍵を持っています。ただし,ビショップは通常,これらの聖任について推薦を行います。

ビショップは,アロン神権の授与と,執事,教師,祭司の職への聖任を行うための神権の鍵を持っています。ふさわしい兄弟は通常,下記の年齢でこれらの職に聖任されますが,それより前に聖任されることはありません。

  • 12歳になる年の初めに執事

  • 14歳になる年の初めに教師

  • 16歳になる年の初めに祭司

聖任のための推薦や,賛意の表明を求めるための名前の提示に関する指示は,38.2.5.1および38.2.5.2に記載されています。

18.10.1

儀式の執行者

ステーク会長またはその指示を受けたメルキゼデク神権者は,男性を長老の職に聖任することができます。その聖任の輪に加わることができるのは,メルキゼデク神権者だけです。

ステーク会長またはその指示を受けた大祭司は,男性を大祭司の職に聖任することができます。その聖任の輪に加わることができるのは,大祭司だけです。

メルキゼデク神権の職への聖任を行う人は,神殿参入にふさわしくあるべきです。ステーク会長またはその指名を受けた人が,同席していなければなりません。

祭司またはメルキゼデク神権者は,兄弟を執事,教師,祭司の職に聖任することができます。その場合,ビショップから承認を得なければなりません。また,ビショップまたはその指名を受けた人が同席していなければなりません。

アロン神権の聖任に携わる人は,祭司またはメルキゼデク神権者でなければなりません。

ビショップは,祭司またはメルキゼデク神権者である父親が神殿に参入するふさわしさを十分に備えていなくても,自分の息子を執事,教師,祭司に聖任する許可を与えることができます(18.3参照)。ビショップは,自分の息子を聖任するために自らを備えるよう父親を励まします。

自分のワード以外でこの儀式を執行する人は,管理指導者に有効な神殿推薦状を提示しなければなりません。あるいは,ビショップリックの一員が署名した「儀式執行推薦状」を提示することもできます。

18.10.2

手順

神権の授与と神権の職への聖任を行うには,権限を受けた一人または複数の神権者がその人の頭に軽く手を置きます。その後,執行者は以下のように儀式を行います。

  1. その人の姓名を呼ぶ。

  2. 自分が持つ権能(アロン神権またはメルキゼデク神権)によって儀式を執行することを宣言する。

  3. 以前に授与されていなければ,アロン神権またはメルキゼデク神権を授ける。

  4. アロン神権またはメルキゼデク神権の職に聖任し,その職に付随する権利や力,権能を授ける。(神権を授けるときや職に聖任するときは,ビショップを聖任する場合を除き,神権の鍵は授けない。)

  5. 御霊に導かれるままに祝福の言葉を告げる。

  6. イエス・キリストの御名によって終える。

すでに適切な神権を授けられている人を神権の職に聖任する場合,執行者は手順3を省略します。

聖任は,祝福を与える機会です。聖任の前後に,その人の義務について詳しい勧告と指示を与えます。しかし,それらを祝福の焦点とすべきではありません。聖任を行うときに,祈りや証や指示は必要ありません。

18.10.3

聖任の記録および証明書

メルキゼデク神権の職に聖任するために面接を行う前に,書記は「指導者と書記のためのリソース」システムを使って,「メルキゼデク神権の聖任の記録」を作成します。ステーク会長または割り当てを受けた顧問が面接を行い,ふさわしさの条件をすべて満たしていれば,そのフォームに署名します。

聖任後,ステーク会長または割り当てを受けた人はフォームをすべて記入し,書記に渡します。書記は,「指導者と書記のためのリソース」システムで聖任を記録し,聖任証明書を作成します。ステーク会長はこの証明書に署名し,本人に渡します。

アロン神権の職に聖任するための面接を行う前に,書記は「指導者と書記のためのリソース」システムを使って「アロン神権の聖任の記録」を作成します。ビショップまたは割り当てを受けた顧問が面接を行い,ふさわしさの条件をすべて満たしていれば,そのフォームに署名します。

聖任後,ビショップまたは割り当てを受けた顧問はフォームをすべて記入し,書記に渡します。書記は,「指導者と書記のためのリソース」システムで聖任を記録し,聖任証明書を作成します。ビショップはこの証明書に署名し,本人に渡します。

聖任の記録や証明書には,本人の現在の法律上の名前を使うべきです。

18.11

召しを受けて奉仕する会員の任命

教会のほとんどの役職に召されて支持される会員は,その役職で奉仕するために任命を受けるべきです(3.4.3.1ヨハネ15:16教義と聖約42:11参照)。任命では,(1)その召しにおいて行動する権能と,(2)御霊の導きのままに祝福の言葉が授けられます。

ステーク会長,ビショップ,定員会会長は,任命されるときに会長会の鍵を受けます(3.4.1.1参照)。しかし,会長会の顧問を含め,そのほかの召しで奉仕する会員を任命する場合は,「鍵」という言葉を使うべきではありません。

ビショップの召し,聖任,任命について詳しくは,30.6を参照してください。

18.11.1

任命を行う人

任命はメルキゼデク神権者が執行します。執行者は,適切な神権の鍵を持つ指導者から承認を得なければなりません。任命を行う権限を与えられている人は「召しの一覧表」(30.7)に記載されています。大祭司であることを条件とする職に任命する場合,長老は任命を行うことも,その輪に加わることもすべきではありません。

管理指導者の指示の下に,一人または複数のメルキゼデク神権者が任命に参加することができます。会長は顧問より先に任命を受けます。

管理指導者は,メルキゼデク神権を持つ夫や父親が,神殿に参入するふさわしさを十分に備えていなくても,自分の妻や子供の任命の輪に加わる許可を与えることができます(18.3参照)。

18.11.2

手順

権限を受けた一人または複数のメルキゼデク神権者が,その人の頭に軽く手を置きます。その後,執行者は以下のように儀式を行います。

  1. その人の姓名を呼ぶ。

  2. メルキゼデク神権の権能によって執行することを宣言する。

  3. その人をステーク,ワード,定員会,またはクラスにおける召しに任命する。

  4. 鍵を受けるべき召しであれば,鍵を授ける。

  5. 御霊に導かれるままに祝福の言葉を告げる。

  6. イエス・キリストの御名によって終える。

任命は,祈りや証を伴う正式な集会ではありません。また,詳細な指示を与える時間でもありません。それらは祝福の一部としてではなく,訓練のときに与えます。

18.12

油の聖別

メルキゼデク神権者は,病人や苦しむ人に注ぐために用いる前に,オリーブ油を聖別しなければなりません(ヤコブの手紙5:14参照)。オリーブ油以外の油を用いてはなりません。

会員は,聖別された油を服用したり,体の患部に塗布したりするべきではありません。

18.12.1

儀式の執行者

一人または複数のメルキゼデク神権者が油を聖別することができます。神権指導者に承認を求める必要はありません。

18.12.2

手順

メルキゼデク神権者は,以下のようにして油を聖別します。

  1. オリーブ油の容器を開けて持つ。

  2. 祈るときのように,天の御父に呼びかける。

  3. メルキゼデク神権の権能によって執行することを宣言する。

  4. 油(容器ではない)を,病人や苦しむ人に注ぎ,祝福するために聖別する。

  5. イエス・キリストの御名によって終える。

18.13

病人への癒しの祝福

通常,病人への癒しの祝福は,その人の信仰に応じて祝福がもたらされるように,祝福を受ける本人かまたは関係者からの要請によって行うべきです(ヤコブの手紙5:14教義と聖約24:13-1442:43-44,48-52参照)。

「按手による」病人への癒しの祝福は,油注ぎと,祝福を伴う油注ぎの結び固めという,二つの部分から成ります。聖別された油が手に入らない場合は,油注ぎを行わずに,メルキゼデク神権の権能により祝福を施すことができます。

同じ病気に対して再び祝福を求められた場合,油注ぎは再度行う必要はありません。神権者は,按手とメルキゼデク神権の権能によって,もう一度祝福を施すことができます。しかし,再度油注ぎを行うこともできます。

病院を訪れる神権者は,病人への癒しの祝福を施す機会を自ら求めるべきではありません。

18.13.1

祝福を施す人

ふさわしいメルキゼデク神権者だけが,病人や苦しむ人に癒しの祝福を施すことができます。神権指導者に承認を求める必要はありません。可能であれば,メルキゼデク神権を持つ父親が,病気の家族に癒しの祝福を施します。

通常,二人以上のメルキゼデク神権者が病人への癒しの祝福を施します。しかし,一人が油注ぎと結び固めの両方を行うことができます。

18.13.2

手順

病人への癒しの祝福は,油注ぎと油注ぎの結び固めの二つの部分に分けて執行されます。

油注ぎは,一人のメルキゼデク神権者が以下のように行います。 

  1. 聖別された油を1滴,儀式を受ける人の頭に垂らす。

  2. 両手を儀式を受ける人の頭に軽く置き,その人の姓名を呼ぶ。

  3. メルキゼデク神権の権能によって執行することを宣言する。

  4. 病人や苦しむ人に注ぐため,また祝福するために聖別された油を注いでいることを宣言する。

  5. イエス・キリストの御名によって終える。

油注ぎを結び固めるには,一人または複数のメルキゼデク神権者が,その人の頭に軽く手を置きます。それから,油注ぎを結び固める人が,以下のように行います。

  1. その人の姓名を呼ぶ。

  2. メルキゼデク神権の権能によって油注ぎを結び固めることを宣言する。

  3. 御霊に導かれるままに祝福の言葉を告げる。

  4. イエス・キリストの御名によって終える。

18.14

父親の祝福を含む,慰めと助言を与える祝福

18.14.1

祝福を施す人

メルキゼデク神権者は,自分の家族や祝福を求める人に,慰めと助言を与える祝福を施すことができます。これらの祝福は通常,家族やミニスタリングブラザー,神権指導者によって授けられます。

メルキゼデク神権を持つ父親は,子供に父親の祝福を施すことができます。これらの祝福は,子供が学校に入学するとき,伝道に出るとき,結婚するとき,軍務に就くとき,あるいは特別な問題に直面しているときなどに,特に助けになるでしょう。親は,必要な時に父親の祝福を求めるよう子供に勧めます。父親の祝福は,個人的に用いるために記録することができます。

メルキゼデク神権者は,慰めと助言を与える祝福や父親の祝福を施すために,神権指導者の承認を求める必要はありません。

18.14.2

手順

慰めと助言を与える祝福や父親の祝福を施すには,一人または複数のメルキゼデク神権者が祝福を受ける人の頭に軽く手を置きます。その後,執行者は以下のように儀式を行います。

  1. その人の姓名を呼ぶ。

  2. メルキゼデク神権の権能によって祝福を授けることを宣言する。

  3. 御霊に導かれるままに,祝福や慰め,助言の言葉を告げる。

  4. イエス・キリストの御名によって終える。

18.15

家の奉献

教会員は,メルキゼデク神権の権能によって,自宅を奉献することができます。自分が所有していない家や,支払いを終えていない家でも奉献できます。教会の建物と異なり,自宅を主に奉献することはしません。

18.15.1

奉献を行う人

家の奉献はメルキゼデク神権者が行います。家族にメルキゼデク神権者がいない場合は以下のようにします。

  • 家族は,メルキゼデク神権を持つ,親しい友人,親族,またはミニスタリングブラザーを招いて家の奉献を行うことができる。奉献を行う人は,神権指導者に承認を求める必要はない。

  • 家族が集まって,御霊に導かれるままに,祈りをささげることもできる。祈りには,18.15.2の手順にある要素を入れることができる。

18.15.2

手順

メルキゼデク神権者は,以下のようにして家を奉献します。

  1. 祈るときのように,天の御父に呼びかける。

  2. メルキゼデク神権の権能によって執行することを宣言する。

  3. 聖なる御霊の宿る神聖な場所として家を奉献し,御霊に導かれるままにさらに言葉を付け加える。例えば,家族が礼拝し,世の中から安全に守られ,霊的に成長し,永遠の家族関係に備える場所となるように家庭を祝福することができます。

  4. イエス・キリストの御名によって終える。

18.16

墓の奉献

18.16.1

墓を奉献する人

墓を奉献する人は,メルキゼデク神権を持ち,その儀式を管理する神権指導者の承認を得た人でなければなりません。

家族が希望する場合,奉献の祈りの代わりに,墓前で祈りをささげることもできます。家族が選んだ人であれば,だれでも祈りをささげることができます。

自分のワード外で墓の奉献を行う人は,その儀式を管理する神権指導者に有効な神殿推薦状を提示しなければなりません。あるいは,ビショップリックの一員が署名した「儀式執行推薦状」を提示することもできます。

18.16.2

手順

メルキゼデク神権者は,以下のようにして墓を奉献します。

  1. 祈るときのように,天の御父に呼びかける。

  2. メルキゼデク神権の権能によって執行することを宣言する。

  3. 埋葬地を遺体の休息の地として奉献し,聖別する。

  4. その地が復活まで神聖にされ,守られるように祈る(適切な場合)。

  5. 家族に慰めが与えられるように天の御父に願い,御霊の導きのままに思いを述べる。

  6. イエス・キリストの御名によって終える。

教会員の遺体を火葬する場合,管理指導者は自らの判断で,遺骨・遺灰の保管場所を奉献するかどうかを決めます。管理指導者は,家族の希望や地元の慣習,法律を考慮に入れます。奉献を行う兄弟は,墓の奉献に関する指示を実状に合わせて変更します。

18.17

祝福師の祝福

バプテスマを受けたふさわしい会員はだれでも,天の御父から霊感あふれる指示が与えられる祝福師の祝福を受ける権利があります(創世48:1449章2ニーファイ4:3-11参照)。親と教会指導者は,祝福師の祝福を受けるために霊的に備えるよう会員に勧めます。

ビショップまたは割り当てを受けた顧問は,祝福師の祝福を受けることを望む会員と面接をします。その会員がふさわしければ,面接した人は,「祝福師の祝福への推薦状」を作成します。そして,ChurchofJesusChrist.orgにある「祝福師の祝福システム」を通して提出します。

18.17.1

祝福師の祝福を受ける

推薦を受けた会員は,祝福師に連絡して,祝福師の祝福を受けるための予約を取ります。予約の日に会員は,祈りの気持ちをもって,日曜日の服装で祝福師のもとに向かいます。会員は断食することができますが,必須ではありません。

祝福師の祝福は,神聖で内密を要する個人的なものです。そのため,限られた人数の家族が立ち会う場合を除いて,個人的に授けられます。

祝福師の祝福を受ける人は,祝福の言葉を心に銘記し,深く思い巡らし,この世においても永遠にわたっても,約束された祝福を受けるにふさわしい生活をしなければなりません。

教会員は祝福を比較したり,親族以外の人に見せたりするべきではありません。また,祝福師の祝福は,教会の集会やほかの公の集まりで読み上げるべきではありません。

祝福師の祝福に血統の宣言が含まれていない場合,祝福師は後日,追加の祝福を授けて血統を宣言することができます。

18.17.2

祝福師の祝福の写しの入手

祝福師の祝福を受けた人は,印刷された写しを注意深く保管するべきです。しかし,この写しを紛失または破損した場合,新しいものを要請することができます。この要請は,ChurchofJesusChrist.orgの「祝福師の祝福」から行うことができます。これが不可能な場合,ビショップに連絡して支援を求めます。

18.17.3

追加情報

祝福師の祝福について詳しくは,38.2.12および「祝福師の祝福」を参照してください。

18.18

神殿のエンダウメントと結び固め

神殿のエンダウメントと結び固めの儀式については,第27章を参照してください。