インスティテュート
福音トピックスの紹介:教会における多様性と一致


「第6課:福音トピックスの紹介:教会における多様性と一致」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』

「福音トピックスの紹介:教会における多様性と一致」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』

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多様な人々のグループ

第6課

福音トピックスの紹介:教会における多様性と一致

このレッスンでは,「福音ライブラリー」「福音トピックス」の項にあるリソースを使って,信仰を築く有意義な学習経験のモデルを示します。レッスンの間,わたしたちは様々な文化,人種,国籍,言語を含む国際的な教会に属していることを生徒に思い出してもらいます。生徒は,教会における多様性と一致のテーマについて話し合う中で,次のパターンを実践する機会があります:(1)テーマとの関連性について話し合う,(2)理解を深める,(3)明確に述べる,(4)振り返り,記録する。

教えるための提案

テーマを選択する

第7-14課は,詳しく学ぶテーマとしてクラスが選んだものに基づいて行われます。生徒がこれからのレッスンのテーマを選ぶ時間を十分に取れるように,今日のクラスではミニ訓練または「最新情報」の活動を行わないことを検討してください。

生徒には自分で選んだテーマに取り組むことの大切さについて考える時間が必要だと感じる場合は,クラスを小さなグループに分け,幾つかのグループに付録Bの配付資料7について,他のグループには付録Bの配布資料8について話し合ってもらい,学んだことを発表する時間を取ります。その後,クラス全体で,コースの残りのレッスンで最も話し合いたいテーマを決めてもらいます。

テーマとの関連性について話し合う

十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード会長の次の言葉を読みます。

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M・ラッセル・バラード会長

〔かつて〕,大管長会は次のように宣言しました。「わたしたちのメッセージは……宗教的信条や人種,国籍にかかわらず,すべての男女の永遠の福利に特別な愛と関心を寄せるというものです。なぜなら,わたしたちは同じ永遠の御父の息子,娘であって,真の兄弟姉妹であることを知っているからです。」(大管長会の声明,1978年2月15日付)

これがわたしたちの教義,すなわち包容の教義です。これこそわたしたちが信じていることです。これがわたしたちに教えられていることです。この教義があるからこそ,わたしたちは地上 に住むすべての民の中で,最も愛に満ちた,親切で寛容な民でなければなりません。(「包容の教義『リアホナ』2002年1月号,42)

  • わたしたち一人一人が,教会に居場所があると感じることはなぜ大切なのでしょうか。

  • 居場所があると感じるのを妨げるものは何でしょうか。

  • 教会の多様性が増している中で,どうすれば一致できるでしょうか。

深く理解する

生徒が「福音トピックス」の記事“Diversity and Unity in The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints(「末日聖徒イエス・キリスト教会における多様性と一致」)”にアクセスして数分間学習し,このテーマについてさらに学ぶ機会を設けます。

生徒たちに,以下の質問を一つ以上,二人一組か小グループで話し合ってもらいます:

  • この資料から多様性について何を学びましたか。どの参照聖句が最も役に立ちましたか。この記事から,あなたにとって最も有意義だったことの例を幾つか挙げてください。

  • わたしたち一人一人が,現代の預言者と使徒が多様性について教えていることを知り,分かち合うことは,なぜ大切なのでしょうか。

  • 多様性についてのこれらの教えは,さらに救い主のような者になるうえでどのような助けとなるでしょうか。

  • この資料は,主の教会について誤解がある場合にはそれを解き,主の教会に対する信頼を増すのにどのように役立つでしょうか。

  • この資料を研究して,どのような印象や洞察を受けましたか。また,それらからどのような影響を受けましたか。

明確に述べる

付録Bの配付資料3-5にある活動の一つを行うか,自分で活動を考案します。

振り返り,記録する

このクラスで学んだことや感じたことを深く考える時間を生徒に与えます。配付資料6の「振り返り,記録する」(付録B内)にある質問をもとに,この活動を行うとよいでしょう。

次回に向けて

クラスの初めに生徒たちが選んだテーマに基づいて,次のクラスでどのテーマについて話し合うかを伝えます。生徒に,今週時間を取って,ニュースルーム『聖句ガイド』「総大会」「ライフヘルプ」「福音トピックス」のいずれかから,関連するリソースがないか調べてもらいます。