「神への務め」

教育を受け，技能を伸ばすことはなぜ大切なのでしょうか

天の御父の計画において，教育はわたしたちがさらに天の御父に似た者となるように助ける重要な役割を果たします。教育を受けることで，わたしたちは自立し，将来の家族を養い，教会と世の中により多大な貢献をするのに役立つ理解力と技能を伸ばすことができます。

霊的に備える

あなたが受けた教育は，人生経験に備えるうえでどのように役立ちましたか。どのような知識や教育，技術が，あなたと家族にとって最も有益でしたか。今でも学びたいと思っていることは何ですか。

若い男性は教育や学習に対してどのような考えを持っているでしょうか。彼らの現在と将来の責任において，教育はどのような祝福をもたらすでしょうか。

よく祈って，これらの聖文とリソースを研究してください。若い男性が教育の大切さを理解するうえで役立つことは何ですか。

2ニーファイ9：29（神の勧告に聞き従うならば，学識のあることは良いことである）

教義と聖約88：76－80（わたしたちは霊的なこと，物質的なことについて学び教えなければならない）

教義と聖約88：118（研究と信仰によって学びなさい）

教義と聖約90：15（わたしたちは良い書物に通じ，もろもろの言語と国語と民族に通じるようにしなければならない）

教義と聖約130：18－19（わたしたちがこの世において得る英知の一切は，復活の時にわたしたちとともによみがえる）

D・トッド・クリストファーソン「兄弟たちのなすべき務め」『リアホナ』2012年11月号， 47－50

「教育」『神への務めを果たす』 55－59

「教育」『若人の強さのために』 9－10

救い主の方法で教える

救い主は御自身が教える人々を御存じでした。主は人々の学びと成長を助けるために独自の方法を用いられました。教育の大切さを理解するよう若い男性一人一人を助けるうえで，あなたはどのような独自の方法を見いだせるでしょうか。

若い男性に指導する機会を与える

定員会会長会の一員（または祭司定員会のビショップ補佐）が，定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし，（聖文と小冊子『神への務め』から）神権の義務について教え，神への務めを成し遂げた経験を分かち合うように励まします。また，福音のレッスンを教えるよう，アドバイザーまたは定員会の会員に依頼します。このための準備として，会長会集会の間に定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。

学ぶ経験を始める

先週のレッスンを復習し，今週のレッスンの導入をするために，以下のアイデアから選ぶか，自分自身でアイデアを考えてください。

若い男性に，前回のレッスンで学んだことを応用した経験を分かち合うように勧めます（例えば，『神への務め』の中で立てた計画を成し遂げるために行っていることを分かち合ってもよい）。
若い男性に，友人が学校を辞めようと思うと打ち明けてくれたと想像するように言います。若い男性は，教育を受け続けるようどのように友人を励ますことができますか。それぞれの答えを紙に書いてもらいます。その紙を集めて，クラスで答えを読み上げ，それについて話し合います。レッスンの終わりに，レッスンで学んだことに基づいてさらに答えを付け加える機会を若い男性に与えます。

一緒に学ぶ

このレッスンの目的は，若い男性が教育を受けるよう，あるいは将来の家族を養う備えとして技能を高める計画を立てるよう助けることです。このレッスンの一部として，定員会の会員は小冊子『神への務め』の「教育」の項にあるプロジェクトを計画し始めなければなりません。定員会集会の前に，小冊子『神への務め』を教会に持参するよう，若い男性に勧めます。今後の定員会集会で，彼らが自分のプロジェクトに取り組む中で経験していることを分かち合うよう勧めます。

教義と聖約88：77－80，118と『若人の強さのために』の「教育」の項を調べるよう，若い男性に勧めます。(A)主は彼らに何を学ぶことを望んでおられるか，(B)主はなぜ彼らに学ぶことを望んでおられるか，(C)主は彼らにどのような方法で学ぶことを望んでおられるかを若い男性に特定してもらいます（『神への務め』55参照）。若い男性に，『神への務め』の56－58ページを開き，教育を受けることについて学んだことを応用できるプロジェクトを計画するよう勧めます。定員会全員で，若い男性が教育を受けることの重要性を理解できるようなミューチャルの活動を計画します。
この概要に提示されている聖文の一つを読み，その聖文が知識と教育を得ることについて教えていることを探すよう，定員会の会員一人一人に割り当てます。若い男性それぞれが学んだことをほかの定員会の会員と分かち合うよう勧めます。若い男性一人一人に，自分が就こうと考えている実現可能な職業をホワイトボードに書いてもらいます。それらの職業に備えるに当たって，彼らはこれらの聖文からどんな役立つ事柄を学んだでしょうか。
定員会全員で，「家族―世界への宣言」を読み，夫および父親の役割について述べている語句を探します（その宣言は『神への務め』の107ページに掲載されている）。彼らに以下の質問への答えをホワイトボードに書いてもらいます。(a)教育を受けることと，夫および父親としての役割を果たせるようになることはどのように関連しているでしょうか。(b)これらの役割を理解することは，職業に関するあなたの計画にどのような影響を与えますか。(c)職業に備えるために，現在あなたにできることは何ですか。『神への務め』の56－58ページを開き，将来の職業の選択肢について調べ始める助けになるプロジェクトを計画するよう，若い男性に勧めます。定員会全員で，若い男性が職業の選択肢を検討するうえで役立つミューチャルの活動を計画します。
ビショップの許可を得て，定員会の会員の父親を数名招き，家族を養うためにどのように教育を受けたか，あるいはどのように技術を習得したかを分かち合ってもらいます。彼らはどのような犠牲を払わなければなりませんでしたか。彼らは自分たちの経験を有益なものとするために何をしましたか。彼らがもっと別の行動を取ればよかったと思っていることは何でしょうか。
若い男性一人一人に，D・トッド・クリストファーソン長老の説教「兄弟たちのなすべき務め」の6－8段落を読むよう勧めます。教育の大切さについて学んだことを定員会で分かち合ってもらいます。教育に関する現在の決断は，彼らの将来の機会にどのような影響を及ぼしますか。

若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。彼らは，なぜ教育が大切なのかを理解しているでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やした方がよいでしょうか。

「神への務め」の計画

定員会集会の最後に，若い男性が小冊子『神への務め』の計画を立てる時間を取ります。これらの計画は個人で行うものですが，定員会の会員は助け合って計画のアイデアを出すことができます。

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ビデオ―「大会説教から答えを見いだす」

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行動するように勧める

司会をしている若い男性が閉会行事を行います。彼は以下を行うことができます。

学校でさらに成功をおさめるためにできる事柄のリストを作成し，それらをその週のうちに実行し始めるよう，若い男性に勧める。
自分の伝道と将来受ける教育のために貯金を始めるよう，若い男性を励ます。
個人の聖文研究の時間に，このアウトラインに挙げられている教育に関する聖文を研究し，学んだことを今後の定員会集会で分かち合うよう，定員会の会員に勧める。