2021
パトリシオ・M・ジュフラ長老
2021年5月


パトリシオ・M・ジュフラ長老

中央幹部七十人

パトリシオ・M・ジュフラ長老の父親ががんで亡くなったとき,彼は4歳でした。子供のころから,自分の人生はなぜ不公平なのか神様に尋ねながら成長していきました。

「わたしの父は,良い夫,良い父親,良い稼ぎ手でした」とジュフラ長老は昔を思い出します。「どうして父は死ななければならなかったのだろう。」

約10年後,パトリシオと母親が専任宣教師に出会って福音を受け入れた時に答えを得て,理解することができました。

救いの計画が彼に希望を与えました。家族の喪失を理解する助けとなったのです。「わたしたちが教会に入るように,父が道を備えてくれました」と長老は言います。

バプテスマを受けたときから,イエス・キリストの福音はジュフラ長老の人生をしっかりと支えています。「教会はわたしの人生です。」「いままでずっと教会に属していたような気がします。」

1989年に特別な瞬間が訪れました。ユタ州オグデン神殿で,両親と亡くなったきょうだいたちに結び固められたのです。儀式の後,母親がささやきました。「お父さんがいたのが分かったわ。」

パトリシオ・マウリシオ・ジュフラ・バルガスは,チリのバルパライソで1962年4月6日にラザロ・ダンテ・ジュフラ・リフォとオルガ・ローザ・バルガス・カナレスの間に生まれました。チリのバルパライソで育ち,マリア・ユージニア・ゴンザレス・オルモスとチリ・サンティアゴ神殿で1992年に結婚しました。夫妻には4人の子供がいます。

ジュフラ長老はブリガム・ヤング大学で,1990年にマーケティングと翻訳・通訳の学士号を,そして1994年に経営学の修士号を取得しました。

ウッドグレイン・ミルワークの購買部長(1994-1996年),アルベニウス・チレナの販売部長とオペレーション担当マネージャー(1996-1998年),カーボテック・チリの本部長(1998-1999年),アルコテックスSA(2000年-現在)で働いてきました。

ジュフラ長老はこれまでに,チリ・オソルノ伝道部の専任宣教師,ステーク幹部書記,ステーク若い男性会長,ビショップ,ステーク会長として奉仕してきました。中央幹部七十人として召される前は,南アメリカ地域の地域七十人として奉仕していました。