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第6課 クラス用準備資料—男女の間の結婚は神によって定められたものである


「第6課 クラス用準備資料—男女の間の結婚は神によって定められたものである」『永遠の家族 教師用資料』

「第6課 クラス用準備資料」『永遠の家族 教師用資料』

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神殿の外を歩く花嫁と花婿

第6課 クラス用準備資料

男女の間の結婚は神によって定められたものである

家族の宣言は,「男女の間の結婚は神によって定められたものである」という厳粛な宣言で始まります(「家族—世界への宣言ChurchofJesusChrist.org)。預言者や使徒,ほかの教会指導者がこの真理を教え続けているのはなぜか,考えたことがありますか。この課を研究する際,天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を行使することは,あなたが結婚に向かって進むうえでどのような助けになるか考えてください。

セクション1

結婚に対する天の御父の視点は,わたしのために備えられた神の計画を理解するうえでどのように助けになるでしょうか。

近年,結婚についての考え方は,多くの社会で変化してきました。最近どのような意見を耳にしましたか。

教会が組織されて間もなく,リーマン・コプリーは,以前属していたシェーカー派という宗教団体の会員に福音を教えてくれるよう宣教師たちに求めていました。シェーカー派は結婚を否定し,独身主義を貫くことを信条としていました。預言者ジョセフ・スミスはこれを始めとする信条について主に尋ね,啓示を受けました。

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クラスに備えて学ぶ

教義と聖約49:15-16を読み,主が結婚について宣言されたことを見つけてください。

15節で使われているように,「聖任する」とは,上位の権威によって命令する,確立する,任命することを意味します(この定義を聖典にメモするとよいかもしれません)。十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老は,次のように男女間の結婚の重要性について強調しました。

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D・トッド・クリストファーソン長老

男女間の結婚の上に築かれた家族は,神の計画が成功するための最良の環境を提供してくれます。純粋無垢な状態で子供が生まれる環境,実り多い現世の生活と来世における永遠の命に必要な学びと備えの環境です。……

……その神とは,初めに御自分の形にアダムとエバ,すなわち男と女を創造し,二人を一つに合わせて夫婦と……された御方です。……一人一人が神の形をしていますが,恐らく,わたしたちが神の形に創られた男と女であるという言葉の最も完全な意味は男女が一つとなる結婚のきずなの中に見いだすことができるでしょう。わたしたちのだれであっても,この神聖な婚姻関係という秩序に変更を加えることはできません。人が発明したものではないのです。そのような結婚は,まさに「天,すなわち神から」〔see Dietrich Bonhoeffer, Letters and Papers from Prison, ed. Eberhard Bethge (1953), 42–43〕与えられたものであり,人類の堕落,そして贖罪とまったく同様に幸福の計画の重要な一部なのです。(「なぜ結婚,なぜ家族か」『リアホナ』2015年5月号,52)

神の律法に従った結婚は,男性と女性の間に存在しうる最も神聖な関係です。ハワード・W・ハンター大管長は次のように説明しています。

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ハワード・W・ハンター大管長

男性は女性なしに完全にはなれませんし,男女のいずれが欠けても,人はその創造の目的を果たすことはできません〔1コリント11:11モーセ3:18参照〕。男女間の結婚は,神によって定められたものです〔教義と聖約49:15-17参照〕。結婚の新しくかつ永遠の聖約によってのみ,人は永遠の祝福を享受することができるのです〔教義と聖約131:1-4132:15-19参照〕。(「義にかなう夫,父親」『聖徒の道』1995年1月号,57)

結婚の新しくかつ永遠の聖約に入り,それを守る人々は,日の栄えの王国の最も高い栄光を得ることができます(教義と聖約131:1-4参照)。そこは,昇栄または永遠の命としても知られている「永遠の祝福を享受する」場です。(結婚の新しくかつ永遠の聖約については,第10課でさらに詳しく学びます。)

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手を取り合う花嫁と花婿

前回の課で永遠の命の性質について学んだことを思い出してください。十二使徒定員会のロバート・D・ヘイルズ長老は次のように教えています。

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ロバート・D・ヘイルズ長老

御父の計画により,わたしたちが永遠の命,すなわち天の両親と同じ命を受け継ぐ方法が用意されています。簡潔に言うと,「主にあっては,男なしには女はないし,女なしには男は〔ありません〕。」〔1コリント11:11〕永遠の命の中心には男性と女性による永遠の結婚が含まれており,これは天の両親に似た者となるうえで不可欠な部分となっています。(「救いの計画—わたしたちを導く神聖な知識の宝」『リアホナ』2015年10月号,37)

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男女の間の結婚はなぜ神により定められており,神の永遠の計画に不可欠なのか,あなたならどのように説明しますか。

セクション2

この世で結婚しなかったり,夫婦関係が終わりを迎えてしまったら,どうなるのでしょうか。

様々な状況により,一部の人は義にかなった望みがあるにもかかわらず,この世で結婚することがありません。結婚しても,夫婦関係が離婚という形で終わることもあります。大管長会のダリン・H・オークス管長はこのような状況について,次のように教えています。

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ダリン・H・オークス管長

わたしの話を聞いている人の中には,「でもわたしはどうしたらいいのかしら」と思う人がきっといることでしょう。わたしたちは,進歩を望んでも現在は理想的な機会と基本的な条件を欠いている,ふさわしくすばらしい末日聖徒が大勢いることを理解しています。独身生活,子供を授からない生活,死,離婚は理想を打ち砕き,約束された祝福の実現を遅れさせます。……しかし,このような苦しみは一時的なものです。戒めに従い,聖約を忠実に守り,正しい望みを抱く神の息子,娘たちには,永遠の世界では何の祝福も拒まれないと,主は約束されました。」(ダリン・H・オークス「人に幸福を与える偉大な計画」『聖徒の道』1994年1月号,84)

一部の永遠の祝福をこの世にいる間には完全な形で経験しないかもしれませんが,結婚していない人は結婚するまで幸福や満足感を感じられないわけではありません。(これについては,今後のレッスンで採り上げます。)だれもが,神の計画と王国におけるきわめて活発な参加者として,永続する喜びと有意義な進歩を経験し,必要な貢献をすることができます。

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クラスに備えて深く考える

結婚していないために幸福と永遠の命を得る機会が失われたと感じている人に,あなたなら何と言いますか。

セクション3

天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を行使することは,わたしが恐れを克服し,結婚の喜びを経験するうえでどのように役立ってきたでしょうか。

あなたや周りの人々が結婚することについて抱いている疑問や懸念について考えてください。十二使徒定員会のクエンティン・L・クック長老は,一部の人が結婚への取り組みを遅らせる一つの理由を述べています。

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クエンティン・L・クック長老

中には,教育を修めて仕事に就くまで結婚を引き延ばす人もいます。世の中で広く受け入れられているこの考え方は,信仰を反映したものでも,現代の預言者の勧告に従うものでも,健全な教義と両立するものでもありません。(「賢明に選ぶ」『リアホナ』2014年11月号,47)

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物思いにふけりながら夕日を眺めるヤングアダルト

サタンは度々,恐れや人の理論を増幅させ,気をそらせることにより,人々が結婚に向かうのを妨げます。離婚からもたらされる問題を目にしたことがあるために,結婚前や結婚してから恐れを抱く人がいます。(今後のレッスンで,夫婦関係を強め,離婚を防ぐうえで助けとなる原則を学びます。)

あなたが自信をもって結婚に臨むのを助けてくれるのは何でしょうか。

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クラスに備えて学ぶ

箴言3:5-62テモテ1:7教義と聖約6:36を読みます。あなたの結婚への取り組み方に,これらの教えをどのように当てはめることができるか考えてください。

中央扶助協会会長のジーン・B・ビンガム会長はこう教えています。

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ジーン・B・ビンガム会長

わたしたちも信頼する勇気を持てないことがあります。神がわたしたちを完全に愛し,助けたいと望んでおられることを理解していないからです。しかし,天の御父の計画とイエス・キリストの使命について研究すると,わたしたちの永遠の幸福と進歩こそが,御二方の唯一の目的であると分かります。(モーセ1:39参照)。(「あなたがたの喜びが満ちあふれるためである」『リアホナ』2017年11月号,86)

結婚し,夫と妻の双方が信仰を行使し続けるときに,天の御父とイエス・キリストは二人に導きを祝福を与え続けてくださいます。ヒュー・W・ピノック長老は七十人の会員として奉仕しているときに次のように教えました。「神が〔アダムとエバ〕の結婚に関与しておられたのは真実です。そして神は今も,すべての結婚に心を寄せ,関与しておられるに違いありません。」(「実りある結婚生活を築く」『聖徒の道』1982年2月号,21)天の御父とイエス・キリストは,あなたが永遠の結婚を築けるよう助けたいと望んでおられます。

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自分の考えを記録する

中央若い女性会長のボニー・H・コードン会長は次のように述べています。「わたしたちは皆,こう問いかけなければなりません。『中心から外れず,自分の知識に傾かないようにするには,どうしたらよいだろうか。大きな説得力を持つ世の中の様々な声がある中で,救い主の声を認めてそれに従うには,どうしたらよいだろうか。救い主への信頼を育むにはどうしたらよいだろうか。』」(「主に信頼し,傾かない」『リアホナ』2017年5月号,6)結婚に関するコードン会長の質問についてのあなたの考えを書き留めましょう。また,あなたが永遠の結婚を求める(あるいはもっと積極的に追及する)のを差し控える要因となっているものが何かあるか考えましょう。