「第67課―学習評価4:教義と聖約41-50章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「学習評価4」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第67課:教義と聖約49-50章
学習評価4
自分の霊的な成長を評価するための時間を設けると,生徒が救い主に近づき,さらに救い主のようになろうと努力するのに役立ちます。また,生徒は自分のこれまでの進歩を把握して,改善点を見つけることができるようになります。この課は,生徒がこれまで教義と聖約を研究してきた経験が,どのように霊的に成長する助けになったかを思い出し,評価するのに役立ちます。
学習活動案
自分の霊的な目標を評価する
以下は,生徒が物理的な目印を自分の霊的な成長を見いだす証拠と比較するための準備となるでしょう。この活動は,各自で行ってもらってもかまいませんし,ホワイトボードに地図を描いてクラス全体で行ってもかまいません。
地元の目的地を選択し,現在地からその目的地までの地図を描きます。目的地までの道順が正しいかどうかを確認するのに役立つ,目印を含めてください。
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どのような目印を含めたでしょうか。それはなぜですか。
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目的地を見つけるために,目印はどのような役割を果たしますか。
ホワイトボードに地図を描いていた場合,そこに記していた目的地を「イエス・キリストのようになる」という言葉に置き換えるとよいでしょう。生徒が次の質問に答えたら,地図上の目印を生徒の答えに置き換えていきましょう。
どうすれば,生徒が自分の生活について考えるようになるかを考えてください。以下のようなことを,自分の言葉で言うとよいでしょう。
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わたしたちがさらにイエス・キリストに似た者となることを目指すのであれば,自分がその目標に向かって正しく進んでいることが確認できる霊的な目印は何でしょうか。
自分の進歩をはっきりと知るには,深く考えることと,聖霊の導きが必要です。少し時間を取って,自分の生活の中で霊的な目印を探し,自分がどれくらい進歩したかを見きわめてください。言い換えると,ここ数週間教義と聖約を研究する中で,あなたがイエス・キリストにさらに似た者になってきた証拠を見つけてください。
生徒が自分で深く考え,思い返すための時間を設けてください。十分に時間を取った後,見つけた事柄を生徒に発表してもらいます。
あるいは,次の活動を利用して,生徒がここ数週間の霊的な進歩を振り返れるようにしてもよいでしょう。このレッスンの評価活動は,以前のセミナリーレッスンに続くものです。これらのレッスンが改変されていたり,教えられなかったりした場合,評価活動も,生徒の経験を反映するように調整する必要があります。
それぞれの活動で,このように学習評価を行うことは,正しい方向に進んでいることを確認する旅の目印に注意を向けるのと,似ていることを強調するとよいでしょう。自分が進歩していると感じていない生徒や,生活によい変化をまだ実感できていない生徒に気を配り,努力を促す方法を考えてください。
奉献された生活を送りたいと強く希望する
この活動は,救い主がされたように奉献された生活を送りたいという望みを生徒が思い起こすのに役立ちます。この活動は,教義と聖約42:29-42で奉献された生活を送ることについて生徒が学んだことをベースにしたものです。次のような質問が,奉献の律法についての理解を生徒が見直すのに役立ちます。
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奉献の律法についてどのようなことを覚えていますか。
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教義と聖約42章のどの節が,この律法をさらによく理解するのに役立ちますか。
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今日,奉献の律法に従って生活するために若い人々ができることの例にはどのようなものがありますか。
生徒が挙げそうな聖句の中には,29-38節が含まれているかもしれません。生徒からこれらの聖句が一つも出ない場合は,聖句を読んでもらい,見つけたことを発表してもらうとよいでしょう。奉献の律法についてのレッスンで,生徒は自分の学習帳に「主の手」と書いたり,自分の手をかたどった絵を描いたりしているかもしれません。生徒はほかの人とのやり取りの中で,主の御手のようになりたいという自分の望みを評価したのかもしれません。その場合,生徒には学習帳でその記入を探してもらい,自分がどのように答えたかを見つけてもらうとよいでしょう。以下の質問は,奉献の律法に対する気持ちがどのように変わったかを生徒が評価するのに役立つでしょう。生徒には,自分の答えを学習帳に書いてもらってもかまいません。
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助けの必要な人々を助けることも含め,自分の時間や才能などを奉献して,主が王国を築くために祝福してくださったことについてどのように感じますか。
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数週間前に奉献の律法を研究したときと比べて,あなたの気持ちはどのように変わりましたか。何があなたの気持ちに影響を与えたと思いますか。
生徒に考えてもらう時間を取った後,生徒が自分の気持ちを正直に評価したことを褒めるとよいでしょう。生徒に,この活動から学んだことや発見したことを発表してもらいます。奉献された生活を送ることが,1年後,5年後,あるいは10年後にどのような影響を与えるかについて,生徒が深く考えられるようにするとよいでしょう。また,奉献された生活を送ろうと努力してどのような祝福を受けてきたか,またそれがどのようにキリストのようになるのに役立ったかを話してもよいでしょう。
助けを必要としている人々を助け,今日地上に神の王国を築くために,どうすれば喜んで自分にできることをすべて行えるかについて啓示を求めるよう生徒を励まします。
神の戒めに従う
神の戒めに従うための最近の努力を生徒が評価できるよう,教義と聖約を復習し,最近学んだ戒めを探してもらいます。教義と聖約42:18-52で明らかにされている戒めを幾つか,生徒にホワイトボードに書き出してもらいましょう。
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さらにイエス・キリストのようになるための旅路において,戒めに従うことは霊的な目印とどのように関係してくるでしょうか。
生徒が以前のレッスンで戒めをよりよく守るという目標を設定していた場合,次の学習帳の促しは,生徒が自分の目標達成度について振り返るのに役立ちます。
最近聖霊から霊感を得て注意を払うようになった戒めについて,深く考えてください。
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あなたは,この戒めを守るためにどのような努力をしているか,説明してください。
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あなたの努力に対して,救い主はこれまでどのような祝福を与えてくださいましたか。
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もっとうまくできると感じることはありますか。皆さんなら何をしますか。
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聖霊から霊感を受けて,注意を払うようになった戒めはほかにありますか。皆さんなら何をしますか。
聖霊の役割を説明する
この練習は,生徒が教義と聖約を研究する中で聖霊について学んだことを説明するのに役立ちます。ホワイトボードに「聖霊の役割」と書くとよいでしょう。生徒に,聖霊の様々な役割を挙げてもらい,できればそれを示す聖句も一緒に挙げてもらいましょう。なぜ,これらが聖霊の果たすべき重要な役割なのかを話し合います。
以下は,聖霊の役割の一部です。生徒に関連する聖句を読んでもらい,聖霊のある役割が理解できれば,だれかを助けることができる状況を考えてもらうとよいでしょう。その後,その状況で人を助けるために,生徒に聖文を使って聖霊の役割を説明してもらいましょう。
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福音を宣べ伝え,福音を受け入れやすくする(教義と聖約42:5-6,13-14;50:13-14,17-22)
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天の御父とイエス・キリストの記録を保持する(教義と聖約42:17)
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わたしたちを導き,わたしたちがイエス・キリストの再臨に備えられるようにする(教義と聖約45:56-57)
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霊的な賜物を与える(教義と聖約46:11)
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わたしたちの罪を清める(教義と聖約50:29)