2016
10分で賛美歌が弾けるように
2016年4月


10分で賛美歌が弾けるように

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learn to play a hymn 1
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ピアノをまったく弾いたことがないけれどもずっと習いたいと思っていた皆さん,チャンスです。必要なのは,音楽用キーボードだけ。自宅になくても,この記事を持ってピアノかキーボードのある場所に行けば,習い始められます。

このレッスンはとてもシンプルで簡単なので,終わる頃には賛美歌が1曲弾けるようになっているでしょう。それどころか,レッスンを始めてから10分ほどで賛美歌の主旋律を弾けるようになるかもしれません。

準備はいいですか。では,始めましょう。

ピアノを弾く準備

  1. ピアノの前に座ったら,鍵盤に指を置き,肘がやや曲がるように,椅子を引きます。

  2. 椅子の中央に腰掛け,鍵盤中央の正面に座ります。

  3. 椅子の前側の端に腰掛け,背中をまっすぐにして体重を前に掛けます。

  4. 足は床の上に置きます。

  5. 良い姿勢のまま楽に座ります。

  6. 十分な照明があって楽譜と鍵盤が見えることを確認してください。

  7. 立ちます。手を体の横に下ろして力を抜いてください。すると,ボールを握っているような形で手の指が自然に曲がっているはずです。もう一度座り,手が自然に曲がっている状態で指を鍵盤に置きます。

  8. 手を鍵盤の上に置いて,白い鍵盤の広い部分の中央付近に指が触れるようにします。手のひらは鍵盤より高い位置に保ち,鍵盤や鍵盤の下の木の部分に手のひらが触れないようにします。

  9. 爪のすぐ下の指の頭の部分で鍵盤をたたきます。指を曲げたまま,第3関節(指の付け根の関節)から指を上げます。指の関節を曲げたまま鍵盤をたたきます。

指番号のとおりに弾く

正しい指で鍵盤をたたけるよう,指には図のように番号が割り当てられています。指番号は,楽譜では音符の上に書かれています。

どれでもよいので5つの鍵盤の上に手を置いて,指を1本ずつ鍵盤に乗せます。表示されているとおりに正しい指使いで弾いて指番号の練習をしましょう。棒が上についている音符は右手用です。棒が下についている音符は左手用です。

「街を離れたる青き丘に」を弾く

下の図のように手を鍵盤の上に置きます。

2つまたは3つずつ並んでいる黒鍵を見ながら正しい場所を見つけます。

図に書いてあるとおりの指番号を使ってこの賛美歌を弾きましょう。棒が上についている音符は右手用,棒が下についている音符は左手用です。慣れるまでこの賛美歌を練習します。9つの注意点に書いてある,良い指使いの原則に従います。

ピアノの手ほどきを受けたあなたは,簡単な賛美歌の主旋律が弾けるようになりました。他の賛美歌を弾くには,拍子やリズム,音符に関する基本原則を学ぶ必要があります。

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  2. ローラ・ルイス・ブラウン,“The Benefits of Music Education,” pbs.org;ジェシカ・ベラスコ,“How the Arts Can Help Students Excel,” the Science of Learning Blog, 2012年12月11日,scilearn.com/blog/how-arts-help-students-excel; “Music Helps Children Learn Maths,” The Telegraph, 2012年3月22日,telegraph.co.uk参照