虐待
会員を保護し,虐待を通報する


「会員を保護し,虐待を通報する」「助ける方法」

「会員を保護し,虐待を通報する」「助ける方法」

会員を保護し,虐待を通報する

虐待とは,他者(子供または伴侶,高齢者,障がい者,その他すべての者)に対する義務の放棄または不当な扱いによって身体的,心理的,性的な危害を加える行為を指します。虐待事件が起こった際に教会が行うべき第一の責任は,虐待を受けた人々を助け,今後受ける可能性のある人々を守ることです。教会の指導者や会員が,被害者や加害者およびその家族に働きかける際には,優しさと思いやりをもって,細心の注意を払う必要があります。

教会の大管長会は,2018年3月26日付けの手紙の中で,虐待に苦しんでいる人々を助けるために愛をもって手を差し伸べるよう教会指導者に勧めています。

「この世界規模の問題は,今日でもわたしたちにとって大きな関心事となっています。わたしたちは,この深刻な問題の影響を受けているすべての人を心にかけ,その方々のために祈っています。

子供,青少年,成人の安全と保護を確実なものとするために,神権指導者および補助組織の指導者の皆さん全員に,虐待の防止と対応に関する既存の教会の方針と指針に精通するようお願いします。」(大管長会からの手紙,2018年3月26日付参照)

教会指導者と会員は,公的機関に虐待を報告するうえで,すべての法的義務を果たす必要があります。教会指導者は,決して虐待についての通報をしりぞけたり,犯罪行為を通報しないよう会員に助言したりすべきではありません。ビショップ,支部会長,ステーク会長は,被害者を助け,通報義務を果たすうえでサポートを受けられるよう,虐待について知る度に教会の宗務ヘルプラインに直ちに連絡すべきです。ヘルプラインの電話番号と詳細については,counselingresources.churchofjesuschrist.orgにアクセスしてください。

また教会の指導者と会員は,被害者や加害者およびその家族が,利用可能であれば,専門家によるカウンセリングやその他の地域社会のリソースとのつながりを持てるように助ける必要があります。神権指導者が加害者に働き掛ける際は,加害者が悔い改め,自分の行動の結果を完全に受け入れ,虐待行為をやめることができるよう助けなければなりません(イザヤ1:18モーサヤ26:29-32教義と聖約64:7参照)。

教会指導者は,ワードまたはステーク評議会で以下のビデオを確認してください。

地域社会と教会のリソース

(下記のリソースの中には,末日聖徒イエス・キリスト教会によって作成,維持,管理されていないものもあります。これらの資料は,追加のリソースとして役立てるように意図されていますが,教会の教義や教えと一致しない内容について,教会が是認するものではありません〔一部のリソースは英語のみ〕。)

虐待の影響を受けた人を助ける方法について,詳しくは以下の資料を参照してください: