初等協会テキストと分かち合いの時間
分かち合いの時間,ならびに聖餐会での子供の発表に関する指示


分かち合いの時間,ならびにせいさん会での子供の発表に関する指示

初等協会会長会および音楽指導者へ

聖文は神の言葉です。皆さんが祈りの気持ちで聖文を読み,聖文やこの概要の中で教えられている原則を応用するなら,初等協会で子供たちにイエス・キリストの福音を教えるために霊的に備えられるでしょう。また,今年教える福音の原則には,天の御父の計画,イエス・キリストの使命,預言者の役割,教会の回復,神殿の祝福などがありますが,子供たちがこれらの原則を理解できるように,聖文を使って助けることができます。聖文を用いることによって,初等協会にたまを招くことができ,子供たちが聖霊の影響力を感じられるような雰囲気を作り出すことができます。その影響力によって,初等協会のすべての子供たちが「わたしは聖文が真実であることを知っています」と言えるように助けることができるでしょう。

皆さんの献身的な奉仕に感謝しています。皆さんのために祈っています。また皆さんの持つ,子供たちを愛し,イエス・キリストの福音を教える能力を信頼しています。

中央初等協会会長会

分かち合いの時間のための指示

福音を教える

本冊子を用いて,毎週分かち合いの時間の中で行う15分のレッスンを教える準備をします。毎週行うレッスンの補助資料として,『フレンド』『リアホナ』など,教会が承認しているその他の資料を用いてもよいでしょう。以下の指針は,レッスンを計画し行う際の助けとなるでしょう。

教える生徒を愛する─子供たちの名前を覚え,子供たちの関心,才能,必要に気づくことにより,子供たちに愛を示します。

たまによって教義を教える─レッスンを準備するとき,導きを祈り求め,教える原則に対するあかしを強めるよう努力します。これは御霊によって教える助けとなるでしょう。

学ぶように促す─この冊子は教える内容だけでなく,子供たちを教え,熱心に学ぶように彼らを励ます方法を知る助けとなることを目指して作られています。毎回レッスンの中で以下の3つの事柄を行うときに,いっそう効果的に教義を教えることができるでしょう。

  1. 教義を明確にする─子供たちが学ぶ教義を明確に紹介します。言葉と視覚教材の両方を使って導入する方法を考えます(例として,3月と7月の第1週のレッスンを参照)。

  2. 理解を促す─歌を歌う,ロールプレーをする,聖文を読むなど,子供たちを学習に参加させる様々な教授法を用いて,子供たちが教義をより深く理解できるようにします。

  3. 応用を促す─子供たちが教わった教義を自分の生活に当てはめる機会を与えます。子供たちが教義に関連した思いを表現したり,目標を設定したりする方法を考えます。

本冊子には,1年の一部の週については完結したレッスンを,そしてその他の週については完結したレッスンではなく,教えるためのアイデアが掲載されています。これらのアイデアに皆さんのアイデアを付け加えてください。本冊子のほかのレッスンを読むことにより,新たな方法が見つかることもあります。5週目の日曜日がある場合には,前に教えたレッスンの復習をしてください。皆さんはレッスンのための活動を計画し,準備する際に御霊の導きを得ることができます。

レッスンの準備は音楽指導者と一緒に行ってください。歌を歌うことは教えている教義を強調するうえで役立ちます。時には,レッスンの一部を教えるのにクラスの教師とその生徒に手伝ってもらってもよいでしょう。

幾つかのレッスンでは,ゲストの話者を招いて初等協会へ参加してもらうことが提案されています。そのような人を招待する場合には,ビショップまたは支部会長から事前に承諾を得ます。

レッスンには,教える力を向上させるうえで役立つ,教えるための提案がついています。また,活動がどのようなものか分かるように絵も含まれています。教える技術を磨くことは大切ですが,子供たちの心に教義を確信させる御霊を招くのは,皆さん自身の霊的な準備と証です。

歌の時間

初等協会における音楽は,けいけんな雰囲気を作り,福音を教え,子供たちが聖霊の導きと歌がもたらす喜びを感じられるように助けます。分かち合いの時間のうち,20分を使って歌を歌い,音楽を教えてください。そうすれば,新しい曲を教え,子供たちが楽しんで歌うのを助けるのに十分な時間が得られます。

本冊子には,今年子供たちが学ぶ新しい曲が1曲載っています(28ページ参照)。また,「初等協会で音楽を活用する方法」(26-27ページ参照)という項目や,子供たちに歌を教えるためのその他のアイデア(7ページ参照)が掲載されています。

せいさん会での発表の指針

聖餐会での子供の発表は,ビショップまたは支部会長の指示の下に第4四半期に行われます。年度の早い時期に初等協会を担当するビショップリックまたは支部会長会の顧問と会い,発表日の予定について話し合います。最終的な計画が出来上がった時点で,その顧問の承認を得ます。

分かち合いの時間の毎月のテーマに基づいて子供たちが発表できるよう計画してください。年間を通じ,発表の中で使う可能性も考えて,子供たち一人一人の話や経験を記録に残しておきます。今年のテーマについて子供たちが学んだことを分かち合えるように準備するとき,会衆が子供の教える福音の教義に注目できる方法を考えます。ビショップリックの一人が最後に短く話をします。

発表の準備をする際には,以下の指針に留意してください。

  • 練習のためにクラスや家族の時間を不必要に奪うことのないようにします。

  • 聖餐会での発表で,視覚教材,衣装,映像メディアを用いることは適切ではありません。

画像
children and teachers in chapel

発表で使われる歌は,大小様々なグループで,あるいはソロ,デュエット,また家族で,あるいは弦楽器の伴奏に合わせて歌うことができます。子供たちが歌詞をよく理解し,心を込めて歌えるようにしてください。

本冊子で使用されている資料

本冊子では,全体を通じて次のような記号や略称が使われています。

『歌集』───『子供の歌集』

『教師,召し』───『教師,その大いなる召し』

多くのレッスンには絵や写真を活用するための提案が載っています。『福音の視覚資料集』,『福音の視覚資料セット』,初等協会教師用手引きに付属している視覚資料,教会機関誌,教会のウェブサイトimages.lds.orgに掲載されている資料などから絵や写真を見つけることができます。

2016年度教科課程

一般教科課程

託児──『あなたがたの幼い子供たちを見なさい』;ひかり──『初等協会1』;CTR4-7──『初等協会2』;勇者8-11──『初等協会4』

基礎教科課程

ひかり──『初等協会1』;CTR4-7──『初等協会2』;勇者8-11──『初等協会4』