わたしに従ってきなさい
どうすればよりよいホームティーチャーになれるでしょうか


どうすればよりよいホームティーチャーになれるでしょうか

神権者として,わたしたちは「自分の義務を学び,……まったく勤勉に遂行するように」命じられています(教義と聖約107:99)。アロン神権者の最も重要な義務の一つは,キリストのもとに来るようにすべての人を招くことです(教義と聖約20:59参照)。祭司と教師にはさらに,「各会員の家を訪れて,……常に教会員を見守り,彼らとともにいて彼らを強める」という義務もあります(教義と聖約20:47,53)。これらの義務を果たす方法の一つは,ホームティーチャーとして仕えることです。わたしたちは教えるよう割り当てを受けた人々を愛し,見守り,そして強めるときに,ホームティーチャーとして最も効果的に仕えることができます。

霊的に備える

あなたは,より良いホームティーチャーになるためにどんなことをしてきましたか。ホームティーチングはあなたとほかの人々の生活をどのように祝福してきたでしょうか。どのような経験を若い男性と分かち合うことができるでしょうか。

若い男性はホームティーチングについてどのように感じているでしょうか。どのような経験を彼らはお互いに話すことができるでしょうか。

注―このレッスンを準備するに当たり,ホームティーチャーとして奉仕している定員会の会員に,自分たちのホームティーチングの同僚がこの定員会集会に出席するよう招き,より良いホームティーチャーになることについての話し合いに参加してもらうとよいでしょう。

以下の聖句と資料をよく祈って研究します。どうすれば若い男性はより良いホームティーチャーになるよう促しを受けるでしょうか。

『神への務めを果たす』28-2952-5376-77

アルマ18:12-4022:4-18(アンモンとアロンの模範)

教義と聖約20:46-59(アロン神権者はキリストのもとに来るようにすべての人を招く義務がある)

ジェフリー ・ R ・ホランド「教会の使者」  or 『リアホナ』2016年11月号,61-67

トーマス・S・モンソン「まことの羊飼い」『リアホナ』2013年11月号,61-68

ホームティーチャーの責任」『手引き 第2部―教会の管理運営』7.4.1

ビデオ―「ホームティーチング―アロン神権者を励ます」

救い主の方法で教える

あらゆる状況において,救い主は教えを受ける人々にとって,模範であり,指導者であられました。ホームティーチャーとしての自らの義務を果たそうと努めるとき,若い男性はあなたやほかのメルキゼデク神権者の模範からどのように学ぶことができるでしょうか。

若い男性に指導する機会を与える

定員会会長会の一員(または祭司定員会のビショップ補佐)が,定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし,(聖文と小冊子『神への務め』から)神権の義務について教え,神への務めを成し遂げた経験を分かち合うように励まします。また,福音のレッスンを教えるよう,アドバイザーまたは定員会の会員に依頼します。このための準備として,会長会集会の間に 定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。

学ぶ経験を始める

先週のレッスンを復習し,今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えてください。

  • 先週のレッスン中に受けた割り当てを達成するために何をしたか,報告するよう若い男性に勧めます。

  • 若い男性に,ホームティーチャーとしての経験,またはホームティーチャーに訪問してもらった経験を話すように勧めます。なぜ主は神権者にホームティーチャーとして家族を訪問するように求めておられるのでしょうか。

一緒に学ぶ

このレッスンの目的は,若い男性がよりよいホームティーチャーになるための計画を立てられるように助けることです。若い男性に,定員会集会中に小冊子『神への務め』に計画を書くための時間を与えます。彼らに互いに計画を分かち合うように勧めます。今後の定員会集会で,彼らに,ホームティーチャーとして奉仕したときの経験を発表するように勧めます。

  • 一緒に教義と聖約20:53を読み,若い男性に,ホームティーチャーが「常に教会員を見守り,彼らとともにいて彼らを強める」方法のリストを作成する(または絵を描く)ように勧めます。若い男性はホームティーチャーとしてどのように成長できるでしょうか。ビショップ,大祭司グループリーダー,または長老定員会会長を招待し,良いホームティーチャーになる方法について定員会に話してもらってもよいでしょう(『神への務め』5276参照)。若い男性に,これらの指導者にホームティーチングについて尋ねたい質問を前もって考えてきてもらうとよいでしょう。若い男性に,小冊子『神への務め』の「行う」の項(55または77ページ)を開き,よりよいホームティーチャーになるための計画を立てるように勧めます。

  • トーマス・S・モンソン大管長の話 「まことの羊飼い」またはジェフリー ・ R ・ホランド長老の話「教会の使者」に出てくる物語を,若い男性に一人一つずつ読んでもらいます。 一人一人に教室の前に出てきて,読んだ物語を自分の言葉で話し,その話が,どうしたらさらに良いホームティーチャーになれるかについてどんなことを教えているかを発表してもらいます。若い男性たちにとって,ほかにこれらの話のどんな事柄が印象に残ったでしょうか。

  • 定員会を二つのグループに分け,さらに良いホームティーチャーになるためにできることを各グループに書き出してもらいます。 何分かたったら,一つのグルーブには,ジェフリー ・ R ・ホ ランド長老の話「教会の使者」の一部を読んで,分かったことをさらに書き出してもらいます。別のグループには『手引き 第2部』 の  7.4.1   を読んで,分かったことをさらに書き出してもらいます。書きだしたことをグループに読み上げてもらい,今度のホームティーチングの訪問で実行することを,若い男性に一人一つずつ選んでもらいます。定員会の会員に,良いホームティーチングの訪問の様子をロールプレイしてもらいます。

  • ビデオ「ホームティーチング―アロン神権者を励ます」を見せ,若い男性に,アロン神権者がホームティーチングに参加できる方法を探してもらいます。ビデオで見たことと似ていて,若い男性が紹介できる経験にはどのようなものがあるでしょうか。このビデオから,若い男性はホームティーチャーとして向上するために役立つどのようなことが学べるでしょうか。

  • 定員会の半分にアルマ18:12-40のアンモンについて,また,もう半分にアルマ22:4-18のアロンについて読んでもらいます。彼らに,より良いホームティーチャーになるのに,アンモンとアロンから学べることを探し,発表してもらいます。例えば,御霊に従い,愛を込めて教えたこと,必要を満たせるよう,教えを適応させたこと,証を述べたこと,聖文を用いたこと,質問をしたことなどです(この活動は『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の193ページにある個人学習の活動から取ったものです)。

若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。より良いホームティーチャーになる方法が理解できたでしょうか。何を感じ,どんな印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「誠実なあらゆる意見に対してあなたが肯定的に対応するならば,生徒が話し合いに参加する自分の能力について自信を持つように助けることになる。例えば,次のように言うとよい。『答えてくださったことを感謝しています。とても深く考えられた意見です。』あるいは……『よい例ですね。』『今日皆さんがお話ししてくださったすべてのことに感謝しています。』」(『教師,その大いなる召し』64)

画像

ビデオ―「絵を使う」

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行動するように勧める

司会をしている若い男性が閉会行事を行います。彼は以下を行うことができます。

  • 定員会が今日学んだことを基にした,ホームティーチングについての短いプレゼンテーションを準備するのを助ける。今後の定員会集会で,それを長老定員会と分かち合ってもよい。

  • 数週間のうちに,自分たちが経験していることを話すよう勧められていることを説明する。