新約聖書 2023年
2月20-26日  マタイ6-7章:「権威ある者のように,教えられた」


「2月20-26日  マタイ6-7章:『権威ある者のように,教えられた』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』

「2月20-26日  マタイ6-7章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2023年』

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海辺で教えられるイエス

「海辺で民を教えられるイエス」James Tissot

2月20-26日

マタイ6-7章

「権威ある者のように,教えられた」

まずマタイ6-7章を読み,あなたが教える子供たちについて考えます。これらの章のどのメッセージを,子供たちは聞く必要があるでしょうか。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』とこの概要からは,必要に応じて教えるためのアイデアを見つけることができるでしょう。

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分かち合うよう招く

だれかの光や模範となるために先週何をしたか,子供たちに話してもらいます。

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教義を教える:年少の子供たち

マタイ6:5-13

イエスと同じように,わたしも天の御父に祈ることができる。

子供たちはほかの人の祈りを聞いて,祈ることを学ぶことができます。子供たちにこの聖句にあるイエス・キリストの祈りから学んでもらうために,どう助けることができるでしょうか。

活動案

  • マタイ6:5-13に記されている,祈りに関するイエスの教えを復習します。「だい20しょう:イエス,いのりについてお教えになる」『新約聖書ものがたり』51-52,またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオ)を用いてもよいでしょう。

  • 今週の活動ページを使って,子供たちが祈りの要素を覚えられるよう助けます。

  • それぞれの子供の手を紙の上に置いて,輪郭をなぞります。祈るとき,手や腕はどうすればよいかについて話します。手をなぞった紙に,祈るときに敬虔さを示すためにできることを書きます(例えば頭を下げる,目を閉じるなど)。

  • 「おいのり」『子供の歌集』18)など,祈りについての歌を子供たちと一緒に歌い,祈りの力について証します。子供たちにも祈りにまつわる経験を分かち合ってもらいます。

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祈りをささげる少年

イエスと同じように,わたしも天の御父に祈ることができる。

マタイ7:12

わたしは,自分が接してほしいように人に接するべきである。

マタイ7:12のイエスの教え(黄金律としても知られている)は,人への接し方について簡潔な指針となります。あなたの教える子供たちがこの原則に従って生活できるようになるためには,どんなことが助けになるでしょうか。

活動案

  • マタイ7:12を読み,子供たちが理解できる簡単な言葉で言い換えます。次のような文の空欄に入れる言葉を,子供たちに何通りか考えてもらいます。「だれかがわたしにしてくれるとうれしくなります。」それぞれの文の後に,「だから,わたしは人にします」という文を加え,あなたに続いて言ってもらいます。

  • 「すべての人を愛しなさい」『子供の歌集』39)など,マタイ7:12のメッセージを伝えていると思う歌を子供たちと一緒に歌い,歌に合わせた簡単な動作を考えます。救い主の模範から,人々への接し方についてどのようなことが学べるか,子供たちに尋ねます。

  • 両親や家族が自分のためにしてくれる親切な行いを,子供たちに挙げてもらいます。マタイ7:12を読んで,自分が家族のためにできる親切な行いを子供たちに言ってもらいます。

マタイ7:24-27

わたしはイエスに従うことにより,強い土台を築くことができる。

砂の上または岩の上に家を建てるという救い主のたとえ話を使って,学んだことを実践することの大切さを子供たちに教えるとよく覚えてもらえるかもしれません。

活動案

  • 子供たちと一緒に「かしこい人とおろか者」『子供の歌集』132)を歌い,言葉に合う動作をします。

  • マタイ7:24-27を使って,賢い人と愚かな人の違いについて教えます。子供たちに,家を建てている動作をしてもらいます。賢い人のようになるにはどうすればよいでしょうか。

  • 子供たちに,賢い人と愚かな人のたとえの絵を描いてもらいます。

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教義を教える:年長の子供たち

マタイ6-7章

山上の垂訓には,わたしに向けたメッセージがある。

これらの章には,あなたが教える子供たちに当てはまるメッセージがたくさんあります。子供たちのことを考えながら読んでください。どのようなことが印象に残りましたか。

活動案

  • これまで学んできたのはイエスが山上の垂訓で教えたことだということを子供たちに指摘します。子供たちは,先週学んだ真理の中で,どんな真理を思い出せるでしょうか。

  • 山上の垂訓の中の幾つかの言葉と,聖文の言葉ではない幾つかの言葉をホワイトボードに書きます。どの言葉が山上の垂訓に含まれているかを子供たちに探してもらい,それらの教えから学べることを話してもらいます。

  • マタイ6-7章から,子供たちにとって大切だと思う聖句を幾つか選びます。聖句の場所を書いたカードを何枚か用意して,教室のあちこちに隠します。子供たちに,カードを探してもらいます。見つけたカードの聖句を読んで,その教えが自分にとって大切な理由を説明してもらいましょう。

  • マタイ6-7章から好きな聖句を一つ分かち合い,あなたがその聖句を気に入っている理由を説明します。子供たちにも好きな聖句があれば,それが好きな理由と,その聖句から学べることを発表してもらいます。

  • 「イエス様のように」『子供の歌集』40-41)など,救い主と救い主の教えに関する歌を一緒に歌い,マタイ6-7章で教えられている原則に関連する歌詞が出てきたら,歌を止めます。子供たちが,これらの章から学んでいることを自分に結びつけられるように助けます。

マタイ6:5-137:7-11

わたしが祈るとき,天の御父はその祈りを聞いてこたえてくださる。

マタイ6:5-137:7-11を研究してください。子供たちは祈りについて何を理解する必要があると感じますか。

活動案

  • 子供たちに,マタイ6:9-13を音読して,救い主が祈りの中で言われたことを挙げてもらいます。わたしたちは祈るとき,主の模範のどのようなところに従うことができるでしょうか。

  • 「部屋を出る前に」『賛美歌』78番)など,祈りについての歌を子供たちと一緒に歌います。子供たちに歌詞をよく読んで,祈る理由と,祈りからもたらされる祝福を見つけてもらいます。

  • 次のようなゲームをして,子供たちがマタイ7:7を覚えられるように助けます。一人の子供が聖句の最初の言葉を言ってボールを次の子供に渡します。その子供は,次の言葉を言います。

  • 簡単な小道具を使って,子供たちと一緒にマタイ7:9-10を演じます。この聖句から祈りについて学べることを,子供たちに話してもらいます。

  • あなたの祈りがこたえられたときのことを話します。

マタイ6:19-21

わたしは,この世の宝ではなく永遠の宝を求めることができる。

あなたが教える子供たちに,この世のものよりも永遠の事柄を大切にするようになってもらうために,どう助ければよいでしょうか。

活動案

  • 世の中で価値があるとされている物を表す品物や写真の詰まった「宝箱」を持ってきます。例えば,お金やおもちゃなどを入れておきます。マタイ6:19-21を一緒に読んでから,箱に入っているこの世のものに代わる天の宝にはどんなものがあるか,あなたと一緒に考えてもらいます。

  • 「天に……宝をたくわえ〔る〕」(マタイ6:20)ためにできることを子供たちに挙げてもらいます。または,その絵を描いてもらってもよいでしょう。

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家庭で学ぶよう励ます

子供たちに,山上の垂訓の中から好きな教えを家族に話すように勧めます。

教え方を改善する

クラスの生徒たちのことを理解するよう努める。あなたは,教える子供たちのことを知っています。この概要に載っているアイデアは,あなたのクラスに何が必要かを考えて,それを最も満たせるように調整する必要があるかもしれません。あなたが教える子供たちの年齢向けの活動だけでなく,この概要で挙げられているすべての活動を確認し,あなたのクラスに適したアイデアを見つけるとよいでしょう。(『救い主の方法で教える』7参照)