わたしに従ってきなさい
ほかの人にとって聖餐をより意義深いものにするにはどうしたらよいでしょうか


「神への務め」

ほかの人にとって聖餐をより意義深いものにするにはどうしたらよいでしょうか

救い主は,主に従う者が毎週主を覚え,その神聖な聖約を更新するための方法として聖餐を定められました。聖餐はわたしたちのために贖罪を通して行われたイエス・キリストの肉と血の犠牲を象徴しています。これらの理由から,聖餐会は最も神聖なものであり,敬虔に深く考え,霊的に力強く生まれ変わる時間であるべきです。アロン神権者として,わたしたちは集会に集った教会員が聖餐に対して意義深く霊的な経験を持てるよう助ける機会があります。わたしたちのふさわしさ,模範,そして証は,聖餐会における会衆の経験に影響を与えます。

霊的に備える

聖餐について学び,自分にとっての聖餐の意味を深く考え,学んだことをほかの人々に教えることができる方法を計画することによって,このレッスンに対して自らを霊的に整えるよう定員会の会員に勧めます。少なくとも1週間前から準備するように勧め,その週のうちに準備を思い起こさせるために定員会の会員に連絡することが最も効果的です。

日曜学校のアウトライン,「どのようにして聖餐をもっと意義深いものにできるでしょうか」を学ぶことはこのレッスンのための良い準備となります。定員会の会員を担当している日曜学校の教師と連携し,日曜学校で聖餐について学んだ後,聖餐について話し合うよう計画してもよいでしょう。

定員会の集会の数日前に,定員会の会員に聖餐についてほかの人々を教えるために使うことができる短いアウトラインを準備してもらい,それを定員会の集会に持って来てもらいます。(定員会の会員は,これを「神への務め」の聖約と儀式を学び教える計画に含めることができます。『神への務めを果たす』184266ページを参照してください。)

定員会の会員がアウトラインを準備する際には,ビデオ「いつも御子を覚え」を参照してもよいでしょう。マタイ26:26-28を読んでもらいます。その際,脚注や聖句ガイドにある関連したジョセフ・スミス訳を含め,3ニーファイ18:1-12も読み,救い主が聖餐を定められたときに与えられた目的を探すように言います。

アウトラインを作るときに以下の質問を検討してもよいでしょう。

  • 聖餐の目的は何でしょうか。聖餐は何を象徴していますか。

  • どのようにすればいつも救い主を覚えることができますか。

  • 毎週,聖餐を受けることは,なぜ大切だと思いますか。

  • どのようにすれば聖餐を受けるためにより良く自らを整えることができますか。

  • どのようにすればアロン神権者は聖餐を執り行う際に救い主の代理として務めることができますか。

救い主の方法で教える

救い主は主の弟子たちを信頼しておられ,ほかの人々に奉仕し,教える機会を与えられました。聖餐について学んでいる事柄をほかの人々に教えるときに,どのようにして定員会の若い男性が祝福されるでしょうか。

定員会の集会を進める

定員会会長会の一員(または祭司定員会におけるビショップの補佐)が定員会の集会を進めます。あらかじめ定員会集会のアジェンダを記入しておくと助けになります。

学ぶ経験を始める

今週のレッスンの導入をするために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えましょう。

  • 集会の初めに数分時間を取って,定員会の会員に静かに聖餐の祈りを読んでもらいます(教義と聖約20:77,79)。また,好きな聖餐の賛美歌の言葉について考えてもらいます。

  • 定員会として,例えば教義と聖約11:2112:842:14などの聖句を読み返し,キリストのように教えることの原則を簡単に振り返ります。今日,聖餐について分かち合った気持ちとともに,これらの原則を心にとどめるよう定員会の会員に勧めます。

一緒に学ぶ

定員会の会員に,自ら準備したアウトラインを基に(小さいグループあるいは定員会全体で)聖餐について互いに教え合ってもらいます。この活動が終わったら,証を分かち合うとともに自らの経験について話してもらいます。学んでいることをほかの人々と分かち合うことは,なぜ大切なのでしょうか。

アウトラインを準備しなかった若い男性がいる場合,定員会集会中に準備する時間を与えます。その際,上記の「霊的に準備する」の指示に従ってもらいます。可能であれば,その中の何人かに学んだことをお互いに分かち合えるよう時間を与えます。

行動するように勧める

学んだことを分かち合うよう定員会の会員に勧めるために,以下のアイデアについて考えます。

  • 定員会の各会員に,聖餐の教義について自分が理解していることや証を分かち合うことができる人々を特定してもらいます。例えば,家族,定員会のあまり活発でない会員,若い女性や初等協会のクラス,またはホームティーチャーとして訪問する家庭で教えることができるでしょう。だれを選んだかを定員会に伝えるよう,定員会の各会員に依頼します。直接分かち合うだけでなく,ソーシャルメディアを通して分かち合うこともできることを定員会の会員に提案してもよいでしょう。

  • 定員会の会員がワード内の幾つかの家庭を訪問し,聖餐について教えることができるように時間を調整します。(ビショップリックの一員またはワード伝道主任が,例えば,新しい改宗者,パートメンバーの家族,または定期的に聖餐会に出席していない家族など,このような訪問によって恩恵を受けるであろう家庭を選択するのを助けてくれるかもしれません。)定員会会長からの助けを借りて,定員会の会員を二人組にして,それぞれの同僚ごとにこれらの家族のいずれかを訪問するよう割り当てます。(可能であれば,その週のうちに定員会の活動と一致するようこれらの訪問を予定します。青少年の活動ウェブサイトの「学んだことを分かち合う」を参照してください。)移動が制限される場合,定員会の会員には自分自身の家族を教えるよう割り当てることができます。

今後の定員会の集会で,定員会の会員にその経験を分かち合ってもらいます。