新約聖書 2023年
12月18-24日 クリスマス:「大きな喜びを,あなたがたに伝える」


「12月18-24日  クリスマス:『大きな喜びを,あなたがたに伝える』」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:新約聖書 2023年』

「12月18-24日  クリスマス」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:2023年』

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生まれたばかりの赤子

「幼い小羊」Jenedy Paige

12月18-24日

クリスマス

「大きな喜びを,あなたがたに伝える」

福音の話し合いは,イエス・キリストを中心とするとき,霊的に力強いものとなります。今週イエス・キリストの誕生と使命について研究するとき,どうしたらクラスでの話し合いを最も救い主を中心とすることができるかが分かるように,聖霊からの霊感を求めてください。

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分かち合うよう招く

クラスの生徒が,個人または家族として,どのようなことをして救い主の誕生を祝ってきたか,または祝っているかを分かち合うよう勧めてください。

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教義を教える

マタイ1:18-25ルカ1:26-382:1-20

イエス・キリストは御自身を低くして地上にお生まれになった。

  • クリスマスは,キリストが御自身を低くされたことについて深く考え祝う良い時季です。主は自ら進んで「人として生き,人として死ぬために,天の御父の御座」を離れられたのです(“Again We Meet around the Board,”Hymns,no.186)。このテーマに関する話し合いを促すために,クラスの参加者に,イエス・キリストは生まれる前,どなたであったかについて,今週個人や家族での研究で学んだことを尋ねるとよいでしょう(ヨハネ17:5モーサヤ7:27教義と聖約76:12-14,20-24モーセ4:2参照)。その後,クラスの参加者に救い主の誕生について読んでもらいながら, 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』今週の概要にある絵を見せるとよいでしょう(マタイ1:18-25ルカ1:26-382:1-20参照)。救い主の前世での栄光と主のつましい誕生を比べたとき,どのような思いや感情が浮かんでくるかを分かち合うよう励まします。

  • 1ニーファイ11:16で天使がニーファイに尋ねた質問は,クラスでの話し合いを始めるよい方法でしょう。別の言葉で表現してもかまいません。ホワイトボードに,「神が御自身を低くされるとはどういうことでしょうか」と書き,クラスの参加者に,1ニーファイ11:17-33を読んでこの質問について深く考えてもらうとよいでしょう。これらの聖句から抱く救い主に対する思いを分かち合うように言います。ニーファイが述べている救い主の生涯の場面を描いたどのような絵をクラスで見せるとよいでしょうか。「キリストの降誕」,「主こそ贈り物」(ChurchofJesusChrist.org)など,救い主の誕生に関するビデオを視聴し,救い主が御自身を低くされたことについて考えてもよいでしょう。

  • 音楽はクラスに御霊を招くためのすばらしい方法です。クリスマスの歌を演奏してくれる人を招いたり,クラスで一緒に幾つかの賛美歌の歌詞を読んだり,歌ったりしてもよいでしょう(『賛美歌』116-128番参照)。賛美歌の歌詞や,賛美歌で挙げられている聖句から,救い主や救い主が進んで地上に来られたことに対する感謝の気持ちを増してくれる言葉をクラスの参加者に探してもらうとよいでしょう。

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ゲツセマネの園でひざまずいておられるイエス

「ゲツセマネ」J. Kirk Richards

ルカ4:16-21ヨハネ3:16

イエス・キリストが御自分の使命を果たされたことにより,わたしたちは永遠の命を受け継ぐことができるようになった。

  • クラスの参加者がイエス・キリストがお生まれになった理由について話し合うのを助けるために,主の使命を要約している聖句を探し,分かち合ってもらうとよいでしょう(幾つかの例について,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』今週の概要を参照)。クラスの参加者に,二人一組か少人数のグループで,聖句を探して読んでもらうとよいでしょう。見つけた聖句からキリストの使命についてどのようなことを学びましたか。聖文の中で主に与えられている称号から,主の使命についてどのようなことが分かりますか(『聖句ガイド』「イエス・キリスト」の項参照)。

  • クラスの参加者が救い主の使命について学べるように,「生けるキリスト—使徒たちの証」(ChurchofJesusChrist.org)を読み,なぜ主が地上に来られたかを説明している言葉を分かち合ってもらうとよいでしょう。時間を取って,クラスの参加者にイエス・キリストとその使命に対する自分の証について考えてもらいます。主に対する信仰と愛が増した個人的な経験や救い主の生涯の物語を,参加者に分かち合ってもらえるでしょうか。今年新約聖書を学んだことにより,どのような形でクリスマスの季節がより意義深いものとなったでしょうか。クラスの参加者が今年学んだ新約聖書の話の幾つかを振り返るために,ビデオ「神はそのひとり子を賜ったほどに,この世を愛してくださった」または「わたしはそのために生まれた」(ChurchofJesusChrist.org)を見せるのもよいでしょう。

教え方を改善する

生徒たちが分かち合う時間を取る。「生徒たちが自分の学んでいることを分かち合うとき,彼らは御霊を感じて自らの証を強めているだけではなく,クラスのほかの生徒たちが自ら真理を見いだせるよう励ましをしているのです。……毎回のレッスンでは,生徒たちが分かち合うための時間を取ってください。状況によっては,これらの話し合い自体がレッスンになり得るということが分かることでしょう。」(『救い主の方法で教える』30