「学習者の名前を挙げて祈る」『教師養成スキル』(2022年)
「学習者の名前を挙げて祈る」『教師養成スキル』
教える人々を愛する
学習者の名前を挙げて祈る
スキル:生徒を助ける方法を祈り求め,聖霊の促しに従う。
定義する
生徒のために定期的に祈ることにより,あなたは,神が生徒に対して抱いておられる愛をさらに感じ,生徒が安心して心地よく学ぶことのできる場を提供したいという望みが増します。また,生徒の状況と必要をさらに理解できるよう,天の御父に助けていただくこともできます。わたしたちは霊的な事柄や祈りの答えを強制することはできませんが,生徒のために祈ることにより,聖霊の導きを招き,生徒を助ける能力を増すことができます。自分が受けた促しに従って行動することにより,それぞれの生徒の学習経験を改善するうえで助けになるでしょう。教師が生徒への愛を増すためにできる努力の一つは,生徒についてすでに知っていることについて考えてから,その生徒に対してどのようにさらに愛を示すことができるかを,祈りの気持ちで考え,尋ねることです。教師はこれらの考えを念頭に置いて祈った後に,御霊の促しを探し,それに従って行動するべきです。
モデル
以下は,個々の生徒を助ける方法をどのように祈り求め,聖霊の促しに従えばよいかの例です:
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あなたは,最近聡がクラスに積極的に参加しようとしていないことに気づきました。あなたは天の御父に,どのようにすれば最もよく聡を助けられるか尋ねます。聡がクラスに来たら話すべきだと感じました。最近あまりレッスンに積極的に参加していない理由について単に尋ねるよりも,聡の最近の関心事について尋ねるべきだと感じました。明日,クラスが始まる前に話そうと思っています。
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真奈はこの数週間,気づいたことや証を定期的に述べてくれています。あなたは次のクラスの前に,どうすれば真奈が進歩し続けるのを助けられるか,天の御父に尋ねました。発言の少ない生徒や,気持ちを率直に伝えるのに苦労している生徒と組ませてみてはどうかと思いつきました。明日のレッスンの計画に,生徒の発言の機会を追加しました。
練習
次の練習の一つまたは複数を使って,生徒のために祈り,その結果与えられる促しに従って行動する能力を向上させてください:
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クラスに親しい友人があまりいないように見える生徒を一人選ぶ。その生徒を助けるための最善の方法について祈る。受けた促しを行動に移す計画を立てる。
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クラスでよく発言する生徒を一人選ぶ。その生徒の学びを改善し続ける方法について,その生徒のために祈る。受けた印象に従って行動する。
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最近クラスで見かけない生徒を一人選ぶ。その生徒のために祈り,手を差し伸べ,その生徒が愛され,必要とされていると感じられるように助ける最善の方法を主に尋ねる。受けた印象に基づいて計画を立て,いつその計画を実行に移すかを決め,やり遂げる。
話し合う,または深く考える
この経験から学んだことについて深く考えてください。思いついたことを,学習帳に書き留めてもよいでしょう。次の質問について考えてください:
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生徒のために祈るために,これまでにどのような努力をしてきただろうか。
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生徒のために祈り,生徒の学びを改善できるよう助ける能力を高めてくれることとして,この過程からわたしは何を学んだだろうか。
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引き続き改善するために,何を行えばよいだろうか。
取り入れる
生徒を助ける方法を祈り求め,聖霊の促しに従うための行動計画を立てる。行動計画を立てる際,以下に提案されているステップに従うとよい:
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上記の練習を一つ選び,それを集中的に練習する。
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それを取り入れる方法を決定する。
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取り入れる時期を計画する。
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天の御父に助けを求める。
さらに深く知る
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ニール・L・アンダーセン 「信仰と希望と慈愛の教室」 (中央幹部との夕べ,2014年2月28日) broadcasts.ChurchofJesusChrist.org
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チャド・H・ウェッブ「何よりも」(宗教教育セミナリー・インスティテュート年次訓練放送,2019年6月12日) broadcasts.ChurchofJesusChrist.org
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「生徒を愛する」『救い主の方法で教える』(2016),6