福音の原則を生活に取り入れる

福祉の原則に従って生活するとは,例えば,不必要な負債をなくし,収入の範囲内で生活し,家庭貯蔵と貯蓄を行うことなどによって,イエス・キリストを信じる信仰を行いで示すことです。信仰を持つとき,わたしたちは自立するために知識や技術を身に付けたい,また,毎日働きたいと思うようになります。自立していれば,自分の必要なものを得やすく,人々によりよく仕えることができます。善いことを行うだけでなく善い人になるよう努力し,より善いことを行うだけでなくより善い人になりましょう。1主の勧告に従うと,物質的にも霊的にも祝福されます。人生で試練に遭ったときに不安と恐れではなく,勇気と自信をもってそれを乗り越えることができるようになります。

トーマス・S・モンソン大管長は,わたしたちには人々を励まし,祝福する義務があると教えています。

「兄弟姉妹の皆さん,〔次の〕言葉を,いつも自分自身に問うことができますように。『今日だれかのために何かをしてあげただろうか。』よく知っている賛美歌の歌詞がわたしたちの心にしみわたり,長くとどまりますように。

「今日われ善きことせしか

『人を助けしか

悲しきをも慰めしか

かくせずば悪し

人の重荷軽くして

わが手貸したるか

病xみて疲れし者助け』

そこにわれおりしか」

わたしたち皆が行うように召されている奉仕は,主イエス・キリストの奉仕です。」2

「わたしの話を聞いているすべての皆さんに申し上げます。末日聖徒イエス・キリスト教会の福祉計画は全能の神から霊感を受けてたものであり,主イエス・キリストが考案されました。3

わたしたちが主の声を聞き,心の入り口に立っておられる主に向かって戸を開き,主の子らに仕えるために努力するとき,主がいつもそばにいてくださいますように。」

―トーマス・S・モンソン大管長

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関連する説教

  • スペンサー・W・キンボール大「福祉活動の原則を適用する」1979年4月総大会
  • ロバート・D・ヘイルズ「私たちの生活を導く福祉の原則」1986年4月総大会

  1. ロバート・D・ヘイルズ「福音に基づく福祉のビジョン――行いで示す信仰」『福祉と自立に関する基本原則』 1参照
  2. トーマス・S・モンソン「今日われ善きことせしか1996年10月総大会
  3. トーマス・S・モンソン「主の道」1977年10月総大会。