「学習者が個人の啓示を求め,認識し,それに従って行動できるよう助ける」『教師養成スキル』(2022年)
「学習者が個人の啓示を求め,認識し,それに従って行動できるよう助ける」『教師養成スキル』
御霊によって教える
学習者が個人の啓示を求め,認識し,それに従って行動できるよう助ける
スキル:生徒の質問やコメントに答える前に,「何を尋ねることができるだろうか」「何をするよう招くことができるだろうか」と考えます。
定義する
生徒が意見を言ったり質問をしたりするときのことについて,十二使徒定員会のデビッド・A・べドナー長老はこのように教えています:「『何を言おうか』と考えるよりも,『生徒に何を尋ねるか』に焦点を当ててください。そして,『何を尋ねるか』だけでなく,『何をするように勧めるか』にも焦点に当てるべきです。」(「デビッド・A・べドナー長老との夕べ」〔中央幹部との夕べ,2020年2月7日〕 broadcasts.ChurchofJesusChrist.org参照)。教師は「何を尋ねればよいだろうか」と考えるときに,聖霊の導きを得て,生徒をもっと明確に理解するための情報をさらに手に入れたり,生徒が個人の啓示を求め,それに従って行動するように助ける方法を知ったりすることができます。
教師は「何をするよう生徒に勧めればよいだろうか」と自問するときに,聖霊と結びつき,どのような勧めをすればよいかを知り,そして生徒は個人の啓示に従ってどのように行動するかをさらに良く考えることができます。
モデル
教師が生徒に答える前にどのように考えているかに目を向けてください:
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クラスの後,真奈は自分の考えと御霊の思いとの違いをどうやったら見分けられるかを尋ねるために,教師を待っています。
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わたしは答える前に,立ち止まって,こう考えます。「彼女が個人の啓示を通して自分の答えを見いだすよう促すには,何を尋ねたら良いだろうか。」「彼女が自分で答えを学ぶには何をするよう招くことができるだろうか。」
練習
クラスで翔太がこう尋ねました:「イエス・キリストの贖罪を通して,赦し以外の助けを得るには,どうすればいいですか。」
答えを考え始める前に,立ち止まって,次のように考えてください。「わたしは何を……。」
注:この練習では,質問をしたり,何かを勧めたりはしません。ここでは,あなたが立ち止まって次のように考えます。「彼が聖霊と結びついて自分自身で答えを知るために,わたしは何を尋ね,何をするように勧めればよいだろうか。」
杏奈はこう言っています。「わたしは絶対結婚しないわ。親戚にも離婚している人がたくさんいるし,結婚する意味がないと思う。」
答えを考え始める前に,立ち止まって,次のように考えてください。「わたしは何を……。」
康介がこう尋ねます。「伝道のためにできる最善の備えは何ですか。」
答えを考え始める前に,立ち止まって,次のように考えてください。「わたしは何を……。」
話し合う,または深く考える
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だれかに質問されたときに,あなたはいつもどのように応じていますか。
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生徒が個人の啓示を求め,それに従って行動するよう導くことについて,どのようなことを学びましたか。
取り入れる
今週毎日,一人の生徒に質問される場面を想像してください。答える前に,心の中でこう自問してください。「生徒が聖霊と結びついて自分自身で答えを知るために,わたしは何を尋ね,何をするように勧めればよいだろうか。」それから,その1週間,生徒が質問したり意見を言ったりしたら,何を言おうかと自問するのではなく,立ち止まって,何を尋ね,どのような勧めをすればよいか考えてみましょう。
もっと知りたいですか
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デビッド・A・ベドナー長老「デビッド・A・べドナー長老との夕べ」(中央幹部との夕べ,2020年2月7日) broadcasts.ChurchofJesusChrist.org