トランスジェンダー
移行について教会はどのような立場を取っていますか


「移行について教会はどのような立場を取っていますか」『トランスジェンダー:自分について理解する』

「移行について教会はどのような立場を取っていますか」『トランスジェンダー:自分について理解する』

移行について教会はどのような立場を取っていますか

「教会指導者は,出生時の性別と異なる性に移行すること(『性転換』)を目的とした任意の医療処置や外科処置を思いとどまるように勧めます。指導者は,それらの行動を取ることが,教会会員資格を制限する原因になると忠告します。

指導者はまた,社会的な移行をしないように助言します。社会的な移行には,自分が出生時の性別とは違う性別であることを示すために,服装や身だしなみを変えたり,名前や代名詞を変えたりすることが含まれます。指導者は,社会的な移行をする人は,その移行期間中,教会会員資格の制限を受けることになると勧告します。

この制限には,神権や神殿推薦状を受けることや行使すること,また一部の教会の召しを受けることが含まれます。教会員としての特権の一部は制限されますが,それ以外の教会への参加は歓迎されます。

トランスジェンダーの人で,医療的,外科的,社会的に別の性に移行することを求めず,ふさわしい人は,教会の召しや神殿推薦状,神殿の儀式を受けることができます。

子供や青少年,成人の中には,性別への違和感や自殺願望を和らげるために,資格ある医療専門家からホルモン療法を受ける人もいます。そうした治療を始める前に,本人(および未成年者の親)が潜在的なリスクと利点を理解しておくことが重要です。そのような会員が,異性への移行を試みておらず,ふさわしい場合,教会の召しや神殿推薦状,神殿の儀式を受けることできます。

会員が,自分が希望する名前や呼ばれたい代名詞に変えることを決断した場合,希望する名前を会員記録の『通称』欄に記載することができます。ワード内で本人の希望する通称で呼んでもらうことができます。」 (General Handbook: Serving in The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints〔『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』〕,38.6.21Transgender Individuals〔「トランスジェンダーの人」〕から和訳)

「教会は,人々がトランスジェンダーを自認する原因についての見解を表明していません。」(General Handbook〔『総合手引き』〕,38.6.21から和訳)