「学習者が自分に当てはまる点をイエス・キリストの教義の中に見いだせるように,助ける」『教師養成スキル:教義を教える』
「学習者が自分に当てはまる点をイエス・キリストの教義の中に見いだせるように,助ける」『教師養成スキル:教義を教える』
学習者が自分に当てはまる点をイエス・キリストの教義の中に見いだせるように,助ける。
スキル
生徒が聖句ブロックに個人的な関連性を見いだす助けとなる招きや促しを準備する。
定義する
生徒は,学んでいる事柄が自分の状況においてどのように有意義で有益であるかを考えるときに,聖文の中に個人的な関連性を見いだすことができます。この過程で教師が生徒を助ける方法の一つとして,以下を含む招きや促しを準備することが挙げられます。
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生徒が現在の生活状況について考える機会。
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生徒が聖句を読む時間。
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生徒が自分の状況と聖文の中で読んでいる人の状況との類似点を見つけるのに役立つ促し。例えば,「わたしの経験は……という点でペテロの経験と似ています。」
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聖文の登場人物の信仰を伴う行動が,今日の自分をどのように信仰を伴う行動に駆り立ててくれるか,生徒が深く考える機会。
これを実践することで,生徒は聖文から学ぶ方法を学び,聖霊の助けを受けて個人的な関連性を見いだすことができるようになります。
例
田中姉妹は,使徒4-5章のレッスンを準備する際に,計画の中に次の事柄を含めます。
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生徒に次の質問をする:「あなたが今の生活の中で,助けが欲しいと感じることは何ですか。」
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生徒に次の言葉を読んで,答えてもらう:「使徒4:1-13を読みながら,次の文を完成させる準備をしてください。『わたしの人生は……という点で,ペテロとヨハネの生活に似ている。』」
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生徒に次の質問をする:「ペテロとヨハネの言動から,あなたの助けとなることとして何が学べるでしょうか。」
練習する
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今週のレッスンで生徒が個人的な関連性を見いだすのに役立つ招きや促しを準備します。あなたの招きや促しを友人や家族,同僚と共有し,フィードバックを求めてください。
話し合う,または深く考える
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このような招きや促しをレッスンに組み込むことは,生徒が個人的な関連性を見いだすうえでどのように役立つでしょうか。
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このような招きや促しは,学習体験をどのようにより良いものとしてくれるでしょうか。
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生徒が聖文に個人的な関連性を見いだせるように助ける方法には,ほかにどのようなものがあるでしょうか。
取り入れる
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あなたが教える福音の教義と原則に対し,生徒が個人的な関連性を見いだす助けとなるような招きや促しを考える練習をするための計画を立ててください。
さらに深く知る
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チャド・H・ウェッブ「ここまで来たのは,ただここまで来るためではない」(宗教教育セミナリー・インスティテュート年次訓練放送,2020年6月9日)ChurchofJesusChrist.org)
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「パネルディスカッション」(宗教教育セミナリー・インスティテュート年次訓練放送,2020年6月9日)broadcasts.ChurchofJesusChrist.org
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「霊感された話し合いを導く」『救い主の方法で教える』(2016年),31-34