映画とテレビ


他のメディアと同様,映画とテレビも多くの情報を伝え,人を高め,健全な娯楽を提供することができます。しかし,映画やテレビ番組の中には,不適切な行動や考え方を自然で望ましくさえあるかのように描写していて,霊に悪い影響を与えるものがたくさんあります。教会の指導者は,この種の娯楽には危険が潜んでいることを家族に警告し,このような娯楽を避け,人々と力を合わせて有害な番組に対して反対の声を上げるよう勧告しています。

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十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード長老は,次のように教えています。

メディアの選択は,生活の中の選択を象徴することになります。テレビや映画の中で,最新の流行や快い刺激,けばけばしいものを選んでいるなら,注意していないと,いずれは生活の中でも同じものを選ぶようになるでしょう。

正しく選択しなければ,メディアは家族を破壊し,子供たちを福音の狭い道から遠ざけてしまいます。大小の画面が映し出す仮想現実の世界では,いつも家族を崩壊させる考えや行動が,楽しく,現代風で,刺激的で,自然であるかのよう に描かれています。メディアは家族に非常に恐ろしい攻撃を仕掛けていますが,それが直接的であからさまな不道徳であることはまれです。狡猾な悪魔は,大多数の人が依然として家族や伝統的な価値観を大切にしていることを承知していて,直接的な攻撃を控えています。むしろ,善悪が取りざたされないように,微妙な表現をするのです。不道徳や性を連想させる表現があまりに蔓延しているため,皆がしているから害はないと思い込んでいる人もいます。この邪悪で有害な問題は,対岸の火事ではありません。わたしたちの家の中に,家族が集まる居間の中にまで入り込んでいるのです。」

今こそ,教会員が声を上げる時です。今こそ,同じ問題意識を持つ多くの人と力を合わせ,全地を覆う不快で,破壊的で,卑劣なメディアの影響力に反対の声を上げる時なのです。

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