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第4課 クラス用準備資料—家族は天の御父の計画の中心を成す


「第4課 クラス用準備資料—家族は天の御父の計画の中心を成す」『永遠の家族 教師用資料』

「第4課 クラス用準備資料」『永遠の家族 教師用資料』

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子供たちを抱き締める,母親と父親

第4課 クラス用準備資料

家族は天の御父の計画の中心を成す

現代の預言者と使徒は次のように宣言しました。「家族は神の子供たちの永遠の行く末に対する創造主の計画の中心を成すもので〔す〕。」(「家族—世界への宣言」ChurchofJesusChrist.org)家族というものが,天の御父の計画におけるほかの中心的な柱とどのように関連しているか,考えたことがありますか。その柱とは,創造やアダムとエバの堕落,イエス・キリストの贖罪などです。研究する際,自分自身の家族に対する選択や希望に,次の教えがどのような意味を与えるかを考えてください。

セクション1

地球の創造と,アダムとエバの堕落は,家族についての天の御父の永遠の目的をもたらすうえでどのような助けとなったでしょうか。

十二使徒定員会のロバート・D・ヘイルズ長老は次のように教えています。

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ロバート・D・ヘイルズ長老

家族の教義は,天の両親から始まります。わたしたちの最高の望みは, 天の父母のようになることです。(「永遠の家族」『聖徒の道』1997年1月号,72参照)

神は山上でモーセと語られたときに,主の業と栄光は「人の不死不滅と永遠の命をもたらすこと」であると,述べておられます(モーセ1:39)。永遠の命とは,神が生きておられるように神とともに生きるということ,すなわち,永遠の家族の一員として永遠に生きるということです。これは,神がわたしたちに授けることがおできになる最も偉大な賜物です(教義と聖約14:7参照)。

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赤ん坊にほほえみかける夫と妻

地球の創造と,アダムとエバの堕落は,これらの永遠の目的をもたらすための御父の計画の重要な一部でした。初期の教会歴史において,主は,神が地球のために備えられた計画における結婚と子供の重要性を宣言されました。またモルモン書では,リーハイが息子に,アダムとエバの堕落にある知恵について説明しています。

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教義と聖約49:15-172ニーファイ2:22-23を読みながら,創造と堕落がどのように永遠の家族の形成と成長に寄与したか探してください。

ラッセル・M・ネルソン大管長と十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老は次のように教えています。

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ラッセル・M・ネルソン大管長

広大な惑星である地球は,さらに広大なもの,すなわち神の偉大な計画の一部なのです。簡単にまとめると,地球は家族が存在するために創造されました。(「創造」『リアホナ』2000年7月号,103)

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ジェフリー・R・ホランド長老

堕落は天の御父の聖なる計画において根幹を成しました。堕落がなければ,死すべき体を持つ子供たちがアダムとエバに生まれることはありませんでしたし,反対のものや成長,道徳的な選択の自由,そして復活と贖罪と永遠の命の喜びを経験する人類家族も存在することはありませんでした。(「イエス・キリストの贖罪」『リアホナ』2008年3月号,35)

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クラスに備えて深く考える

創造と堕落のこの偉大な目的を理解することは,自分自身の永遠の家族を築くためのあなたの努力にどのような影響を与えるでしょうか。

セクション2

イエス・キリストの贖罪はどのように永遠の家族を可能にするでしょうか。

アダムとエバの堕落は,わたしたちの世界に罪と死という状態をもたらしました。どちらも,わたしたちを神から引き離し,家族とともに永遠の命を受ける可能性からも引き離します。

モルモン書の中で,リーハイはヤコブの幼いころについて,兄たちのためにひどい苦難と悲しみを味わった,と述べています(2ニーファイ2:1参照)。リーハイはまた,ヤコブが比較的若いときに亡くなりました。このような家族の問題にもかかわらずヤコブは,イエス・キリストが将来犠牲を払ってくださり,わたしたちや家族が皆,死と地獄を逃れられるという知識に希望を見いだしました。

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ゲツセマネで祈りをささげられる救い主
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2ニーファイ9:6-8,10,18を読み,イエス・キリストの贖罪がどのように罪と死を克服するかを示す,預言者ヤコブの言葉と気持ちに印をつけるとよいでしょう。

元中央扶助協会会長のジュリー・B・ベック会長と大管長会のヘンリー・B・アイリング管長は,イエス・キリストの贖罪がどのように家族を永遠のものとしたかについて教えています。

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ジュリー・B・ベック会長

〔イエス・キリストの〕贖いによって,家族を永遠に結び固められるようになりました。贖罪のおかげで,家族は永遠に進歩し,完全になることができるのです。幸福の計画あるいは救いの計画とも呼ばれる計画は,家族のために作られた計画です。(「家族の教義を教える 」『リアホナ』2011年3月号,32参照)

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ヘンリー・B・アイリング管長

愛に満ちた天の御父は,わたしたちの心の内を知っておられます。御父の目的は,わたしたちに幸福を与えることにあります(2ニーファイ2:25参照)。そのために,永遠に続く家族のきずなという喜びを得られるよう,御父は御子という賜物を与えてくださいました。救い主が死の縄目を断ち切られたので,わたしたちは復活します。救い主がわたしたちの罪を贖ってくださったので,わたしたちは信仰と悔い改めによって,日の栄えの王国にふさわしい者となることができ,そこで家族は愛のうちに永遠に結ばれるのです。(「永遠の家族の愛にあずかる希望」『リアホナ』2016年8月号,4)

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あなたが永遠の家族を持てるようにするために救い主が果たしてくださった役割について,あなたが感じていることを救い主に伝える機会があったとしたら,主に何と言うでしょうか。それはなぜでしょうか。

セクション3

あなたの計画において,家族というものはどの程度重要ですか。

十二使徒定員会のL・トム・ペリー長老は,永遠における家族の重要性の説明としてこのように述べています。

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L・トム・ペリー長老

回復された福音という神学全体が,家族と,結婚の新しくかつ永遠の聖約を中心としているのです。……

わたしたちはまた,昔ながらの堅固な家族は,……永遠の,そして神の王国と統治体制の基本単位でもあるとも信じています。

わたしたちは,天の組織と統治体制は,家族と親族を中心に築かれるとも信じています。L・トム・ペリー「世界中どこでも—なぜ結婚と家族が大切なのか」『リアホナ』2015年5月号,41)

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父親との時間を楽しむ若い成人のきょうだい

天の御父の計画における家族の重要性のために,サタンが,家族をもうけ,強めようとするわたしたちの取り組みを妨害することが予期されます。天の御父の計画を理解することは,サタンの欺きを見抜く助けとなります。ヘイルズ長老は次のように教えています。

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ロバート・D・ヘイルズ長老

永遠を見る観点は,わたしたちの毎日の選択や行動を左右します。わたしたちの思いにも心にも安定をもたらします。説得力があっても,永遠の観点から見れば不備な主張をする人々が周りにいても,わたしたちは確固として揺らぐことがありません。……

結婚と家族が攻撃されていますが,それは,この二つが永遠の命を得るうえで,創造や堕落,イエス・キリストの贖罪と復活と同じくらい必要なものであることをサタンが知っているからです。計画の柱となっている前述の3つのことをどれ一つ打ち砕くことができなかったため,サタンは,結婚と家族についてわたしたちが理解し,実践するのをじゃましようとしています。(「救いの計画— わたしたちを導く神聖な知識の」『リアホナ』2015年10月号,36,37)

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自分の考えを記録する

どうすれば家族をさらに生活の中心に据えられるでしょうか。自分自身の永遠の家族をもうけ,強めようとするあなたの努力に主の力を招くにはどうすればよいでしょうか。