教師養成スキル
学習者が天の御父やイエス・キリストとの関係を強めることができるように助ける。


「学習者が天の御父やイエス・キリストとの関係を強めることができるように助ける」『教師養成スキル:イエス・キリストに焦点を当てる』

「学習者が天の御父やイエス・キリストとの関係を強めることができるように助ける」『教師養成スキル:イエス・キリストに焦点を当てる』

学習者がイエス・キリストのもとに来られるよう助ける

学習者が天の御父やイエス・キリストとの関係を強めることができるように助ける。

スキル

生徒が天の御父とイエス・キリストの愛を理解し,感じるのに役立つ言葉。

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教室の生徒たち

定義する

どのレッスンにも,学習者が天の御父やイエス・キリストとの関係を強めることができるように助ける機会が何度もあります。生徒が自分の考えや気持ちを共有した後に,最適な機会が訪れることもあります。そのとき,教師は天の御父とイエス・キリストの愛と特質に焦点を当てた言葉を述べることができます。

そのような言葉は,学習者が自分に対する天の御父とイエス・キリストの気持ちや,天の御父とイエス・キリストに対する自分の気持ちを認識する助けとなります。伝える言葉の中で,生徒が共有したばかりのことを強調したり,証したりすることができます。また,生徒の発言を,神の愛や神の性質,神の子供たちに対する神の気持ちといった神の特質や真理と結びつけることもできます。これらの言葉は,天の御父と御子にとっての生徒一人一人の価値について,聖霊に証していただくさらなる機会を生み出します。

  • 玲奈姉妹は,祈りの答えを受けた経験についてクラスで話しました。その後,教師が,「その経験は,天の御父があなたのことを御存じであるという証拠ですね」と付け加えました。

  • 香姉妹は,総大会の間,聖文を読んでいないことで御霊に叱責されるのを感じたと述べました。すると教師は,「主はわたしたちの生活に関わりたいと望んでおられるということを,皆に思い起こさせてくれてありがとうございます」と伝えました。

  • 秀樹兄弟は,聖文を読んで得た洞察についてクラスで話しました。そこで教師は,「秀樹兄弟のコメントから,神がいかに親切で優しいお方であるかが分かりました」と答えました。

  • 光兄弟は,聖文を読むのに十分な時間がないことに対していらだちを感じていると述べました。すると教師は,「主に従いたいという光兄弟の望みから,光兄弟がどれほど主を愛しているかが伝わりますね」とこたえました。

  • 薫姉妹は,教義と聖約18:10を読んだ後,感じたことについて話しました。すると教師は,「香が神にとってどれほど尊い存在なのか,わたしも知っています」と述べました。

練習する

生徒一人一人が天の御父とイエス・キリストの愛を感じる助けとなる言葉を考えます。

  • 美雪姉妹は,「主は生けりと知る」の中で一番好きな言葉の一つは,「主は生きて……涙ぬぐいたまい」と書かれた節だと言いました。

  • 茂兄弟は,両親が離婚する前に,家の中でけんかがたくさんあったと分かち合っています。祈っているときが,彼にとって平安と慰めを感じる唯一の時でした。

  • 紅海が割れたことについて読んだ後,純子姉妹は,「モーセとイスラエルの子らのために神がそのようにしてくださったのは,ほんとうに驚きです」と述べました。

話し合う,または深く考える

  • 生徒が天の御父とイエス・キリストの愛を感じる助けとなるような言葉を述べることの意義は何でしょうか。

  • 天の御父はなぜ,学びの一貫としてこのような言葉がけをするように望んでおられるのでしょうか。

取り入れる

  • 次の1週間,各クラスの後に5分間時間を取り,生徒の発言についてどのように言葉を返せたかについて振り返り,書き出します。次の1週間,レッスンの間,書き出したのと同じような言葉がけをするようにします。

さらに深く知る