教義と聖約 2021年
3月15-21日。教義と聖約27-28章:「すべてのことを秩序正しく……行わなければならない」


「3月15-21日  教義と聖約27-28章:『すべてのことを秩序正しく……行わなければならない』」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:教義と聖約 2021年』(2020年)

「3月15-21日  教義と聖約27-28章」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2021年』

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ジョセフ・スミス

3月15-21日

教義と聖約27-28章

「すべてのことを秩序正しく……行わなければならない」

D・トッド・クリストファーソン長老は,聖文を学び,受けた印象を記録するならば,「心に神の御言葉を受け入れる場所を設け,神が語りかけてくださる」と述べました。(「あなたが改心したときには『リアホナ』2004年5月号,11)

印象を書き留める

回復が繰り広げられていた時代の聖徒たちにとって,啓示は比較的新しい概念でした。初期の教会員たちは,預言者ジョセフ・スミスが教会のために啓示を受けることができると知っていましたが,ほかの人々はどうだったでしょうか。このような疑問は,金版を見た8人の証人の一人であるハイラム・ページが教会のために啓示を受けたと主張したときに重要な意味を持ちました。多くの忠実な聖徒たちが,それらの啓示が神から与えられたものだと信じました。主はそれに対して,御自身の教会においては,「すべてのことを秩序正しく……行わなければならない」(教義と聖約28:13)ことを教えられましたが,それは教会全体に対して「戒めと啓示を受けるために任命される者」は一人しかいないということを意味していました(教義と聖約28:2)。そうであっても,ほかの人々は,主の業において自分に割り当てられた領域については個人的な啓示を受けることができました。実際,オリバー・カウドリに対する主の言葉は,すべての人に当てはまります。「あなたのなすべきことがあなたに示されるであろう。」(教義と聖約28:15

すべてのことを秩序正しく行わなければならない『啓示の背景』https://www.churchofjesuschrist.org/study/manual/revelations-in-context/title-page?lang=jpnも参照してください。

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個人の聖文研究のためのアイデア

教義と聖約27:1-4

神の栄光にひたすら目を向けて聖餐を取る必要がある。

サリー・ナイトとエマ・スミスは1830年6月にバプテスマを受けましたが,暴徒たちによって確認の儀式が中断されました。2か月後,サリーと夫のニューエルはエマとジョセフを訪れましたが,確認の儀式をその場で行い,皆でともに聖餐を受けることになりました。聖餐を行うために,ワインを手に入れようと出かけたジョセフは,天使に止められました。聖餐について,天使は何をジョセフに教えたでしょうか(教義と聖約27:1-4参照)。

これらの聖句から,救い主があなたにどのような態度で聖餐会に臨むよう望んでおられると教えていますか。学んだことから,どのようなことを行うように霊感を受けましたか。

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聖餐のパンとカップ

聖餐は救い主の犠牲をわたしたちに思い起こさせる。

教義と聖約27:15-18

神の武具は,わたしたちが悪に立ち向かうのを助けてくれる。

M・ラッセル・バラード会長はこのように述べました。「霊的に自分を武装するためにできる,優れたすばらしい一つの行為などというものは存在しません。真の霊的な力は,多くの小さな行いの中にあるのです。その一つ一つが絡み合って,あらゆる悪を防ぐ霊的な要塞の骨組みになるのです。」(“Be Strong in the Lord,” Ensign, July 2004, 8)

教義と聖約27:15-18を読むときに,下のような表を作ってみるとよいでしょう。神の武具それぞれを身に着けるために何をしていますか。

武具の部分

保護される体の部分

その体の部分が象徴しているもの

正義の胸当て

心臓

わたしたちの願望や愛情

救いのかぶと

頭または思い

エペソ6:11-182ニーファイ1:23も参照してください。

教義と聖約28章

生ける預言者は神の教会のための,神の代弁者である。

教会全体のために,だれでも戒めや啓示を受けられるとしたらどうなるのか想像してみてください。ハイラム・ページがそのような啓示を受けたと主張したとき,教会員の間で混乱が起こりました。教義と聖約28章の中で,主は御自身の教会における啓示の秩序を明らかにされました。この章から,教会の大管長の具体的な役割についてどのようなことが分かりますか。3節にある,オリバー・カウドリに対する主の言葉から何が分かるでしょうか。この章から,神があなたをどのように導くことがおできになるのか分かるでしょうか。

ダリン・H・オークス「二つの伝達経路『リアホナ』2010年11月号,83-86も参照してください。

教義と聖約28:8-9

オリバー・カウドリのレーマン人への伝道はなぜ意義深いのか。

モルモン書の一つの目的は,「レーマン人が彼らの先祖についての知識を得,主の約束を知〔る〕」(教義と聖約3:20)ことです。これは,多くのモルモン書の預言者に主が与えられた約束と一貫しています(例えば,1ニーファイ13:34-41エノス1:11-18ヒラマン15:12-13参照)。初期の教会員たちは,アメリカ先住民がモルモン書に出てくる民の子孫だと考えていました。(今日の教会の公式な見解は,レーマン人は「アメリカ先住民の先祖の一部」としています〔「モルモン書の序文」〕)。

オリバーの,近くに住むアメリカ先住民への伝道についてさらに知るには,「レーマン人への伝道『啓示の背景』 https://www.churchofjesuschrist.org/study/manual/revelations-in-context/title-page?lang=jpnを参照してください。この伝道は,主と主の御業について何を教えていますか。

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家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア

教義と聖約27:1-2聖餐を取るときに,わたしたちのためにささげられた救い主の犠牲をもっとよく思い起こすにはどのようにすればよいでしょうか。

教義と聖約27:5-14これらの節から,預言者についてどのようなことが分かりますか。預言者について,聖句ガイド(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)から,さらに詳しい情報を調べることができます。預言者の持つ鍵を通して,これまでどのような祝福が注がれてきたでしょうか。これらの鍵について詳しい情報を得るには,マタイ16:16-19教義と聖約110:11-16を参照してください。

教義と聖約27:15-18あなたの家族は,帽子やベスト,エプロンや靴などを神の武具に見立てて闘いごっこを楽しむことができるかもしれません。闘いにおいて,武具はどのようにわたしたちを守ってくれるでしょうか。あなたの家族が直面している悪の影響について,また,霊的な武具を身に着けるために何ができるかについて話し合ってください。  神の武具についてのビデオ“Put on the Whole Armor of God” (ChurchofJesusChrist.org)を見るのもよいでしょう。

教義と聖約28:2-7預言者の召しについてこれらの聖句からどのようなことが学べますか。現代の生ける預言者からこれまでに与えられたメッセージを家族と読み返して,その勧告がイエス・キリストに従うためにどのように助けとなっているか分かち合うとよいでしょう。

教義と聖約28:11だれかの間違いを正そうとするときに,「彼と二人だけの所」でそれを行うことはなぜ大切なのでしょうか。

子供を教えるためのそのほかのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』今週の概要を参照してください。

歌の提案:「来たれ,預言者より『賛美歌』13番

個人学習を改善する

末日の預言者と使徒たちの言葉を研究する。あなたが聖文で見つけた原則について末日の預言者や使徒たちが教えている事柄を読んでください。conference.ChurchofJesusChrist.orgまたは福音ライブラリーアプリの総大会のテーマ別索引を調べてみるとよいでしょう。