セミナリー
マスター教義の復習17


マスター教義の復習17

理解し,説明する

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聖文を読む若い男性

マスター教義の一つの目的は,マスター教義聖句に書かれている救い主の教えを理解し,自分の言葉で説明できるようにすることです。この課では,新約聖書の一つ以上のマスター教義聖句について理解を深め,その真理を説明する機会が用意されています。

聖文を理解する

  • あなたは何度か聖典を読んだことがあると思いますが,意味が分からないと思ったことはありますか。

  • 聖文を研究するときに,分からないと感じることはよくありますか。

  • そう感じたとき,あなたはどうしますか。

救い主は御自分の言葉を理解してほしいので,理解できるよう聖霊を通して助けてくださいます。それには,わたしたちの側が努力しなければなりません。この課では,様々なマスター教義聖句を理解するのに役立つ聖文研究スキルを学ぶ機会が用意されています。

聖文研究スキル

以下のマスター教義聖句と重要語句を簡単に復習します。

マスター教義聖句

重要語句

マスター教義聖句

エペソ1:10

重要語句

「時の満ちる〔神権時代において〕,神は……ことごとく,キリストにあって一つに帰せしめようとされ〔る〕。」

マスター教義聖句

エペソ2:19-20

重要語句

教会は「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって,キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である。」

マスター教義聖句

2テサロニケ2:1-3

重要語句

「主の日〔が来る前に〕まず背教のことが起〔こる〕にちがいない。」

マスター教義聖句

2テモテ3:15-17

重要語句

「聖書〔は〕……救に至る知恵を,あなたに与えうる書物である……。」

よく理解したいと思う聖句を一つ選んでください。次に,以下に挙げる中から,その聖句をよく理解するのに役立つ聖文研究スキルを一つ以上選びます。自分に割り当てられた聖句をほかの人に説明できるよう準備してください。

時間が許せば,ほかの聖句の一つに違うスキルを使ってみてください。

活動A,B,またはCを行います。

活動A:相互参照する

使えるリソースを活用して,そのマスター教義聖句をよく理解するのに役立つほかの聖句を見つけてください。そのようなリソースには,聖文の脚注や『聖句ガイド』などがあります。そのリソースで聖句に印をつけ,選んだマスター教義聖句をよく理解するのにその聖句がどう役立つかを学習帳または「福音ライブラリー」アプリに記録してください。

活動B:語句を定義する

マスター教義聖句の中から,理解できない言葉を見つけます。『聖句ガイド』や一般の辞書など,利用できるリソースを使って,その語句の定義を調べます。調べた定義を学習帳や聖典の余白,「福音ライブラリー」アプリに記録してください。新たに分かったことがあれば,それも書いておきます。

活動C:背景と内容を理解する

マスター教義聖句に役立つと思うことを,以下に挙げる中から一つまたは複数選んで行ってください

  • この聖句が出てくる手紙について,『聖句ガイド』の「パウロの手紙」の項で読んでください。

  • その章の前書きや周辺の聖句を読むと,そのマスター教義聖句を理解するのにどのような助けになりますか。

  • その聖句を書いた人は,だれに向けて,なぜその聖句を書いたのでしょうか。

  • その聖句はおもにどのようなことを伝えていますか。

その聖句について深く考えて分かったことを,記録してください。

1.次の活動を行ってください:

あなたが使った聖文研究スキルが,救い主とマスター教義聖句で教えられている教義をよく理解するのにどう役立ったかを,説明してください。自分の選んだ聖句を家族や友人と分かち合うとよいでしょう。