ジョセフ・スミスに姿を現わすモロナイ

「わたしの名を呼び」 Michael Malm画

1月11日－1月17日

教義と聖約2章，ジョセフ・スミス—歴史1：27－65

「子孫の心はその先祖に向かうであろう」

まず，教義と聖約2章とジョセフ・スミス—歴史1：27－65を読んで準備を始めてください。この概要にあるアイデアは，これらの文章に含まれる真理を教えるのに役立つでしょう。

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分かち合うよう招く

レッスンのはじめに，天使モロナイがジョセフ・スミスを訪れたことのついて知っていることを子供たちに話してもらうとよいでしょう。

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教義を教える：年少の子供たち

ジョセフ・スミス—歴史1：27－54

天の御父は，主が御業を行われるのを助けるよう，ジョセフ・スミスを召された

神がどのような業を行うようジョセフを召されたかを学ぶときに，預言者ジョセフ・スミスに対する子供たちの感謝の念は深まるでしょう。

活動案

• ジョセフ・スミスをおとずれるモロナイの絵を見せます（『福音の視覚資料集』91番参照）。これらの絵で気づいたことを子供たちに話してもらいます。モロナイがジョセフ・スミスを訪れたときの話を要約します。必要に応じて，ジョセフ・スミス—歴史1：27－54と「だい3しょう：てんしモロナイと金ばん」（『教義と聖約物語』13－17）を参照してください。話の様々な箇所で，子供たちにジョセフ・スミスを演じてもらいます。祈る，クモラの丘を登る真似をするなど。

• ジョセフ・スミス—歴史1：33を声に出して読み，「神がわたしのなすべき業を備えておられる」という部分が聞こえたら立つよう子供たちに言います。神はジョセフに何をするよう望んでおられましたか。神はわたしたちに何をするよう求めておられますか。子供たちに，神が自分に行うよう求めておられることの絵を描いてもらいます。例えば，祈る，奉仕する，聖典を読むなど。

教義と聖約第2章

エリヤはジョセフ・スミスに，家族を結び固める力を授けた

ジョセフ・スミスを通して回復された結び固めの力について学ぶことにより，子供たちは永遠の家族という祝福の価値を認識することができるでしょう。

活動案

• 子供たちが「エリヤ」という名前を数回言えるよう助けます。あなたが教義と聖約2：1を読む間，この名前を探しながら聞くように子供たちに言います。これはモロナイがジョセフ・スミスに語った言葉で，エリヤが神権の権能を回復するために来ることを教えていることを説明します。エリヤは後に，カートランド神殿で実際にジョセフに姿を現し，家族を結び固める力を預言者ジョセフに授けました。

• 子供たちに，家族の好きな点を発表してもらいます。神殿のそばにいる家族の写真を飾ります。可能であれば，あなたの家族の写真を貼りましょう（または，『福音の視覚資料集』120番参照）。天の御父は家族が永遠にともにいることを望んでおられ，そのために神殿を与えてくださったことを証します。

• 「家族は永遠に」（『子供の歌集』98）を一緒に歌います。この歌は，永遠に家族とともにいるためにどのようなことができると述べていますか。

教義と聖約第2章

先祖について学ぶことは，喜びをもたらす

幼い子供たちでも，家族歴史を楽しみ，喜びを感じることができます。

活動案

• 一人の子供の親をクラスに招き，一人の先祖について話をしてもらいます（できれば，写真を見せてもらいます）。家族歴史について新しいことが分かるときにあなたが感じる喜びについて話してください。

• 子供たち一人一人にハート型の紙を配ります。子供たちが，自分の名前と「わたしは先祖を忘れません」と書くのを助けます。教義と聖約2：2を読み，エリヤはわたしたちの心を先祖に向けるために来たことを説明します。

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教義を教える：年長の子供たち

ジョセフ・スミス—歴史1：28－29

わたしは，赦してもらうために祈ることができる

あなたが教える子供たちは時々，ジョセフ・スミスのように「自分の弱さと不完全さのゆえにとがめを感じ〔る〕」ことがあるかもしれません（ジョセフ・スミス—歴史1：29）。天の御父のもとに行き，赦しを求めることができることを子供たちが知れるよう助けます。

活動案

• 子供たちと一緒にジョセフ・スミス—歴史1：29を読みます。ジョセフ・スミスは自分の過ちについてどのように感じていましたか。その気持ちにどのように対処しましたか。ジョセフの模範から，過ちを犯したときに役立つどのようなことを学べるでしょうか。ジョセフは完全ではなくとも神から召されたことを知って，どのような気持ちがするか子供たちに尋ねます。

• 「神の前における自分の立場」について考えることはなぜ大切なのでしょうか（ジョセフ・スミス—歴史 1；29）。神から見た自分の立場について知りたいときに，あなたが何をするかを子供たちに話します。

ジョセフ・スミス—歴史1：30－54

ジョセフ・スミスは，ある重要な業をするよう神から召された

モロナイがジョセフ・スミスに伝えたことを研究することにより，子供たちはジョセフの神聖な召しについての証を強めることができるでしょう。

活動案

• 子供たちに，ジョセフ・スミス—歴史1：30－54の出来事を演じてもらうか，出来事を表す絵を描いてもらいます。例えば，モロナイがジョセフに現れた話（30－47節）や，ジョセフが父親に話す場面（48－50節），ジョセフが金版を見つける話（51－54節）など。この記述から，ジョセフが行うよう召された業について，どのようなことが分かるでしょうか。

• 子供たちとともにジョセフ・スミス—歴史1：33－35を読み，ジョセフが行うよう召されている業について，モロナイはジョセフにどのようなことを理解してもらいたかったかを探しながら聞いてもらいます。ジョセフ・スミスがモルモン書の翻訳者としての役割を果たしてくれたおかげで，わたしたちはどのような祝福を受けてきましたか。子供たちに，モルモン書を定期的に読むよう勧めます。

教義と聖約2章

天の御父は，家族が神殿で結び固められることを望んでおられる

モロナイはジョセフ・スミスに，エリヤは「神権を現〔す〕」ために来ると伝えました（1節）。これは，家族を永遠に結び，わたしたちが神殿で先祖の儀式を受けられるようにしてくれる神権の結び固めの力について述べています。

活動案

• 子供たちに，教義と聖約2：1の預言を読んでもらいます。子供たちに，主は末日にだれを遣わそうとしておられたか，またその人物は何を明らかにするかを探してもらいます。カートランド神殿に現れたエリヤの絵を見せて（『福音の視覚資料集』95番参照），モロナイが訪れてから13年後にこの預言がどのように成就したかについて話し合います（教義と聖約110：13－15参照）。

• エリヤは，家族を永遠に結び固めることのできる神権の鍵を回復したことを説明します。結び固めの意味を子供たちが理解する助けとなる物を見せます。例えば，缶詰の食品や，ジッパーのついたプラスチックの保存袋など〔訳注—英語で「結び固め」という意味の“Seal”には密封する，二つのものが一つとなるようしっかりくっつけるという意味がある〕。これらの物は，家族が結び固められるとはどういうことかを理解するうえでどのように役立つでしょうか。

• 神殿の写真を見せて，神殿内で行うことを子供たちが挙げられるよう助けます。死者のためのバプテスマや永遠の結婚，神殿での家族の結び固めはすべて，エリヤが神権の鍵を回復したおかげで実現できることを説明します。

• ワードの若い女性か男性を一人招き，先祖の名前を見つけた経験や，神殿で先祖のためにバプテスマを受けた経験について話してもらいます。

  ニューヨーク州パルマイラ神殿

  エリヤを通して回復された力により，家族は神殿で結び固められます。

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家庭で学ぶよう励ます

一人の先祖についての話を両親にしてもらうか，先祖の好きな料理を作って一緒に食べるのを両親に手伝ってもらうよう，子供たちに勧めます。

レッスンを改善する

年少の子供たちが聖文から学べるように助けてください。年少の子供たちが聖文から学べるように，一節，あるいは重要な言葉だけに焦点を当てます。その言葉やフレーズが聞こえたときに，立ったり，手を挙げたりしてもらうとよいでしょう。（『救い主の方法で教える』21参照）。

活動ページ—わたしは家族歴史をすることができます