2018
光はいつもそこにあります
2018年6月


大切なメッセージ

光はいつもそこにあります。

2017年10月の総大会における説教から。当時ウークトドルフ長老は大管長会第二顧問を務めていました。

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the light is always there

わたしは,地球という惑星の周りを機長として飛んでいたときに,神の創造物の美しさと完全さにいつも魅了されました。特に,地球と太陽との関係に引き付けられました。それは,暗闇と光のあり方について深い教訓を与えてくれます。

周知のとおり,24時間の間に夜は昼に変わり,昼は夜に変わります。

では,夜とは何でしょうか?

夜は,影にすぎません。

夜が最も深いときでさえ,太陽は光を放つのをやめず,いつもと同じように明るく輝き続けます。しかし,地球の半分は暗闇の中にあります。

光がないと暗闇が生まれます。

夜の暗闇が訪れても,わたしたちは太陽が消えたと落胆したり心配したりはしません。太陽がなくなった,死んでしまったなどとも思いません。自分は影の中にいて,地球は自転し続け,やがて太陽の光がまた自分に届くことを理解しています。

暗闇は,光がないことの現れではありません。ほとんどの場合,光を受けるのに適した場所にいないだけなのです。

同様に,霊的な光はすべての神の創造物を照らし続けています。

天の光とイエス・キリストの福音の真理を見るのに適した場所にいられるかどうかは自分自身にかかっています。夜が訪れて世界が暗く見えるときにも,キリストの光の中を歩くことを選び,戒めを守り,主の実在と偉大さについて勇敢に証をすることができます。

謙遜な祈りの中で神に心を向ける度に,主の光を身に受けます。聖典の中に主の言葉と御心を見いだそうとする度に,光は明るく輝きます。助けを必要としている人に気づき,自分の快適さを犠牲にして愛の手を差し伸べる度に,光は広がり,増します。誘惑を拒み,清さを選ぶ度に,また赦しを求め,赦し,勇敢に真理を証する度に,光は闇を追い払い,光と真理を求めている人々を引き付けます。