「聖典に印を付ける」『聖文研究のスキル』
聖典に印を付ける
定義する
有意義な方法で聖文に印を付けるならば福音の研究と理解の質を高めることができることを説明します。印を付けると最も大切だと思う事柄が強調され,ほかの人を教える際に助けになります。自分の聖典に印を付けることを選ぶ人は,ハイライト,下線,丸を付ける,語句や聖句を区別する記号の追加など,様々な方法で印を付けることができます。
モデルを示す
以下のことを一つ以上行って,聖文の印付けを短時間でやってみましょう。
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聖句に下線を付ける,ハイライトする,その他のマークや記号を使うなど,印を付ける方法を幾つか生徒に見せます。
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数人の生徒に,自分の聖典にどのように印を付けるのが好きかを簡単に分かち合ってもらいます。
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クラスの生徒を小さなグループに分け,福音ライブラリーのデジタル聖典に印を付ける方法を知っている生徒たちに,その方法を各グループで実演してもらいます。
注:福音ライブラリーアプリのヘルプセクションには,「福音ライブラリーユーザーガイド(iOS)」や「福音ライブラリーユーザーガイド(Android)」など,その他のリソースやヒント,ビデオがあります。
練習する
今週の聖文研究から聖句を一つ選ぶか,以下の例の一つを使い,生徒たちに聖文に印を付ける練習をしてもらいます。生徒に,印象に残った言葉や表現,真理に印を付けてもらうとよいでしょう。その後,何に印を付け,なぜ印を付けたのかを,二人一組または小グループで分かち合ってもらうとよいでしょう。
練習のためのその他の聖句:
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詩篇23篇。生徒に,主について教えている好きな言葉や聖句に印を付けてもらうとよいでしょう。
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マタイ5:38-48。生徒に,印象に残った救い主の教えに印を付けてもらうとよいでしょう。
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モーサヤ18:8-10。生徒に,バプテスマのときに決意することを示す言葉に印を付けてもらうとよいでしょう。
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教義と聖約38:1-9。生徒に,イエス・キリストについて教えている言葉や表現に印を付けてもらうとよいでしょう。
招き,フォローアップする
個人の聖文研究やクラスの時間に自分の聖典に印を付けるよう,生徒を励まします。次のレッスンで,生徒に,個人学習で印を付けた有意義なものと,印を付けた理由を分かち合ってもらい,フォローアップします。聖文に印を付けることは,聖文研究においてどのような助けとなるか尋ねるとよいでしょう。クラスでこのスキルの復習や練習をし続ける方法を探してください。