〔祈っておられるキリストの画像〕

Christ in Gethsemane（「ゲッセマネのキリスト」）Heinrich Hofmann画

3月28日

イエス・キリストの贖罪が必要なのはなぜだろか

教義と聖約29章

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ともに評議する

定員会またはクラスの会長会の一員が司会する：約10－20分

集会の初めに，アロン神権定員会のテーマ，または若い女性のテーマを斉唱します。それから次のような事柄についての話し合いを主導し，話し合ったことに従って行動する計画を立てます（何について話し合うか会長会で決めることができます）：

• わたしたちの定員会やクラス。定員会やクラス内の一致を図るために何ができるでしょうか。どのような目標に向かってともに取り組みたいと思いますか。

• わたしたちの務めや責任。福音を分かち合うために，わたしたちはどのようなことをしているでしょうか。神殿と家族歴史の業を行うことにより，どのような経験をしてきましたか。

• わたしたちの生活。生活の中でどのように主の御手を見てきたでしょうか。今週の聖文学習でどのようなことが印象に残りましたか。

レッスンの終わりに，必要に応じて次のことを行います。

• 教えられた原則について証する。

• 定員会やクラスのメンバーに，集会中に決めた計画や勧めについて再確認する。

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教義を教える

成人指導者または青少年が司会をする：約25－35分

自分自身を霊的に備える

エズラ・タフト・ベンソン大管長はこう教えました。「飢えを感じなければほんとうに食べたいとは思わないように，人はキリストの必要性を理解するまで， キリストの救いを得たいとは思いません。堕落に関する教義と，堕落が全人類に及ぼした結果を理解し受け入れるまでは，キリストの必要性を正しくまた十分に理解することはできません。」（「モルモン書と教義と聖約」『リアホナ』2005年1月号，11）今週教義と聖約29章を研究し，堕落と堕落からの贖いに関する救い主の説明に気づいたかもしれません。イエス・キリストと，イエスがわたしたちの救い主，贖い主としての役割を持っておられることに対する証を，あなたはどのように得ましたか。主への証を強めることにより，定員会やクラスのメンバーがどのように変わるか考えてください。備えとして，『わたしの福音を宣べ伝えなさい』3章「選択の自由とアダムとエバの堕落」と「贖い」（49－52），「わたしたちはキリストを通して罪から清められる」（60－61）を学習するとよいでしょう。

クラスに出席する若い女性

救い主がわたしたちを堕落から贖ってくださるので，わたしたちは喜びを見いだすことができます。

一緒に学ぶ

今日の話し合いの導入として，アダムとエバの堕落について知っていることを何でもホワイトボードに書き出してもらいます。例えば，教義と聖約29：36－50から，堕落についてどのようなことが学べるでしょうか。わたしたちの周りにはどのような堕落の証拠が見られるでしょうか。下記の活動は，イエス・キリストの贖罪がどのように堕落の影響を克服する助けとなるかを見いだす助けとなります。

• アダムとエバの堕落をさらに理解できるように，『真理を守る』（56－59）「堕落」の項，または『わたしの福音を宣べ伝えなさい』（49－50）「選択の自由とアダムとエバの堕落」を読んでもらうことができます。「わたしになぜイエス・キリストが必要なの？」と友人に尋ねられたと想像してもらいます。二人一組になってお互いに，読んで学んだことに基づいてその質問に答えてもらいます。

• イエス・キリストの贖罪が必要な理由を聖文から学ぶように，どのように助けることができるでしょうか。一つの方法は，「サポート資料」にある参照聖句を幾つかホワイトボードに書き，その聖句を要約したものを紙片に書きます。各自に紙片を配ります。ホワイトボードに書かれた参照聖句を読んで，自分の紙に書かれた内容と合うものを見つけてもらいます。（文の内容によっては，複数の聖句に当てはまります。）一人一人に，文の内容と合う聖句を声に出して読み，なぜわたしたちに救い主の贖罪が必要かについて学んだことを分かち合ってもらいます。

• 以下の質問を心の中でしてもらいます：わたしはイエス・キリストの贖罪によってどのように祝福されているだろうか。救い主の贖罪による祝福をもっと完全に受けるには，主はわたしをどのように変えようとなさっているだろうか。その後，最初の質問について話し合うように言います。おさらいとして，『わたしの福音を宣べ伝えなさい』3章「贖い」（51－52）と「わたしたちはキリストを通して罪から清められる」（60－61）を読む，または「サポート資料」にあるビデオを一つまたは複数視聴することができます。学んだことを分かち合うよう勧めます。

信仰をもって行動する

定員会またはクラスのメンバーに，今日受けた印象に従って行動するために何をするか深く考えて書き留めてもらいます。今日のレッスンは，各自が立てた個人的な目標とどのように関連しているでしょうか。彼らが望む場合に，定員会やクラスのメンバーは自分の意見を発表することができます。

サポート資料

• 教義と聖約19：16－19（わたしたちが悔い改めるならば苦しまなくてよいように，イエス・キリストはわたしたちの罪の代価を払われた。）

• 2ニーファイ9：6－16；アルマ42：6－9（イエス・キリストはわたしたちを死と地獄から救ってくださる。）

• 2ニーファイ2：5－10；ヒラマン14：15－17（イエス・キリストによってのみわたしたちは神のもとへ帰ることができる）

• モーサヤ3：7；アルマ7：11－13（キリストはわたしたちの苦難と罪を引き受けてくださったので，わたしたちを助ける方法を御存じである。）

• モーセ5：10－12（救い主が堕落から贖ってくださったので，わたしたちは喜びを見いだすことができる）

• ウォルター・F・ゴンザレス「救い主の御手」『リアホナ』2019年11月号，90－92

• ビデオ「憐みと愛の神の恵み」「なぜ救い主が必要なのでしょう」“The Atonement Enables Us”（「贖いによって可能になる」），ChurchofJesusChrist.org

救い主の方法で教える

救い主は弟子たちのために祈られ，常に彼らに仕えました。救い主は，弟子たちとともに過ごす機会を見つけ，彼らに愛を示されました。あなたも教える相手に対して同じようにするために，どのような機会があるでしょうか。（『救い主の方法で教える』6ページ参照。）