神殿の外を歩く3人の女性

10月23－29日

1および2テモテ；テトス；ピレモン

「信者の模範になりなさい」

クラスの参加者を心に留めて，1および2テモテ；テトス；ピレモンを読んでください。もたらされる思いや印象は，クラスの参加者を自分たちに関連のある聖句へと導く助けとなり，クラスに御霊を招くことができるでしょう。

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分かち合うよう招く

個人として，また家族として聖文を研究することに関して，成功していることや課題について互いに語り合ってもらうことは，クラスの参加者にとって有益でしょう。クラスの始めに，クラスの参加者に，聖文研究でうまくいっていることについて話してもらうとよいでしょう。

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教義を教える

1および2テモテ；テトス

真実の教義を理解することは欺かれないようにするうえで有益である。

• クラスの参加者は，何がほんとうで何がうそかを見定めるのが難しい時代に生きています。テモテとテトスもそのような時代に生きていたため，彼らへのパウロの勧告はきっと現代においても有益でしょう。パウロの勧告が記されている聖句を以下に幾つか挙げます：1テモテ1：1－7；4：1－2，6；6：3－5，20－21；2テモテ3：13－17；4：2－4；テトス1：7－9；2：1，7－8。クラスの参加者それぞれにこれらの聖句の一つを割り当てて，真実の教義の重要性について学んだことを分かち合ってもらうとよいでしょう（アルマ31：5も参照）。救い主の教義は，わたしたちが欺きを避けるうえでどのような助けとなるでしょうか。クラスの参加者に，真実の教義の持つ力から祝福を受けた経験を分かち合ってもらうこともできます。

若い男性に話しかける二人の宣教師

「あなたは，年が若いために人に軽んじられてはならない。むしろ，……信者の模範になりなさい。」（1テモテ4：12）

1テモテ4：10－16

「信者の模範になりなさい。」

• クラスの参加者は，自分たちが示している良い模範の力に気づいていない可能性があります。クラスの仲間を含めて，自分たちが知っている人々がどのようにキリストの弟子の模範となっているかについて話してもらうとよいでしょう。12節にある，わたしたちがどのように模範となるべきかを説明している言葉，すなわち，言葉，行状（ふるまいや態度という意味もあります），愛， ，信仰，純潔といった言葉をホワイトボードに書き出すと，話し合いに役立つでしょう。クラスの参加者に，これらのそれぞれにおいてどのように信者の模範になれるか，話し合ってもらうとよいでしょう。

2テモテ1章

「神がわたしたちに下さったのは，臆する霊ではなく，力と愛と慎みとの霊なのである。」

• 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要では，2テモテを調べて，教導の業に携わるテモテを励ますためにパウロが与えた勧告を見つけるよう勧めています。クラスの参加者に，理解したことを分かち合ってもらいます。あるいはレッスンの中で少し時間を取って，パウロの勧告を探し，分かち合ってもらうとよいでしょう（1章に幾つか良い例があります）。また，恐れに打ち勝てるよう神が助け，「力と愛と慎みとの霊」を与えてくださったときの経験を分かち合ってもらってもよいでしょう（2テモテ1：7）。

2テモテ3章

聖文を研究することは，終わりの時の苦難に打ち勝つ助けとなる。

• 来るべき「苦難の時代」についてテモテに警告した後，パウロは，聖文の力と重要性について証を述べました（2テモテ3：1，14－17参照）。困難な時代において聖文がどのようにわたしたちを強めてくれるかについての話し合いを始めるために，クラスの参加者に，2テモテ3：1－7でパウロが述べている終わりの時の苦難について読んでもらうとよいでしょう。その後，このような危険から守られる助けとなった聖句を探し，分かち合ってもらうとよいでしょう（幾つかの例が「その他のリソース」に挙げられています）。聖文を研究することで，今日の世界における様々な問題からどのように守られてきましたか。

• 聖文の力についてのパウロの勧告を研究することは，クラスの参加者が，努めて神の言葉を研究するように互いに励まし合う機会となります。2テモテ3：14－17を読んで，聖文を研究することで得られる祝福と守りを見つけてもらうとよいでしょう。その後，聖文を研究したことでこれらの祝福を受けた経験を紹介してもらうとよいでしょう。また，クラスの参加者に少し時間を与えて，個人として，また家族として，聖文によってさらに意義深い経験をするために何を行うことができるかについて深く考えてもらってもよいでしょう。

「リソース」アイコン

その他のリソース

終わりの時の苦難からわたしたちを守ってくれる聖文の真理（2テモテ3：2参照）。

終わりの時の苦難	わたしたちを守ってくれる真理
終わりの時の苦難 自分を愛する者	わたしたちを守ってくれる真理 ヨハネ15：12－13
終わりの時の苦難 金を愛する者	わたしたちを守ってくれる真理 教義と聖約88：123
終わりの時の苦難 大言壮語する者	わたしたちを守ってくれる真理 モーサヤ2：24－25
終わりの時の苦難 高慢な者	わたしたちを守ってくれる真理 アルマ5：27－28
終わりの時の苦難 神をそしる者	わたしたちを守ってくれる真理 教義と聖約63：64
終わりの時の苦難 親に逆らう者	わたしたちを守ってくれる真理 エペソ6：1－3
終わりの時の苦難 恩を知らぬ者	わたしたちを守ってくれる真理 教義と聖約78：19
終わりの時の苦難 神聖を汚す者	わたしたちを守ってくれる真理 申命7：6

教え方を改善する

霊的な成長は家庭で起こる。あなたがクラスの参加者とともにいるのは，月に2回の短い時間だけです。参加者の多くが教室の外で意義深い霊的な経験をしており，そうした経験はクラスのほかの参加者を強めてくれます。クラスの参加者が，家庭で聖文研究を行っているときに学んだことを分かち合ってくれるような質問をしましょう。（『救い主の方法で教える』18参照）