イザヤ40－49章

「わが民を慰めよ」

聖文を詳しく知らないという理由で，自分の考えをクラスで発表することを躊躇する人がいるかもしれません。クラスの参加者全員が自分の霊的な洞察が価値あるものだと感じられるよう，どのように助けることができるでしょうか。

印象を書き留める

画像

分かち合うアイコン

分かち合うよう招く

ホワイトボードに次のような質問を書くとよいでしょう：イザヤ40－49章を研究したとき，御霊はらどのようなことを教えてくれましたか。クラスの参加者に，この質問について深く考え，答えを書き留めてもらい，数人に自分の考えを発表してもらうとよいでしょう。

画像

教えるアイコン

教義を教える

イザヤ40－49章

イエス・キリストはわたしたちを慰め，希望を与えることがおできになる。

『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要では，イザヤ40－49章に記されている慰めや希望のメッセージを探すよう提案されており，最初に探すとよい幾つかの聖句が挙げられています。見つけたメッセージをクラスの参加者に分かち合ってもらうとよいでしょう。参加者に，これらのメッセージが囚われの身にあったユダヤ人にとってなぜ助けとなったと思うかや，今日のわたしたちにとってどのような助けとなるかについて話し合うよう励まします。あなたが個人の研究で見つけた聖句に注目してもらうのもよいでしょう。主はわたしたちに，御自分についてどのようなことを知るよう望んでおられるでしょうか。主はわたしたちをどのように慰めてくださるでしょうか。クラスの参加者に，旧約聖書の「主」とは，エホバ，すなわちイエス・キリストを指していることを思い起こしてもらうとよいでしょう。
賛美歌「主のみ言葉は」（『賛美歌』46番）では，イザヤ41：10；43：2－5；46：4に出てくるイザヤの言葉が用いられています。これらの聖句を読み，この賛美歌の関連する部分を歌った後，クラスの参加者に，主が自分とともにおられると感じた時のことや，そうした経験が自分が「恐れ〔ない〕」でいるうえでどのような助けとなったかについて話し合ってもらうとよいでしょう。

イザヤ40：1－3，9－11；43：8－13；48：20－21；49：1－9

「あなたがたはわが証人〔である〕。」

主の「証人」であるとはどういう意味でしょうか。クラスの参加者に，次の聖句から一つまたは複数を読みながら，この質問について深く考えてもらうとよいでしょう：イザヤ40：1－3，9－11；48：20－21；49：1－9。「その他のリソース」の言葉からも幾つかの答えが得られるでしょう。主の証人としてわたしたちが分かち合う「よきおとずれ」とは，どのようなものでしょうか。これらの節で述べられていることで，わたしたちが「恐れ〔ず〕」に証を分かち合う助けとなってくれるものは何でしょうか（イザヤ40：9）。クラスの参加者に，自分が主の証人になる機会や，自分の証がほかの人たちをどのように祝福することができるかについて，話してもらうとよいでしょう。
クラスの参加者がイザヤ43：8－13の教えを実践できるよう助けるため，自分が裁判の証人台に立つことを要請されたと想像してもらいます。この裁判において，イエス・キリストは，イザヤ43：11に記されている主張を行ったことを問われています。もしイエスの主張を支持する証人として呼ばれたとしたら（10節参照），わたしたちはどのような証を述べるでしょうか。わたしたちの人生からどのような証拠を提示するでしょうか。

イザヤ48：10；49：13－16

主は苦難を通してわたしたちを精錬してくださる。

クエンティン・L・クック長老の次の言葉が，イザヤ48：10を理解するうえでどのような助けとなるか話し合うとよいでしょう。「試練という炉の中で鍛えられる人格や義は，わたしたちを完成に導き，清め……てくれるのです。」（「うたえぬ歌をも」『リアホナ』2011年11月号，106）参加者に，自分自身の「試練という炉」がどのように自分を霊的に精錬する助けとなってきたかについて話し合ってもらうのもよいでしょう。苦難にあるとき，イザヤ49：13－16はどのような助けとなるでしょうか。また，ビデオThe Refiners Fire　精錬する者の火　を視聴してください（ChurchofJesusChrist.org。

画像

「その他のリソース」アイコン

その他のリソース

証人になる。

マーガレット・D・ナドール会長は，「いつでも，どのようなことについても，どのような所にいても，……神の証人になる」（モーサヤ18：9）とはどういう意味かを説明しています。

「いつでも証人になるというのは，わたしたちが主を愛し，いつでも敬うと約束することです。昼も夜も，夏も冬も，良いときも悪いときも絶えず主を愛し，敬うことを約束し，自らの生活態度を通して主への愛を示します。……

どのようなことについても証人になるというのは，どのようなことでも，つまり重要なこと，ささいなことにかかわらず，あらゆる会話や冗談の中でも証人となることを表します。行うゲーム，読む本，聴く音楽についても，また，支援する運動，携わる奉仕，身に着ける衣服，つきあう友達に関しても同様です。……

最後になりますが，わたしたちはどのような所にいても証人になると述べます。それは公の場所だけに限らず，個人的な場所，秘密の場所，暗い所，明るい所などでも証人になることを表します。教会，学校，家庭，車の中にあっても，また，山や海，路上や公園にいても同様です。……

〔救い主〕がわたしたちに下さった賜物のすばらしさについて考えるとき，わたしたちが主や主を遣わしてくださった天父に報いることのできる事柄は何とささいなものでしょう。それには，いつでも，どのようなことについても，どのような所にいても，御二方の愛と教えに関する証人になることです。」（「証人になる」『リアホナ』2000年7月号，112－113，115）

教え方を改善する

熱心に学ぶよう勧める。「最終的には生徒たちが自らの学びの責任を負います。生徒たちがこの責任を受け入れて果たすことができるようにするには，どのように助けられるか考えてください。」（『救い主の方法で教える』29）