「17.福音を教える」『総合手引き 抜粋』(2023年)
「17.福音を教える」『総合手引き 抜粋』
17.
福音を教える
わたしたちは,人々が天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を強めるのを助けるために福音を教えます。
17.1
キリストのような教え方の原則
福音を教えるとき,親や教師や指導者は,偉大な教師であられるイエス・キリストの模範に従います。
指導者は,キリストのような教え方について,下記の原則を各々の組織の教師に伝えます。これらの原則は,『救い主の方法で教える』の中で詳しく説明されています。
17.1.1
教える人々を愛する
救い主が行われるすべてのことには,主の愛が表れています(2ニーファイ26:24参照)。
17.1.2
御霊によって教える
教師は,準備するときや教えるときに御霊の導きを求め,日々御霊の影響を受けるにふさわしい生活を送るように努めます。
17.1.3
教義を教える
教師は救い主の模範に従って,救いに不可欠な福音の真理に焦点を当てます。また,聖文や末日の預言者の教え,承認された教科課程の資料を使って教えます。
17.1.4
熱心に学ぶよう勧める
教師は,会員が責任をもって自分自身の福音学習を行うように励まします。
17.2
家庭を中心とした福音の学習と教授
教会の指導者と教師は,家庭を中心に福音を学び教えるように勧め,支援します。
また,福音を学ぶ方法や教える方法について自分自身で霊的な導きを求めるように会員を励まします。おもなリソースは,聖文と総大会のメッセージであるべきです。
17.3
指導者の責任
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救い主の方法で福音を学び,教えることにより模範を示す。
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自分の組織で教えられている事柄が,確実に信仰を築くものであり,教義的に正しいことを確認する。
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自分の組織の教師を継続的に支援する。
17.4
教師評議会集会
教師評議会集会において,教師たちはキリストのような教え方の原則について評議します。また,福音の学習と教え方を改善する方法についても意見を交わします。リソースとして,『救い主の方法で教える』を使用します。
教師評議会集会は,四半期ごとに,日曜日の50分間のクラス時間中に開かれます。