海辺で教えられるイエス

「海辺で民を教えられるイエス」James Tissot画

2月20－26日

マタイ6－7章

「権威ある者のように，教えられた」

教える準備をするに当たって，まず自分自身を備えてください。マタイ6－7章を研究し，あなたの霊的な印象を書き留めてください。これはあなたがクラスの必要を満たす最善の方法について啓示を受ける助けとなるでしょう。その後，教えるためのアイデアを見つけるためにこの概要を調べてください。

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分かち合うよう招く

クラスの参加者に，山上の垂訓の中から今日最も必要だと感じる教えを分かち合ってもらいます。お互いの考えに付け加えるよう勧めてください。

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教義を教える

マタイ6－7章

主の教えを聞き，それに基づいて行動するなら，わたしたちの生活は堅固な土台の上に築かれる。

• マタイ6－7章の教えの中で，あなたが教えている人々にとって最も有益となるものは何でしょうか。マタイ6－7章から，これらの教えを含む幾つかの参照聖句をホワイトボードに書くとよいでしょう。クラスの参加者に，参照聖句の一つを選んで静かにそれを研究してもらい，その後，学んだ霊的な真理をホワイトボードに書いてもらいます。これらの教えはわたしたちの生活にどのように影響を及ぼしているでしょうか。

• 救い主は御自分の説教を一つのたとえで結ばれました。このたとえは，救い主の教えに従って生活することの大切さをクラスの参加者がもっと深く理解するのに役立つことでしょう（マタイ7：24－27参照。ヒラマン5：12も参照）。このたとえを視覚化するために，クラスの参加者に，皆で一緒にブロックやカップ，そのほかの物で強固な土台を築いてもらい，その後，その土台の強度をテストしてもらうとよいでしょう。救い主の教えを応用するために行える事柄をラベルに書いて，土台を築くのに用いた材料に貼り付けてもらってもよいでしょう。これらの事柄を行うことは，人生の嵐に耐えるのに，どのような助けとなるでしょうか。

マタイ6：5－13

救い主は祈る方法を教えてくださった。

• 主の祈りを研究することは，主の模範に従うことで自分の祈りをどのように改善できるかを知る助けとなります。ホワイトボードに，マタイ6：9－13（または，ルカ11：1－4）から，自分にとって印象的な言葉を書いてもらうとよいでしょう。救い主の言葉を深く考えるときに，祈りについて何を学べるでしょうか。クラスの参加者に，救い主の言葉の幾つかを自分自身が祈りの中で述べる言葉に言い換えてもらうとよいでしょう。例えば，「わたしたちの日ごとの食物を，きょうもお与えください」を，「家族を養うための働きをお助けください」と言い換えることができます。

• クラス全体でマタイ6：5－13を読んだ後，次のような質問について話し合うとよいでしょう：祈りはあなたと天の御父との関係をどのように強めてきましたか。祈りはあなたが神の御心を知るうえでどのような助けとなってきましたか。

マタイ7：7－11

天の御父は祈りに答えてくださる。

• クラスの参加者が，神は祈りを聞き，答えてくださるという信仰を強められるよう，ホワイトボードに求める，捜す，たたくと書くとよいでしょう。その後，クラスの参加者に，聖文を調べて，「求め」，「捜し」，「たた〔いた〕」人々の例を見つけてもらいます（例えば，1ニーファイ11：1；エテル2：18－3：6；ジョセフ・スミス—歴史1：11－17を参照）。祈りに対する答えを受けることについて，これらの例から何を学べるでしょうか。

• マタイ7：7－11に関する重要な背景については，ジョセフ・スミス訳マタイ7：12－17（『聖句ガイド』内）にも載っています。 これらの節には，人々が天の御父に真理を求めようとしない理由をイエスの弟子たちが予測した様子が描かれています。クラスの参加者に，主の導きや祝福を求めようとしない友人がいると想像してもらいます。この友人を励ますために，何と声をかければよいでしょうか。マタイ7：7－11の救い主の言葉を，どのように用いることができるでしょうか。

マタイ7：15－20

わたしたちは，まことの預言者と偽りの預言者をその実によって見分けることができる。

• 恐らくクラスの参加者は，インターネットやほかの情報源からの偽りの哲学やサタンの欺きに出くわしたことがあるでしょう。また，ほかの人々が主の僕たちを批判する言葉を聞いたことがあるかもしれません。偽りの預言者とまことの預言者の教えとを見分ける方法を彼らが理解できるように，あなたはどのように助けることができるでしょうか。果物を幾つか見せて，それが何の木のものであると推測できるか尋ねるとよいでしょう。この活動は，マタイ7：15－20を理解するのに，どのように役立つでしょうか。生ける預言者たちの最近のメッセージを一緒に読んでもよいでしょう。彼らの勧告に従えば，どのような「実」すなわち結果を得られるでしょうか。

  果実

  わたしたちはまことの預言者をその実によって知ることができる。

• マタイ7：15－20は，預言者ジョセフ・スミスの神聖な使命に対するクラスの参加者の信仰を築く助けとなるでしょう。ジョセフ・スミスが成し遂げた働きの実として，どのようなことがあるでしょうか。アイデアを得るために，ニール・L・アンダーセン長老のメッセージ「ジョセフ・スミス」（『リアホナ』2014年11月号，28－31）を参照してください。預言者ジョセフについて友人や家族に証を述べるために，マタイ7：15－20にある救い主のたとえをどのように使うことができるでしょうか。

教え方を改善する

沈黙を恐れない。「良い質問は，答えるために時間を費やすものです。それは深く考えたり，調べたり，霊感を受けたりする必要があるからです。質問に対する答えを待つ時間は，深く考える神聖な時間となることでしょう。質問に自分で答えたり，別の事柄に移ったりして，この時間を早く終わらせすぎることのないように注意してください。」（『救い主の方法で教える』31）