セミナリー
エテル6章:ヤレド人,約束の地へ向かう旅をする


「エテル6章:ヤレド人,約束の地へ向かう旅をする」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「エテル6章」『モルモン書 教師用手引き』

エテル6章

ヤレド人,約束の地へ向かう旅をする

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波に襲われるヤレド人の船

約束の地に向かう旅の中で,船に乗り込み,大海を渡るに当たり,ヤレド人がどのような気持ちになったかを想像してみてください。ヤレド人の旅は長く困難でしたが,彼らは主が自分たちの旅路を助けてくださっていることに気づきました。また,主は,わたしたちが死すべき世を生き,天の御父のもとに戻る旅路で助けてくださいます。この課は,聖文を自分自身に当てはめ,人生の旅路で役立つ真理を学ぶのに役立ちます。

人生という旅

死すべき人生は長い旅にたとえることができ,望ましい目的地は永遠の命です。学習帳のページの片側に「わたし」,もう片側に「永遠の命」と書いてください。二つの見出しの間の空白部分に,旅の途中で起こり得て,わたしたちがふさわしい状態で天の御父のもとに帰ることを困難にする障害を幾つか書き出してください。次に,永遠の命を目指すあなたの旅がどのように進んでいるか,そして書き出した障害のうち,あなたが現在直面しているのはどれかを考えてください。

今日は,ヤレド人が船を造り終えた後,約束の地へ向かう旅について学びます。研究しながら,神の御前に戻る旅で直面する障害を克服する助けとなる真理を見つけてください。

聖文を自分の生活に当てはめる

以下の手順は,聖文で読む内容を自分の個人的な状況と比較したり,当てはめたりする助けとなります。学習帳に,「聖文を自分の生活に当てはめる方法」という見出しを書いてください。これらの手順を見出しの下に記録します。

  1. 重要な情報を見つける。

  2. 比較する。

  3. 重要な教訓を見つける。

  4. 実生活に応用する方法を決める。

ステップ1:重要な情報を見つける

エテル6:1-3を読んで,重要な情報を見つけてください。それには,強調されている人,場所,物,行動などが含まれます。

ヤレドの兄弟が以前主のもとに持ってきた石(エテル3:1-6参照)を主が輝かせ,ヤレド人の船に光が得られるようにされたという重要な点に気づいたことでしょう。

ステップ2:比較する

前のステップで見つけた重要な情報は,霊的な物事や自分の生活状況と,どのように比べられるか考えてください。

  • 前のステップで見つけた重要な情報とどのような比較ができましたか。

例えば,あなたは輝く石を,イエス・キリストの教えや模範,聖霊,聖典,生ける預言者など,天の御父がわたしたちを祝福してくださった霊的な光の源にたとえたかもしれません。(詩篇119:105ヨハネ8:121ニーファイ17:13参照。これらの聖句をエテル6:3と相互参照するとよいでしょう。)

ステップ3:重要な教訓を見つける

これらの聖句を自分の生活や霊的なものと比較しながら,どのような教訓や真理が学べるか考えてください。また,天の御父とイエス・キリストについてあなたが学んだことについてもよく考えてください。

  • これらの聖句から,どのような教訓や真理を学びましたか。何があなたの日常生活に役立つと思いますか。

学ぶことができる一つの真理は,天の御父とイエス・キリストは,死すべき世を生きるわたしたちの助けとなるよう,導きと光を与えてくださる,ということです。

ステップ4:実生活に応用する方法を決める

前のステップで見つけた教訓をどのように生活に応用できるか,深く考えてください。

  • わたしたちの生活の中で,神の光に従うため,またさらに受けるためにどのようなことができるでしょうか。

聖文研究を改善する,日々の決断の際に天の御父の導きを祈り求める,聖霊を常に伴侶とするためにさらに努力する,などの行動を思い浮かべたことでしょう。

この話からほかの聖句を当てはめる練習をする

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ヤレド人の船

ヤレド人が約束の地を目指す旅の話の続きを,エテル6:4-12を読んで研究してください。ヤレド人の旅があなたの人生の旅にどのような点で関連するのか,さらに探してください。研究しながら,聖句を自分に当てはめるための4つのステップを実践してください。

これらの聖句が天の御父とイエス・キリストについて教えていることに特に注意しましょう。

  1. 以下の質問に答えてください:

    • 研究したことから,どのような重要な情報を見つけましたか。

    • それらの重要な情報を,自分の生活のどのような場面に当てはめましたか。

    • これらの聖句から,あなたは天の御父とイエス・キリストについて,どのような教訓を学びましたか。

    • これらの聖句の中から,あなたが人生に応用したいことは何ですか。