初めての経験と導き

ブリン・ウェングラー

教会機関誌

今月の『わたしに従ってきなさい』を研究する際に家族やクラスの人たちを教えることができる，楽しい実物レッスンを紹介します。

何か初めてのことに挑戦するときには，「前もって自分のなすべきことを知らないまま」（1ニーファイ4：6）真鍮の版を手に入れようとしていたニーファイのように感じるかもしれません。でも覚えていてください。あなたは決して独りではありません。神から命じられたことを行おうとしているときは特にそうです。

1．前もって知らない

それぞれの人に紙を1枚ずつ渡します。何をするのかは言わないでください。ニーファイが真鍮の版を手に入れに行ったときや（1ニーファイ3－4章参照），船を造ったとき（1ニーファイ17－18章参照）のように，わたしたちは神から段階を追って一つずつ啓示を受けることがよくあることについて話します。

2．教えに教え

さあ，ここからがお楽しみです！下の説明を一つずつ声に出して読み，参加している人たちがそれぞれ自分の謎の作品を折っていけるようにします。（絵を見ないで折るのは簡単ではありません！助けが必要そうなら，一つの説明ごとに絵をちらっと見てもらってもいいです。）

3．啓示：御霊に導かれる

これであなたの家族やクラスの人たちは，きれいな折り紙の船が出来上がりました。数分の時間を取って，自分が神から「教えに教え」として一つずつ導きを頂く必要があったときのことについて話し合います。その時のことを思い出せるように，折り紙の船に何か言葉を書くか，絵を描くのもよいかもしれません。

生きていく中で思いもつかないことが起きたとき，神からの啓示を求めるのを忘れないようにしましょう。覚えていてください。神はあなたに何かを求めるとき，いつでもあなたがそれを行うための道を備えてくださいます（1ニーファイ3：7参照）。

説明

紙を短い辺が上になるように持って，上から下に半分に折ります。
さらに左から右に半分に折り，折り目をつけて広げます。
折ってある辺を上にして，上辺の右半分が真ん中の折り目に重なるように斜めに折ります。左半分も同じように折ります。そうすると，上の部分に三角形，下の部分に四角形ができます。
四角形の部分は2枚になっているので，上の1枚を三角形の底辺に合わせて谷折りします。紙全体を裏返して，反対側の四角形の部分も同じようにします。
今折ったところを底にして広げると，帽子のような形になります。
そのまま広げ続けて，底の両端がぴったり重なるように，平らにして，ひし形にします。
紙が開いている部分を下側にし，ひし形の下半分が2枚になっている状態にして，上の1枚を，てっぺんの角に合わせて半分に谷折りします。紙全体を裏返して，反対も同じようにします。これで三角形になります。
ステップ5と6で行ったように，三角形の底を開いていって，平らにして，ひし形にします。
このひし形は，右半分と左半分にそれぞれ三角形ができているはずです。ひし形のてっぺんにある三角形の角を左右に外側に引っ張っていき，平らになるまで広げると，船の形になります。それから，船の底を少し広げると，船が自分で立っていられるようになります。