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不安を抱えた子供を助ける6つの方法
親は様々なリソースや方法を通して,苦しんでいる子供を助けることができます。
不安障害を克服しようとしている子供がいることは,親にとって大きな課題となり得ます。しかし神は,子供が身体的,知的,霊的,社会的,情緒的に成長するのを助けようと努力している親を助けると約束しておられます。1
子供と青少年は,成長し,新しいことを経験していく際,心配事や恐れを抱きます。しかし,不安や恐れを感じることは,不安障害と同じではありません。過度な心配が続くようになったら,親は専門家の助けを求めるとよいでしょう。
心配事,悩み,不安の程度にかかわらず,親は以下のアイデアを用いて,子供が不安へ対処するのを助けることができます。
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子供が心配するのを許容してください。心配するのをやめるように言われて心配するのをやめる子供はいません。心配事は子供の人生において重要な役割を果たします。話をさえぎられることなく気持ちを吐き出す時間を子供に与えることは,一緒に解決策について意見を出し合い始めるのに役立ちます。
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子供に説教するのではなく,一緒に話し合ってください。不安が高まると,子供たちは「もしこうなったら」や,「自分にはできない」という気持ちに襲われることがあります。親は,子供が自分の感情を認識し,それについて洗いざらい話せるよう助けることができます。
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子供に手段を提供してください。以下のアイデアは,子供が自分の気持ちを処理し,その気持ちを克服する助けとなります。さらなる方策を立てるために,“Facing Challenges: A Self-Help Guide”(〔『困難に立ち向かう:セルフヘルプのためのガイド』〕)を活用してください。
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深呼吸の練習をする。
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ストレスボールを握り締める。
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気持ちを書き留める。これは家族歴史のためのものではありません。感情を処理するために書いてください。正直に書いてください。後で捨ててもかまいません。
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心配な気持ちをはね返し,それらに対する見方を変える。あなたの心配事は現実のものではないかもしれません。あるいは,たとえ実在していたとしても,強調しすぎているかもしれません。自分の心配の種を,より役に立つ方法で見るにはどうすればよいでしょうか。
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友人から助けを得る。信頼できる友人と問題について話し合うことにより,強い支援を得ることができます。
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子供にセルフケアの練習をすることを教える。良いセルフケアは,不安に対処する能力を高めます。以下の基本的な健康上の必要に焦点を当てます:
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常に十分な睡眠を取る。
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健康的な食事を取る。
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水分をたくさん摂取する。
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休憩時間を日程に含める。
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自由に野外遊びをする。
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毎日運動する。
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子供に度々共感してください。「共感とは,ほかの人たちの感情を察し,相手が考えていること,感じているだろうことを理解する能力のことです。共感とは,単に相手のために感じることではなく,相手と一緒に感じることです。」2相手の気持ちを認めてください。圧倒されたり,怖がったりしている人の場合は,一緒に座るだけで助けになることもあります。
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完璧主義とふさわしくありたいと願うこととの違いを認識してください。完璧主義は多くの場合,愛ではなく恐れに端を発していることを子供が理解できるように助けてください。恥への恐れ,失敗への恐れ,罰への恐れ,反対意見への恐れ,落胆への恐れといった恐れから生じるのです。これは,主が自分に期待しておられる事柄を誤解するときに起こり得ます。それによってわたしたちは「的のかなたに」目を向けてしまうことがあります(モルモン書ヤコブ4:14)。主が定めておられる以上のことを自分に期待して,それが達成できないと,自分を不必要に苦しめてしまうのです。
一方,ふさわしくありたいという望みは多くの場合,神に対するわたしたちの愛と,自分が神に愛されているという感覚から生じるものです。この望みは,従順,聖約,悔い改めの道へとわたしたちを導いてくれます。これは,救い主が招いておられるように完全になりたいという望みです(マタイ5:48参照)。具体的には,謙遜であろうと努め,「神の御心に添わないものをすべて拒」もうと務めることであり,そうすれば,神の恵みによりイエス・キリストによって完全になることができます(モロナイ10:32参照)。