創世37－41章

「主がヨセフと共におられた」

この概要にあるすべての活動を教えることは意図されていません。教える準備をするとき，この概要の中で（もしあれば）どの活動がクラスの必要を最も満たすか知るのを御霊が助けてくれるよう祈ってください。

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分かち合うよう招く

クラスの参加者に個人と家族の研究で学んだことを分かち合ってもらうために，創世37－41章の中で，大切だと思う教えや原則を言い表している語句を見つけるよう勧めるとよいでしょう。

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教義を教える

創世37：1－28；39章；40：1－19；41：9－45

ヨセフの逆境のときに「主がヨセフと共におられた」

ヨセフと同様に，クラスの参加者も厳しい試練を経験しているかもしれません。ヨセフの模範から霊感を受けるのを助けるために，クラスを3つのグループに分け，各グループに次の聖句の一つを読んでもらいます：創世39章；40：1－19；または41：9－45。各グループに，困難な状況にあったヨセフとともに主がおられた様子について分かち合ってもらいます。必要に応じて，クラスの参加者に，厳しい試練にあったときに主がともにいてくださった経験を分かち合ってもらうとよいでしょう。わたしたちはどうすれば自分の生活の中に主がおられることをより理解できるようになるでしょうか。
次の実物を使ったレッスンは，どのようにしてわたしたちが逆境を乗り越えることができるかを示すのに役立ちます：小さなプラスチックのボールのような軽い物を，乾いた米か豆で半分ほど満たされた容器の底に置いてください。だれかにボールが表面に上がってくるまで容器を優しく振ってもらいます。ヨセフはどのような点でボールと似ていたでしょうか。創世37：5－11；39章；40：1–19；41：9–45から，クラスの参加者に，ヨセフが逆境を乗り越えるのを主が助けてくださった例を分かち合ってもらいます。また，同じように主が自分たちを助けてくださったときのことを分かち合ってもらうこともできるでしょう。
「正しかれ」（『賛美歌』151番）のような，義にかなった選択をすることについての賛美歌を歌うか，歌詞を読んでもらうとよいでしょう。次に，創世37：1–28；39章；40：1－19；41：9－45の中から，この賛美歌のメッセージを表している語句や，そのメッセージについて理解を深めてくれる事柄を見つけてもらいます。ヨセフは逆境にもかかわらず，正しいことをしたときにどのように祝福されたでしょうか。主はこれまでどのようなときに，逆境にあって正しいことをしたことでわたしたちを祝福してくださったでしょうか。

創世37：5－11；40章；41：1－38

わたしたちが忠実であれば，主はわたしたちを導き，霊感を与えてくださる

だれもが夢を通して個人の啓示を受けるわけではありませんが，ヨセフ，パロの僕，およびパロの経験から啓示について学べることがあります。クラスの参加者に，創世37：5－11；40：5－8；41：14－25，37－38を読み，啓示について学んだことを分かち合うよう勧めます。自分が啓示を受け，理解し，受けた啓示に従って行動する準備をするのに役立ったことを分かち合うよう勧めてもよいでしょう。

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［夢を解き明かす獄中のヨセフ］

「給仕役と料理役の夢を解き明かすヨセフ」フランソワ・ジェラール画

創世39：1－20

主の助けによって，わたしたちは誘惑から逃れることができる

今週創世39章を読んで，誘惑に抵抗することについて学んだことを分かち合うよう，クラスの参加者に言うとよいでしょう。ヨセフは誘惑に打ち勝つために何をしましたか（7－12節参照）。ビデオ「パーティーを出なさい！」と「一人でも気高く立ち」（ChurchofJesusChrist.org）では，誘惑に抵抗した人々の模範を見ることができます。クラスの参加者に，誘惑に直面したときに神の力を受けるためにできることをリストにしてもらうとよいでしょう。（クラスの参加者は，マタイ4：1－11や『聖句ガイド』の「誘惑」の項〔scriptures.ChurchofJesusChrist.org〕にある聖句でアイデアを見つけられるでしょう。）
クラスの参加者が性的な罪を犯す誘惑をはねのけるのを助けるために，ヨセフの模範をどのように用いることができるでしょうか。創世39：1－20を読むことに加えて，クラスの参加者は，ビデオ「純潔—どこまで許されるのか」（ChurchofJesusChrist.org）を見たり，「性的な清さ」（『若人の強さのために』35－37）を読んだりするとよいでしょう。性的な罪につながる思い，言葉，および行いに抵抗することについて学んだことを分かち合ってもらいます。「悔い改め」（『若人の強さのために』28－29）を読むと，悔い改めるためにイエス・キリストがわたしたちに与えてくださっている機会を理解する助けになります。

創世41：15－57

わたしたちは起こり得る苦難に備えるべきである

クラスの参加者の一人にパロの夢（創世41：15－24参照）を説明してもらい，もう一人にヨセフの解き明かし（25－32節参照）を分かち合ってもらいます。ヨセフは何をするよう提案しましたか（33－36，47－49節参照）。この話には，わたしたちの時代にとってどんな教訓が含まれているでしょうか（「その他のリソース」にあるゴードン・B・ヒンクレー大管長の勧告を参照）。

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「その他のリソース」アイコン

その他のリソース

困難な時に備える

ゴードン・B・ヒンクレー大管長は次のように述べています。「皆さんに強く申し上げたいのは，……支出を抑えることであり，購買欲を抑えて，借り入れをできるだけ避けるということです。負債はできるだけ早く返済して……ください。……少しでも，貯金を〔してください〕。」（「若い兄弟たちに，そして成人の兄弟たちに」『リアホナ』1999年1月号，62）

教え方を改善する

耳を傾けることは愛の行いである。「クラスの生徒たちが話すことを理解できるように，天の御父の助けを求めてください。彼らが語るメッセージと語らないメッセージに細心の注意を払うならば，彼らの必要……をもっとよく知ることができるようになるでしょう。」（『救い主の方法で教える』34）