ティーチング伝道からの再割り当て

ティーチング伝道から奉仕伝道に再割り当てを受けても，その再割り当てが宣教師としての召しに影響を与えることはありません。

変化に対応する

ティーチング伝道から奉仕伝道への再割り当ては，多くの宣教師にとって精神的に大きな痛手となります。様々な否定的な気持ちを抱くこともあるでしょう。しかし，救い主はあなたの状況を確かに御存じであり，あなたに対して完全な愛を抱いておられます。主は今もあなたが奉仕することを望んでおられ，あなたの奉仕を必要とされています。主は地上に戻られる前に，御自分の王国を築くためにあなたの奉仕を必要としておられるのです。
再割り当てを受けた宣教師は，罪悪感を抱くことがよくあります。自分がティーチング伝道を続けられなかったことを後悔するのです。このような罪悪感は，御霊を感じる妨げになることがあります。もしあなたがこのような状況にあるなら，御霊があなたとともにおられることを思い出してください。ティーチング伝道を完了できなかったことに罪悪感を覚える正当な理由など存在しません。あなたは進んで奉仕する精神とふさわしさを持ちあわせています（教義と聖約64：34参照）。
罪悪感は，脳内の化学的な反応から生じることがあります。そのような気持ちは，罪の結果ではないかもしれません。この違いを理解し，認識しておくことが非常に重要です。

それでも成功である

ヒラマンと2,060人の若い兵士たちの話について考えてみましょう（アルマ57：19－27参照）。2,060人の兵士全員が傷を負い，多くは失血のために意識を失いました。全員が生き延びたのは，奇跡的なことでした。一人一人がどれほど多くの傷を負っていようと，2,060人全員が成功を収めたのです。彼らは皆，大義のために進んで仕えました。忠実で，従順で，勇敢でした。あなたも彼らの模範に倣って，忠実な宣教師になることができます。

今日の伝道活動における傷には，身体的，精神的，情緒的な病が含まれる場合があります。これらの病の根源や原因は，多岐にわたります。あなたは奉仕を続け，成功を収めることができます。あなたは進んで奉仕する精神とふさわしさを持ちあわせているため，自分の能力を神の奉仕の業のために使うことができます（教義と聖約4章参照）。

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勉強する宣教師

新しい割り当てに取り掛かるとき，ゲレット・W・ゴング長老の霊感あふれる次の言葉を思い起こしてください。「わたしたちは救い主のために自分の命を失うことによって，自分の命を見いだすことができます。」（「キリストにあって完全になる」『リアホナ』2014年7月号，47）また，救い主の次の約束から，常に強さを見いだすことができます。「すべて重荷を負うて苦労している者は，わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。……わたしのくびきは負いやすく，わたしの荷は軽いからである。」（マタイ11：28，30）

成長し続ける

再割り当てを受けたあなたは，自宅での生活を再開しています。人に依存した以前の生活に戻ることのないように努めてください。あなたはまだ宣教師です。引き続き，以下のような成人としてのスキルを伸ばしていきましょう。

自分の服は自分で洗い，乾かし，アイロンをかけて手入れする。
身だしなみに気を付ける。毎日シャワーを浴び，救い主の代理人としてふさわしい身なりをする。
料理を覚え，食料品の買い出しをして，自分の食事を管理する。
毎日の運動を心がける。
健康と注意力を維持するために十分な睡眠をとる。
毎日個人の福音研究と祈りを行う。
達成可能な目標と副目標を設定し，書き留める。