「わたしは自分が教会に溶け込んでいないように感じます。どうしたらよいでしょうか？」『障害と奉仕：個人』

わたしは自分が教会に溶け込んでいないように感じます。どうしたらよいでしょうか？

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Boy with walker and woman walk down hallway

ジーン・B・ビンガム姉妹は次のように述べています。「それぞれ特定の軌道や場所に個別に置かれた星々のように，わたしたちは周りの人たちに影響を及ぼします。皆さんは唯一無二の存在なので，皆さんにしかできない独特な方法で〔ほかの人に〕祝福をもたらすことができます。」¹

時々，自分は教会に溶け込んでいないように感じるのは，だれにでもあることかもしれません。外見がほかの人と違うから，または話し方が違うから，考え方が違うから，振る舞い方が違うから，自分はそこに属していないと感じることがあるかもしれません。さらには自分は何も貢献できないと感じることもあるでしょう。実際は，そうではありません。イエス・キリストの教会においては，だれもが必要とされています。「からだが一つであっても肢体は多くあり，また，からだのすべての肢体が多くあっても，からだは一つであるように，キリストの場合も同様」なのです（1コリント12：12）。

ディーター・F・ウークトドルフ長老は，大管長会の一員だったときに，だれもが必要なのはなぜなのか次のように説明しています。「兄弟姉妹，そして愛する友人の皆さん，わたしたちはあなたにしかない才能と物の見方を必要としています。世界中に様々な個人とグループを持っていることがこの教会の強さなのです。」²

あなたが周りの人々のことを知り，そして周りの人々にあなたのことをもっとよく知ってもらって，あなたにしかない才能や能力を理解してもらうために，あなたができることを以下に幾つか示します。

自己紹介をする。時間を取って，自己紹介をし，ほかの人々と自分との間の共通点を見つけます。これは，人間関係を築くのに役立ち，だれもが自分は歓迎されていると感じられるようにするのに役立ちます。思ったより多くの共通点が見つかるかもしれません。
必要に応じて助けを求める。あなたが福音を学び，教会が主催する活動や礼拝に参加する助けとなる調整を，恐れずに求めてください。多くのケースで，一人のための小さな調整がしばしば全員に恩恵をもたらします。例えば，あなたが集会用の印刷されたプログラムを読むのが困難な場合，大きな文字で印刷してほしいと頼めば，集会に出席した多くの人々に喜ばれるかもしれません。集会で人々の話を聴くのが困難な場合は，聴覚補助装置の使用を頼みましょう（ほとんどの礼拝堂に用意されています）。また，クラスでビデオを再生するときには字幕を表示してほしいと教師に頼んだり，レッスン中に声を出して祈ったり資料を読んだりするときにはその準備ができるよう事前に伝えてほしいと教師に頼んだりするとよいでしょう。
ほかの人々に仕える機会を祈りながら求める。ほかの人々に仕えることは，その人たちのことを知り，ほんとうの友情を育むための最善の方法の一つです。天の御父は，だれに仕えることができるかあなたが知るのを助け，その人の必要としていることを最善の方法で満たすためのアイデアについて霊感を与えてくださいます。