『青少年の強さのために』
将来への助けと導き
『For the Strength of Youth―青少年の強さのために』2025年7月号


将来への助け導き

人生は必ずしも計画どおりに進むわけではありませんが、主に頼ることであなたの人生はより良いものへと変わります。

疑問符と道標と男性

時々、世の中は不確かさに満ちているように思えることがあります。自分の将来に何が待ち受けているのか、あなたは疑問に思っているかもしれません。わたしもそう感じていました。

両親とわたしは、わたしが16歳のときに教会に入りました。当時、わたしはとても恥ずかしがり屋でした。教会に入ってから、わたしは自信を得ました。自分が何者で、どこから来て、なぜここにいて、この人生を終えたらどこへ行くのかを学んだからです。

そのとき気づいたのは、自分が人生でどのようなことをするのか詳しくは分からなくても、すばらしい将来へと導いてくれる助けと導きがあるということです。

あなたも同じです!

預言者の導き

1975年に預言者スペンサー・W・キンボール大管長(1895-1985年)が韓国を訪れたとき、わたしは17歳でした。400人ほどの韓国の若者がキンボール大管長の声を聞くために集まった集会で、わたしは大管長を見ました。

キンボール大管長は、自分が若いころからどのように毎日聖文を研究し、祈ってきたかを分かち合ってくれました。優先順位を決めることの大切さについて話してくれました。わたしたちはセミナリーに出席し、伝道と永遠の結婚に備え、救いに向かって努力するべきだと言いました。さらに、証を述べてくれました。

預言者の言葉はわたしの考えに光を注いでくれました。わたしは高校生でしたが、学業には興味がありませんでした。スポーツが大好きだったのです!機会があればいつでもサッカーをしていましたし、勉強せずにサッカーをすることもよくありました。良い生徒ではありませんでした。預言者の話を聞いた後も、相変わらずサッカーを楽しんでいましたが、幾つか優先順位を決めることにしました。

わたしは学業にベストを尽くそうと思いました。伝道に出て、神殿で結び固められて、幸せな家族を持とうと思いました。このすばらしい将来を手にしようとするのであれば、預言者に従う必要があることを知っていました。何があろうともです。

あなたが直面するどんな機会や困難においても、生ける預言者が与えてくれる導きに従うなら、あなたは大丈夫です。

不確かな伝道

わたしは伝道に出る決意をしていましたが、韓国では兵役も義務づけられています。高校卒業後には、多くの若者が軍隊に入り、兵役の義務を果たし、すぐに教育を受けて仕事を見つけていました。伝道活動にさらに2年をささげるのは難しいことでした。当時、韓国人の長老はほんの数人しかいませんでした。

19歳になったとき、決意を守り、伝道の書類を準備して送りました。わたしは韓国釜山伝道部で奉仕するように召されました。1年後、軍隊に召集されました。伝道をやめなければならないことをとても悲しく思いました。

3年後に兵役を終えたとき、自分はまだ伝道を最後まで終えていないと感じていました。皆にはこう言われました。「あなたはもう伝道に行ったのです。主はあなたの状況を御存じですから、1年だけの奉仕でも問題ないでしょう。」

セミナリー時代の親友にどうすべきか尋ねました。彼女は、わたしがもう1年伝道すると知っていると言いました。彼女の信頼は、さらに奉仕することについて自信と確認を与えてくれました。伝道の2年目は、韓国ソウル伝道部で奉仕しました。伝道を終えたときには、25歳になっていました。その後、わたしはその友人と結婚し、わたしたちはハワイ州ライエ神殿で結び固められました。

この経験から、計画したとおりに物事が進まなくても大丈夫だということを学びました。あなたの計画とビジョンがあなたに対する主の御心に合致しているとき、主は人生の決断を助けてくださいます。

すばらしい将来を迎えることができる

自分がどのような人生を送ることになるのか、青少年のころには分かりませんでしたが、霊的なことを最優先することが、この世だけでなく来世でも成功するための鍵だということが分かりました。

あなたは、バプテスマを受けたときに聖霊の賜物を授かりました。受ける促しに心を向けるなら、聖霊があなたを守り、正しい道へと導いてくださいます。慰めと平安も感じられるでしょう。

将来に備えるとき、次のことを覚えていてください:

  • 聖文を研究しましょう。

  • 祈り続けましょう。

  • 預言者に従いましょう。

  • 常に主に頼りましょう。

わたしはあなたの年齢のときに、救い主の属性や特質について、そしてどうすればもっと主のようになれるかについて学びました。主は完全な御方です。わたしはこの世で十分に主のようになることはできませんが、最善を尽くしていますし、そうすることでより良い人になっています。

わたしはイエス・キリストが生きておられることを知っています。主のおかげで、わたしは将来に大きな希望を抱いています。そして、あなたもそうすることができます。