働くことはなぜ重要な福音の原則なのでしょうか

主はわたしたちに怠惰にならないよう戒めてこられました。労働への意欲や必要な能力を高めることで，わたしたちは自分たちが暮らす世の中に貢献できるようになります。労働は自尊心を強めてくれます。労働は，現在と未来にわたって，わたしたち自身と家族に祝福をもたらします。

霊的に備える

あなたは働くことによって，これまで何を得てきましたか。労働によってあなたと家族は，物心両面でどのような祝福を受けてきましたか。

若い男性が一生懸命働くことによって充実感を得たのはいつだったでしょうか。彼らが労働によってもたらされる多くの祝福に気づき，働きたいという望みを強めるよう，どのように助けることができますか。

よく祈って，これらの聖文とその他のリソースを研究してください。働くよう鼓舞するのはどれですか。

創世記3：19（わたしたちは自活するために働かなければならない）

マタイ25：14－30（タラントのたとえ話）

ガラテヤ6：3－5；1テサロニケ4：11；モーサヤ10：4－5（わたしたちは働くよう命じられている）

アルマ38：12；教義と聖約58：27； 60：13；75：29；107：99－100（怠惰であってはならない）

ディーター・F・ウークトドルフ「いかなる経済状況にも当てはまる二つの原則」『リアホナ』2009年11月号，55－58

H・デビッド・バートン「労働の祝福」『リアホナ』2009年12月号，37－40

「労働と自立」『若人の強さのために』40－41

ビデオ―「途絶えない記録」

救い主の方法で教える

救い主は御自身の弟子たちに簡単な物語やたとえ話，実例を分かち合われました。主は彼らが自分の経験の中で福音の教えを見いだせるように助けられました。あなたは労働に関して，どのような実例を分かち合うことができますか。若い男性は労働について何を学んできましたか。

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ビデオ―「改心へと導く」

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若い男性に指導する機会を与える

定員会会長会の一員（または祭司定員会のビショップ補佐）が，定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし，（聖文と小冊子『神への務め』から）神権の義務について教え，神への務めを成し遂げた経験を分かち合うよう励まします。また，福音のレッスンを教えるよう，アドバイザーまたは定員会の会員に依頼します。このための準備として，会長会集会の間に定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。

学ぶ経験を始める

先週のレッスンを復習し，今週のレッスンの導入をするために，以下のアイデアから選ぶか，自分自身でアイデアを考えてください。

前回のレッスンから二つの質問をホワイトボードに書き，若い男性に答えてもらいます。
若い男性に，何かを得たり達成したりするために一生懸命働いたことについて話してもらいます。彼はどのような犠牲を払わなければなりませんでしたか。目標を達成したとき，彼はどのように感じたでしょうか。彼は自分の経験から何を学びましたか。

一緒に学ぶ

以下の活動はどれも，定員会の会員が労働の価値を理解するうえで役立つでしょう。御霊の促しに従って，定員会に最も適した活動を一つ、あるいは幾つか選んでください。

「わたしは何を学んだだろうか。」「なぜそれが重要なのだろうか。」そして「わたしには何ができるだろうか。」以上の質問をホワイトボードに書きます。『若人の強さのために』を若い男性一人一人に配り，各自で「労働と自立」の項のどれか1段落を読むよう割り当てます。割り当てられた段落を研究し，ホワイトボードに書かれた3つの質問に答える準備をするよう勧めます。あなた自身の人生から，労働の大切さを学んだ経験を分かち合ってください。
一人一人の若い男性に，この概要に提示されている聖句の一つを読むよう割り当てます。若い男性に一人ずつ教室の前に出て来てもらい，(a)割り当てられた聖文から学んだこと，(b)それが重要である理由，(c)これまでに自分が目にした，その聖文の教えをよく表している実例を分かち合ってもらいます。
定員会全員でマタイ25：14－30を読みます。労働と労働の結果に関する聖句に下線を引き，怠惰と働かないことの結果に関する聖句を丸で囲むよう，若い男性に提案します。若い男性に，何かに一生懸命取り組んだことで分かったことやその経験を分かち合うよう勧めます。彼らの努力は，どのような結果をもたらしたでしょうか。
ディーター・F・ウークトドルフ管長の説教「いかなる経済状況にも当てはまる二つの原則」から「第１の原則―労働」の項を読みます。若い男性に，この説教から覚えるとよい一節，あるいは毎日読むことで働く努力をするよう霊が鼓舞される一節を選んでもらいます。若い男性にビデオ「途絶えない記録」を見せ，ウークトドルフ管長の教えの範例を見つけてもらいます。タイラーの模範から，彼らは労働について何を学べるでしょうか。彼が行ったことを，彼ら自身の目標を達成するためにどのように応用できますか。

若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。彼らはなぜ労働が大切なのか理解しているでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やした方がよいでしょうか。

教師へのヒント

「聖典と末日の預言者の教えから答えを見つけさせるような質問をする。」（『教師，その大いなる召し』62）

行動するように勧める

司会をしている若い男性が閉会行事を行います。彼は以下を行うことができます。

今日学んだことに基いて，行うよう促しを受けたことを分かち合う。
ビショップが特定したワードの必要事項を，幾つか定員会で分かち合い，それらの必要を満たすのに役立つような定員会の活動を計画する。