2021
教会のための啓示を受けるのはだれか
2021年3月号


『わたしに従ってきなさい』

教会のための啓示を受けるのはだれか

教義と聖約27-28章

3月15-21日

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1830年8月,モルモン書の八人の証人の一人であるハイラム・ページは,黒い聖見者の石を使って,将来のシオンの場所と組織について,二つの啓示を受けたと主張しました。その啓示はジョセフ・スミスにすでに与えられていた啓示と矛盾していましたが,多くの会員がこれを信じました。

教会のための啓示

ジョセフがハイラムの啓示について祈ると,主は次のように教えられました。「わたしの僕〔預言者〕……のほかに,だれもこの教会で戒めと啓示を受けるために任命される者はいない。」(教義と聖約28:2)そして,「〔ハイラムが〕その石によって記録した事柄はわたしから出たものではな〔く〕,……サタンが彼を欺いている」と主は述べられました(教義と聖約28:11)。

ハイラムは最終的に自分の啓示を放棄し,すべての会員が,預言者がキリストの教会の唯一の啓示者であることを全会一致で確認しました。

生ける預言者だけが教会全体のために啓示を受けることができると知っていることは,なぜ重要なのでしょうか。これを知っていると,どんな欺きから守られるでしょうか。

預言者と使徒たちに目を向ける

十二使徒定員会会長代理のM・ラッセル・バラード会長は次のように警告しています。

「大管長会と十二使徒定員会から決して目を離さないでください。わたしたちが皆さんを道に迷わせることはありません。そのようなことは不可能なのです。……

……もしだれかが皆さんに,大管長会と十二使徒定員会が受けていない啓示を自分は受けたと言ってきたなら,その人から逃げてください。」1

  1. M. Russell Ballard, “When Shall These Things Be?”Ensign, Dec. 1996, 57.