金版に書き記しているモロナイ

Minerva Teichert（1888－1976年）画「モロナイ：最後のニーファイ人」1949－1951年，油彩・メソナイト，88×119cmブリガム・ヤング大学美術館，1969年

12月7－13日　

モロナイ7－9章

「キリストに支えられ……るように」

モロナイ7－9章をよく祈りながら研究すると，聖霊の影響力を受けることでしょう。聖霊は，クラスの子供たちに何が必要かを理解できるようにあなたを助けてくださいます。

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分かち合うよう招く

先週のレッスンで行うようにあなたが勧めたことを子供たちに思い出してもらいます。または，今週家族とともに学んだことがあればそれを思い出してもらいます。学んだことを分かち合ってもらいます。

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教義を教える：年少の子供たち

モロナイ7：33

信仰があれば，わたしは神が自分に望んでおられることは何でもできる

イエス・キリストを信じる信仰があってイエスの力を信頼している子供は，イエスに仕えているときに偉大なことを成し遂げることができます。

活動案

• モロナイ7：33を読み，「信じる」という言葉が読まれたら起立するよう子供たちに言います。主の戒めを守ることによってイエス・キリストを信じる信仰を示すのだと説明します。親の言うことを聞くとことや，ほんとうのことを言うことなど，イエスがしてほしいと思っておられることを幾つか，子供たちにホワイトボードに箇条書きにしてもらいます。イエス・キリストを信じる信仰は戒めを守る助けになることを証します。

• モルモン書（またはそのほかの聖典）に登場する人物が，イエス・キリストを信じる信仰があるために大切なことを成し遂げている絵を何枚か見せます（例えば，『福音の視覚資料集』19番，70番，78番，81番参照）。その絵に描かれている物語を，子供たちに話してもらいます。この人たちはイエス・キリストを信じる信仰があったためにイエスが望んでおられたことを行う力を与えられたのだと子供たちに話します。

モロナイ7：41

イエス・キリストを信じると希望が生まれる

世界には，望みがないと感じている人がたくさんいます。あなたの教える子供たちがイエス・キリストに望みを見いだせるよう，どのように助けられるでしょうか。

活動案

• モロナイ7：41を子供たちに読んで聞かせて説明します。次に，希望を持つべきだという意味のモルモンの言葉が読まれたら手を挙げるよう子供たちに言います。あなたがイエス・キリストのおかげで感じている希望について，子供たちに話します。

• 子供たちに，何かで苦労している知人のことを考えてもらいます。イエス・キリストに希望を持つことをその人に思い出してもらえるような絵を子供たちに描いてもらいます。

モロナイ7：47

「慈愛はキリストの純粋な愛であ〔る〕」

あなたがこれまでに経験したことの中で，人に親切にし，愛をもって接することを子供たちに学んでもらうのに役立つ経験には，どんなものがあるでしょうか。

活動案

• 次の言葉を，あなたと一緒に子供たちに復唱してもらいます。「慈愛はキリストの純粋な愛であ〔る。〕」（モロナイ7：47）イエス・キリストがどのようにしてほかの人に愛を示されたかを，子供たちに考えてもらいます（例えば，『福音の視覚資料集』55番，83番，84番などの絵が役に立つかもしれません）。イエスはどのようにわたしたちに愛を示してこられたでしょうか。イエスが示されたような愛をだれに示せるでしょうか。例として，ビデオ「ハイラムお兄ちゃん」（ChurchofJesusChrist.org）を見せます。

• だれかに愛を示している絵を子供たちに描いてもらいます。イエスのように人を愛することを思い出せるよう，その絵をどこかに貼るよう提案します。

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教義を教える：年長の子供たち

モロナイ7：21－22，25，33

イエス・キリストを信じる信仰があると，わたしは祝福を受ける

救い主の地上での務めが終わっても奇跡が行われなくなったわけではないことを，モロナイは人々に知ってほしいと思っていました。わたしたちはイエス・キリストを信じる信仰を持っているかぎり，イエスの助けがあれば，奇跡的な事柄を含めて，イエスの望まれることを何でも行うことができます。

活動案

• 永遠の家族があることや天の御父のみもとに戻ること，罪が赦されることなど，イエス・キリストの福音を通してわたしたちが受ける「善いもの」を子供たちに幾つかホワイトボードに列挙してもらいます。次に，モロナイ7：21－22と25節を読んで，そのような善いものをすべて受けられるようにする方法を見つけるよう子供たちに言います。どのようにしたら，イエス・キリストと主の約束を信じる信仰を示すことができるでしょうか。

• モロナイ7：33を子供たちに読んで聞かせ，イエス・キリストを信じる信仰を持っていればできることに耳を傾けるように言います。必要に応じて，信仰があったおかげで神から望まれたことを行うことができたあなたの経験を話してください。自分たちの生活からそのような例について考えられるよう子供たちを助け，それを話してもらいます。それらの例で，キリストを信じる信仰があることでどんな違いが生じましたか。

モロナイ7：40－41；9：25－26

困難な試練のさなかでも，わたしはイエス・キリストを信じる信仰を持つことができる

モルモンとモロナイは悲観的な状況に直面しましたが，救い主イエス・キリストに希望を見いだしました。どうしたらあなたは，子供たちが悲観的になっているときに希望を見いだせるよう助けることができるでしょうか。

活動案

• 人が悲観的になったり希望を失ったりする原因となる問題を子供たちに幾つか挙げてもらいます。モロナイ7：40－41と9：25－26を読んで，悲観的になっている人の助けになるかもしれない事柄を見つけるよう子供たちに言います。つらいときにイエス・キリストと主の福音からあなたがどんな助けを受けてきたかを子供たちに話します。

• モロナイ9：25－26でモルモンが息子に書いたように，悲観的になっている人がキリストに希望を見いだせるよう助けるメッセージを子供たちに書いてもらいます。メッセージの中にこの聖句の語句を使うよう子供たちに勧めます。

• 透明な容器に水を入れ，浮かぶ物と沈む物を一つずつその中に入れます。浮かぶ物をキリストに希望を持つ人にたとえてください。一緒にモロナイ9：25を読みます。わたしたちが困難な試練に遭っているときに，キリストはわたしたちをどのように「支え」てくださるでしょうか。救い主のことと，励ましを与える主の教えが「とこしえに〔子供たちの〕心の中にとどまる」ようにする方法を子供たちが考えられるよう助けます。

モロナイ7：45－48

「慈愛はキリストの純粋な愛であ〔る〕」

慈愛の賜物を育むのは，生涯にわたる目標です。どうすれば，キリストの純粋な愛を求めるよう子供たちを鼓舞することができるでしょうか。

活動案

• 「慈愛」という言葉はどういう意味だと思うか，子供たちに言ってもらいます。次に，一人の子供にモロナイ7：45を読んでもらいます。（この聖句の中に難しい言葉があれば，子供たちに辞書を引いてもらいます。）慈愛の良い模範となっている知人のことを子供たちに話してもらいます。慈愛が「キリストの純粋な愛」と呼ばれるのはなぜでしょうか（モロナイ7：47）。慈愛に満たされる方法について，48節はどんなことを教えているでしょうか。今週，慈愛を求めて祈り，人に慈愛を示す方法を探すよう，子供たち一人一人に勧めます。

• イエスがどのように慈愛を示されたかを子供たちに考えてもらいます（例えば，ルカ23：34；ヨハネ8：1－11；エテル12：33－34参照）。わたしたちはどうすれば主の模範に従うことができるでしょうか。

• 子供たちに，知っている人の名前を紙に書いて小さな袋か入れ物に入れてもらいます。その入れ物を家に持ち帰って，毎日その中から一人の名前を取り出し，その人に愛を示すことを何かするよう，子供たちに勧めます。その人たちに奉仕した経験は，今後のレッスンで子供たちに話してもらいます。

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家庭で学ぶよう励ます

イエス・キリストにさらに大きな信仰と希望を持とうとしているかもしれない人について考えるよう，子供たちを励まします。今日クラスで学んだことをその人に伝えるよう，子供たちに勧めます。

教え方を改善する

敬虔であるよう励ます。敬虔さの重要な部分は，天の御父とイエス・キリストについて考えることです。小さな声で歌う，歌をハミングする，イエスの絵を飾るなどして，敬虔になることを子供たちに思い起こしてもらうとよいでしょう。

活動ページ：慈愛はキリストの純粋な愛である