ブラジル・サンパウロ神殿

5月2－8日

出エジプト35－40章；レビ1章；16章；19章

「主に聖なる者」

聖文を研究しながら意義深い経験をしているなら，日曜日にクラスの参加者と会うときに教え，証することができるようになります。クラスの参加者にも同じことをするよう勧めるために，何ができるでしょうか。

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今週の読書範囲の章では，イエス・キリストとその贖いの犠牲について教えるために様々な象徴が使われています。レッスンの始めに，クラスの参加者に，出エジプト35－40章またはレビ1章；16章；19章から，救い主について自分に教えてくれたものをホワイトボードに書くか，絵に描いてもらうとよいでしょう。自分が学んだことについて話してもらいます。

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教義を教える

出エジプト35－40章

主はわたしたちに，御自身のように聖くなることを望んでおられる。

• 今週，出エジプト35－40章を研究する中で，クラスの参加者は恐らく，古代の幕屋にあった様々なものがどのように自分たちの思いをイエス・キリストに向けるかについて，深く考えたことでしょう。もしそうであれば，自分の考えを分かち合うよう参加者に勧めます。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要に載っている表を，この話し合いに役立てるとよいでしょう。また，幕屋と結びついているこれらの象徴が，より聖くなることについて何を教えているかについて話すこともできます。イエス・キリストは，わたしたちがより聖くなれるよう，どのように助けてくださるでしょうか。

• 多くの人にとって，より聖くなるという考えは，手の届かないものに思えるかもしれません。聖くなることはわたしたちのために天の御父が用意された計画の一部であることを，クラスの参加者が理解できるようどのように助けますか。「その他のリソース」にあるヘンリー・B・アイリング管長の言葉を，クラスで一緒に読むとよいでしょう。聖くなるとはどういう意味でしょうか。末日の神殿や，神殿でわたしたちが行う業は，わたしたちがより聖くなるのをどのように助けてくれるでしょうか（教義と聖約84：19－24；109：6－26；128：15－18も参照）。次に，自分や自分の知っている人たちがより聖くなるうえで，これらのことがどのように助けとなってきたかを，クラスの参加者に分かち合ってもらいます。

• イスラエルの民が荒れ野に建てた幕屋は，多くの点で，わたしたちの末日の神殿と似ています。出エジプト35－40章で学んだ幕屋に関する事柄の中で，わたしたちが神殿で経験することを思い起こさせるものを，クラスの参加者に挙げてもらうとよいでしょう。もし助けが必要であれば，出エジプト40章の，垂幕，祭壇，聖なる服，洗うこと，油を注ぐことなどに言及している節を見るよう参加者に言います。神殿は，わたしたちがキリストのもとに行くのをどのように助けてくれるでしょうか。神殿での時間を主に意識を集中して過ごすために，何ができるでしょうか。

レビ1：1－9；16章

イエス・キリストの贖いによって，わたしたちは赦しを受けることができる。

• 動物の犠牲という考えは，現代のわたしたちにとっては奇妙に思えるかもしれませんが，この慣習からは，イエス・キリストの贖いの犠牲について多くを学ぶことができます。話し合いを始めるに当たり，ゲツセマネと十字架上の救い主の絵を見せます（『福音の視覚資料集』56，57番参照）。クラスの参加者に，イエス・キリストの贖いの犠牲に関連していると感じる言葉を分かち合ってもらいます。次に，動物の犠牲について述べられているレビ1：1－9あるいはレビ16章を読み返して，同じく救い主の犠牲に関連していると感じる言葉を見つけてもらいます。古代に行われていたこれらの犠牲は，わたしたちがイエス・キリストの贖いをより深く理解するうえで，どのような助けとなるでしょうか。皆で救い主についての賛美歌を歌い，主に対する気持ちを分かち合います。

  幕屋を建てるためのささげ物を持ち寄る古代の人々

  イスラエルの子らは，幕屋のために「心から喜んで」（出エジプト35：5）ささげ物を差し出しました。Corbert Gauthierによるイラスト，© Lifeway Collection/licensed from goodsalt.com

• 旧約聖書の時代に主が求められた犠牲と，今日主がわたしたちに求めておられる犠牲とを比較してみると役立つかもしれません。例えば，召しにおいて奉仕する，断食献金を納める，家族歴史活動を行う，互いにミニスタリングをするなど，主と主の業のためにわたしたちが犠牲をささげる方法を挙げるとよいでしょう。次に，レビ1：1－9を一緒に読み，これらの節で述べられているささげ物の要素の中で，主が今日わたしたちに求めておられるささげ物と関連していると思われるものを，クラスの参加者に探してもらいます（3ニーファイ9：19－20；教義と聖約64：34参照）。モーセ5：7から，わたしたちは自分が主の業のために払う犠牲についてどのように考えるべきかについて，何を学べるでしょうか。

「その他のリソース」アイコン

その他のリソース

神はわたしたちを聖くしてくださる。

ヘンリー・B・アイリング管長は次のように教えています。

「個人の聖さが増すことによりさらに幸福にな〔ります〕。……聖文の教えによると，わたしたちが聖められ，さらに聖くなることができるのは，イエス・キリストを信じる信仰を働かせ，従順さを示し，悔い改め，主のために犠牲を払い，神聖な儀式を受け，主と交わした聖約を守るときです。……

賛美歌『さらに聖くなお努めん』〔『賛美歌』74番〕の歌詞からは，さらに聖くなるためにどう助けを求めて祈ればよいかが分かります。作詞者は，わたしたちの求める聖さが愛する神からの賜物であり，自分にできることをすべて行った後に長い時間をかけて与えられるものだということを巧みに歌詞にしています。」（「聖さと幸福の計画」『リアホナ』2019年11月号，100，103）

教え方を改善する

神聖な音楽を活用する。賛美歌のメッセージは，聖文の教義を力強く教えてくれます。例えば，「さらに聖くなお努めん」，「主イエスの愛に」（『賛美歌』74，109番）のような賛美歌を歌うことで，レビ16章と19章で教えられているメッセージを強調することができます。