単純化されて構成も変わった2020年青少年のレッスン概要

提供者: シドニー・ワーカー,チャーチニュース記者

  • 2019年10月24日

若い女性たちは日曜日のレッスンで,聖文に出てくる福音のテーマについて話し合います。1月から,アロン神権定員会と若い女性の『わたしに従ってきなさい』の教科課程のクラスは,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』と連動するようになります。

記事のハイライト

  • 2020年の青少年の教科課程では,家庭とセミナリー,日曜学校で学習するのと同じ聖句ブロックに出てくる福音のテーマを学習することになります。

「定員会やクラスで集まるとは,福音のテーマに関するレッスンのために集まるだけでなく,神から与えられている業をどう行うかを話し合う会合を持っているのです。」—中央若い女性会長会ミッシェル・D・クレーグ

今年は年間を通して,アロン神権定員会若い女性のクラスは『わたしに従ってきなさい』の教材からテーマを選んで日曜日の集会で学びます。

2020年から青少年の教科課程では,家庭とセミナリー,日曜学校で学習するのと同じ聖句ブロックに出てくる福音のテーマを学習することになります。

「これは小さな変更ですが,青少年の霊的な養いに大きな効果をもたらすことになります」と,中央若い男性会長のスティーブン・W・オーウェンは,10月の総大会で言っています。(オーウェン兄弟の大会説教は,ここでお読みください。)

アロン神権定員会と若い女性クラスの『わたしに従ってきなさい』の形式は変わらないものの,定員会会長会と若い女性のクラス会長会の責任が拡大し,レッスンの概要は単純化されて構成も変わりました。

中央幹部七十人であり,神権・家族部の管理ディレクターでもあるマイケル・T・リングウッド長老は,まさに必要なときにこの変更が行われて,青少年がさらに良い福音学習を経験できるようになったことを強調し,次のように述べています。

「このほんの小さな変更と連動化がまさに必要なときに行われて,すでに初等協会と日曜学校で連動していた家庭中心の福音学習方法が青少年にまで拡大されて強化されました。セミナリーや若い女性,アロン神権と連動するようになり,家族全員が毎週聖典の同じ部分を学習するようになったのです。」

定員会会長会と若い女性のクラス会長会の責任の拡大

青少年とその指導者たちが1月から目にすることになる変更点の幾つかについて,中央若い女性会長会第一顧問ミッシェル・クレーグと中央若い男性会長会第一顧問のダグラス・D・ホームズは,次のように説明しています。

第一に,概要自体に若干の変更があり,定員会会長会とクラス会長会の責任が拡大して救いの業に重点が置かれるようになりました。

ホームズ兄弟は言います。「自分の所属する定員会やクラスの集会に対して責任を持つのは青少年指導者であって,成人指導者ではありません。この集会の概要では,指導する機会を定員会やクラスの会長会に与えています。」

定員会やクラスの会長会が責任を持っているため,アロン神権定員会と若い女性のクラスで行うことは日曜学校やセミナリーのクラスとは目的が異なると,クレーグ姉妹は言います。

「定員会やクラスで集まるとは,福音のテーマに関するレッスンのために集まっているだけでなく,神から与えられている業をどう行うかを話し合う会合を持っているのです。」

10月の総大会で,クエンティン・L・クック長老とボニー・H・コードン 姉妹が,ラッセル・M・ネルソン大管長の指示の下で,イスラエルを集合させる主の大隊の一員として青少年を強化するための組織の変更を発表しました。(この指導者たちの大会説教は,ここで御覧になれます。)アロン神権と若い女性の集会は,青少年がこの集合の業の中で自分たちの役割をどう果たすかを具体的に計画する場です。

ホームズ兄弟が世界中を旅して出席した定員会集会のうち最高のものは,次の3つを成し遂げていました。

若い男性たちは日曜日のレッスンで,聖文に出てくる福音のテーマについて話し合います。1月から,アロン神権定員会と若い女性の『わたしに従ってきなさい』のクラスは,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』と連動します。

第一に,教化し合う福音についての話し合いが行われていて,第二に,自分たちのワードまたは地域社会で自分たちの助けを必要としているのはだれかを若い男性が話し合っており,そして第三に,組織として行ってその助けを行っていたのです。

これは御霊を受けて集会の概要に従った結果として自然に生じる副産物だと,クレーグ姉妹は言っています。新しい概要は「ともに評議する」「教義を学ぶ」「信仰をもって行動する」という方式に,引き続き従っています。

「青少年たちが力を合わせ,心を一つにして救いの業に携わり,青少年に必要で,青少年が求めている連帯感と目的意識,帰属意識を,そのまたとない経験を通して持てるようになることを願っています」とクレーグ姉妹は言います。

主から自分が承っている用向きを果たしながら教義を学び,それに基づいて行動するならば「福音が心に深くしみ込むようになる」とホームズ兄弟は言っています。

『わたしに従ってきなさい』の家庭学習との連動

福音を青少年の心にさらに深くしみ込ませるために,定員会やクラスの集まりで行われる教義についての話し合いが家庭での福音学習の土台となるようになりました。

選択肢を並べるのではなく,その週の『わたしに従ってきなさい』の概要に関連のある福音の原則についての概要が,集会ごとに掲げられるようになります。レッスンテーマは引き続き,セミナリーで学ぶ9つの基本的な教義に関連したものになります。

もう一つの変更は,若い女性とアロン神権では同じ手引きを使って教えるということです。

ホームズ兄弟が言うには,概要をほかのプログラムと連動させて1冊の手引きにまとめているため,青少年用の『わたしに従ってきなさい』は約3割が従来の内容と同じだそうです。この教科課程は出版される言語も増えます。

言語が増えることについてホームズ兄弟はこう言っています。「簡略化された内容だからというのがその理由です。この福音のリソースがこれほど多くの青少年に使ってもらえることをうれしく思います。」

青少年はモルモン書を家庭とセミナリー,日曜学校で年代順に学習しますが,アロン神権定員会と若い女性のクラス用の『わたしに従ってきなさい』のレッスンでは,その聖句ブロックで教えられている教義を深く掘り下げます。このような福音の学習は,新たに始まった「子供と青少年」プログラムの重要な部分です。

ホームズ兄弟にとって青少年の教科課程の変更とほかのプログラムとの連動は,次世代を強化するために発表されたそのほかの変更と同一線上にあります。

若い女性たちは日曜日のレッスンで,聖文に出てくる福音のテーマについて話し合います。1月から,アロン神権定員会と若い女性の『たしに従ってきなさい』のクラスは,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』と連動します。

ホームズ兄弟は言います。「主がここでタペストリーを織り成していることを,わたしは証します。主は初めから終わりまで御存じです。そして,この部分が主のなしておられることの中にピタリとはまるのです。〔デビッド・〕A・ベドナー長老が教えたように,すべてをキリストにあって一つに帰せしめるというのは,『教訓に教訓,規則に規則』を加えるプロセスです。

それに,ベドナー長老がキリストにある簡潔さも強調したように,物事がかなり単純になってきています。そしてこれは,その一つの例です。」

ジョージア州アトランタの若い女性会長カンディス・クルターは青少年の教科課程の連動を喜んでいます。それは,日曜日の話し合いが「2週間毎」ではなく,レッスンの的を外さずに済むからです。

クルターは言います。「聖典を自分にどう当てはめるかよく考えるということで,それが分かるとこう言います……。『それを基にして自分が神から授かった特質を見つけ,新しいプログラムの4つの分野でどう実行すればいいかしら。』」

家庭とセミナリー,若い女性で学んだことを当てはめながら「パズルのピース」がはまるように福音の教えが一つになるのをワードの若い女性たちが実感するようになることを楽しみにしているとクルターは言いました。

変更後の2020年度アロン神権定員会と若い女性用『わたしに従ってきなさい』の概要は,福音ライブラリーアプリおよびChurchofJesusChrist.orgに四半期ごとに掲載されます。最初の部分が読めるようになるのは12月でしょう。更新版の製本された手引きがお手元に届くのは2021年になります。